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「若いうちは尻と恥はなんぼでも掻くのだ」

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マヌケとは、一体なんだろうか。迷惑ばかりかけるトラブルメーカーの存在は、結果私たちを飛躍的に成長させてくれる。そのメカニズムを解き明かした時、人類は新たなる時代へと進化を遂げるの…
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当たり

当たり

9月の最初の金曜日、帰宅するなり、荷物が届いていて驚いた。

荷物が届いて驚くなんてことは、そうそう、あるわけではないが、これは、驚いたのだ。

送り主が、北陸名糖と、なっている。

つまりは、まさか、当たったのか?

大きな声を出して、騒いだので、キッチンの家内が、私を叱った。

リキくんが、驚いてしまうよ!

心の中の、リトルkojuroが、すまなさそうに、つぶやいた。

ごめん、ごめん、リキ

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最善の選択

最善の選択

人生は、死ぬまで「選択」の連続である。我々は朝起きて寝る間にどれだけ選択をしているのか?
9000回だそうだ。1日でだ。
2日で、18,000回。3日で27,000回と、我々の選択に終わりがないわけだが、日常のなんでもない選択から人生を左右する重要な選択まで、しっかりと意識をしておこなっているのか甚だ疑問である。
選択を意識的にできるのは1人でいる時が多いだろう。他者が介在すると自分の選択が通らな

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「低学歴コンプレックスの黒い思惑」

「低学歴コンプレックスの黒い思惑」

私は紛れもなく純度100%で、不純物なしのクリアーなマヌケである。
その透明度たるや、地中海のランペドゥーサ島に匹敵する勢いを持っていると自負している。

さて早速だが、私は超学歴コンプレックスだ。敢えてさまざまにあった事情はここでは割愛させていただくが、私の最終学歴は中学校だ。
高校には進んだものの、敢えなく2年の初夏にクビになった。

だから社会に出たのは16歳だ。
そんな私が、社会から学び、

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「猛吹雪、決死のタクシー探し」

「猛吹雪、決死のタクシー探し」

物語の登場人物には必ず必要な役がある。

サスペンスでは、タイミングの悪い目撃者か、うっかり勘違いをして逃げ出したてしまった部下。

恋愛モノでは、早とちりをしてしまった親友だろうか。

ホラーでは、最初から自信過剰で主人公を馬鹿にしているそこそこイケメン。

もう、お解りいただけると思いますが、タイトルにもある通り、これらの物語には

マヌケ、という不可欠な存在が必要なのである。物語の大半は、事

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