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ぼっちハイキング

精神科看護師という職業は私がなりたくてなったものであり、3度の飯より精神科看護が好きだ。
いや、3度の飯はまた別だ。
飯は大事。

「ひどい!アタシと飯とどちらが大事なのよ!!」と精神科看護がヒステリーを起こすようなことがあったら優しくこう言ってやろう。

お前と飯を比べるなんて出来ないよ。


これを読んで下さっている心優しき方々もさすがに「さっきから何を言ってるんだコイツ」と思い始めた頃だろう。
皆様の優しさに甘えていないでちゃんと書こう。

何が言いたいのかというと
「いくら好きでやってる仕事でもたまに頭の中がグチャグチャのゴチャゴチャのギュウギュウ詰めになっちゃって、アハハハ〜もう知〜らない!て投げ出したくなっちゃう時があるよね♪」
ということを言いたいのである。

しかし当然ながら投げ出すわけにはいかない。そんなことは出来ない。

それでも患者さんから日々うけとる無数の言葉や、その言葉のもつ意味に時々圧しつぶされそうになってしまう。
「言葉」で頭と心が満杯になってしまうのだ。

そうなると「言葉を持たないもの」の中に身を置きたくなる。

なので私は定期的に「ぼっちハイキング」に出かけている。

ぼっちに意味がある。
誰かと一緒ではダメだ。
言葉が生まれてしまう。
私は「ひとり」である時間をとても大切にしている

たとえ堂本光一に「一緒に行きたい」と懇願されても、そこは丁重にお断りする。
(場合によっては一緒に行く。
いや、ぜひ一度は一緒に行ってみたい。)

樹木は圧倒的に優しい
圧倒的に頼もしい
ひっそり咲く花も美しい
初めて見た花

杖を置き、小径を初めて3往復もできた。
ゆっくり一歩一歩あるく私の話を、樹々たちはそうっと聴いてくれている。
そして頷いたり笑ったりするように時々さらさらと風に揺れた。

こんな風に何気なく大きな優しさで患者さんの言葉に耳を、心を傾けることができたら良いのだがそれの何と難しいことか。
自然とやらには到底かなわない。

なんと健気だろう


オマケ:
ぼっちハイキングの最後に「ラブ」まで見つけてしまった!ラッキー₍₍ (ง ˙ω˙)ว ⁾⁾♡♡

ハート♡♡




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