バシリスクこなみ

シャニマス声優とシャニマスの話、それに絡めた「推し」という概念の話ぐらいかしら、するの…

バシリスクこなみ

シャニマス声優とシャニマスの話、それに絡めた「推し」という概念の話ぐらいかしら、するのは、

記事一覧

映画『ルックバック』感想 大切なたった一つの言葉

創作とは、基本的に孤独な作業だ。 この『ルックバック』においても、創作者の常に背中ばかりが映し出される。机に黙々と向かい、誰と話すでもなく無限に作品を描き続ける…

日記 宇宙に放り出される

めちゃくちゃ好きな漫画に「君と宇宙を歩くために」という漫画がある。日頃の生活に性質上なかなかなついていけない人々の話で、そのうちの一人が「なじめないとき、自分だ…

いつのまにか、宙に浮いている人々へ。『君と宇宙を歩くために』レビュー

今回、マンガ大賞として『君と宇宙を歩くために』が選ばれた。 この作品が出た当初からめちゃくちゃ気に入ってたのでこれきっかけに書いてみることにする。 ・『宇宙』に…

誰がハチワレを、責めれるだろうか

反語です。 何となくは、わかっていたことだ。 ちいさくてか弱い存在が、デカくて強い力を手に入れたら狂うことは分かっていたが、今まで主人公サイドでそれが描かれるこ…

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シャニアニ総括 〜一体何を描きたかったのか〜

※本編にはアイドルマスターシャイニーカラーズ アニメーションの3章までのネタバレを含みます。 また、客観的な視点に努めていますが、ネガティブな意見も書かれます。 …

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ルカは何故ユニットを組むのだろうか?

※下記考察は、2023/7/24時点での情報を考慮の上で考察したものを主軸とし、10月31日時点で最後に加筆・一部修正を加えたものです。 ※ルカやコメティックに関するメタ的視…

5.5th前にルカから読み解くコメティック予想

こんにちは。本日10月21日11時半ごろ、シャニマス5.5thDay1の5時間前ぐらいです。 本日の5.5thではなにかしらコメティックに関するいろんな情報が出るだろうなーと思って…

オタクが言う”キモい”という”褒め言葉”とはなんなのか

”キモイ”というワードそのものについてはあんまり語ることがない。 何故なら人によって環境によってそりゃ定義も中身もあんまりにも違いすぎて、話が広すぎてこのワード…

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コラム:創作する脳ってみんな持ってるよねって話

創作って大変だ。 だけどもたぶん、みんなできることではある。考えるまでは。 「えー創作ってムズイよ」 というのはわかる、全然。俺全然書けてない。ムズイ。 けど 「…

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「救済」から見る斑鳩ルカの周囲

キリスト教的観点からの救済の考察に関しては素人なので先人に任せる。 一般的に身近に触れる「救済」、どちらかというと「救う」「救われる」に近いか。その辺りを考えて…

シャニマスの「実在性」について

・はじめに本論は響きハレPさん「シャニマスにおける「実在性」の2方向のずれについて」(https://fusetter.com/tw/td3ZNb1h#all)を元に書いていますが、あくまでも感想文…

日記:思い出のアニメイトは、カレーの匂い

カレー屋の前を通ると、当たり前だけどカレーの匂いがする。 特にインド系のカレー屋は結構しっかり匂う。 そのインドカレーの匂いを嗅ぐたびに、真っ先に思い出すのは何…

承認欲求のない創作とはなにか

どうも、しがない文字書きです。 フォロワー200人もいないのになんかだらだら文章書いてる人間が言うからこそ多少根拠のある話を書こうと思う 近年「承認欲求強すぎて創作…

シャニ5thDay1 お気持ち表明文

シャニマス5thライブDay1、もうなんだか高山Pのコメントを受けてさらに訳の分からないことになってきた。 高山Pが問題だと思っている点と、私が問題(というか不満?)だと…

斑鳩ルカ ジエピソード 1(※ネタバレ)

これを受けてジエピソード1を読んで。 (※なるだけ毎日更新しようかな。心の動きを機微に記録しておきたい) 今のところ特にいつも通りのシナリオだな~~~~って感じ…

斑鳩ルカの加入で思ったこと

※この文章は3月20日23時頃、21日のシナリオ追加前に記述しています。 ・ライブのラストの笑顔の中で5thライブのやはり最後の真顔のルカは忘れることはない。 あれはずっ…

映画『ルックバック』感想 大切なたった一つの言葉

創作とは、基本的に孤独な作業だ。
この『ルックバック』においても、創作者の常に背中ばかりが映し出される。机に黙々と向かい、誰と話すでもなく無限に作品を描き続ける。

もちろん、みんなと一緒に書くこともあるだろうし、それを誰かに見せることもあるだろう。
しかし、創作時間の大半は、孤独なのである。
物理的に仮に誰かがいたとしても、その人が私の作品の出来を保証してくれると限らない。私の作品を買ってくれる

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日記 宇宙に放り出される

めちゃくちゃ好きな漫画に「君と宇宙を歩くために」という漫画がある。日頃の生活に性質上なかなかなついていけない人々の話で、そのうちの一人が「なじめないとき、自分だけ宇宙に浮いたような感じになって、歩けなくなる感じ」と言うのだけど、その表現がとても好きだ。

自分もよく、宇宙に放り出される。
宇宙に放り出されると言っても、もう大人だ。学生や新入社員であれば、「浮いているぞ!!!」という人間もいるやもし

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いつのまにか、宙に浮いている人々へ。『君と宇宙を歩くために』レビュー

いつのまにか、宙に浮いている人々へ。『君と宇宙を歩くために』レビュー

今回、マンガ大賞として『君と宇宙を歩くために』が選ばれた。
この作品が出た当初からめちゃくちゃ気に入ってたのでこれきっかけに書いてみることにする。

・『宇宙』に浮いている感覚。社会が遠い感覚。まずはここで一話が無料で読めるため読んでみてほしい。
以降この一話の内容に触れていく。
一応、読んでいない人にもわかるようには書いていく。

こういう言い方だと少し失礼かもしれないが、作品の設定そのものは特

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誰がハチワレを、責めれるだろうか

誰がハチワレを、責めれるだろうか

反語です。

何となくは、わかっていたことだ。
ちいさくてか弱い存在が、デカくて強い力を手に入れたら狂うことは分かっていたが、今まで主人公サイドでそれが描かれることはあまりなかった。

主人公サイドでなくても、直接的にはほとんど書かれてこなかった。むしろ、モモンガは小さくてかわいい存在になってかわい子ぶって楽しんでいるし、モモンガの中の人(でかつよになった子)も、デカくて強い力を手に入れたのに、終

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シャニアニ総括 〜一体何を描きたかったのか〜

シャニアニ総括 〜一体何を描きたかったのか〜

※本編にはアイドルマスターシャイニーカラーズ アニメーションの3章までのネタバレを含みます。
また、客観的な視点に努めていますが、ネガティブな意見も書かれます。
「自分は楽しかったからネガティブな意見は見たくないよ」という方は読まないことをお勧め致します。
一万字あるよ。

シャニアニを1〜3章まで全て見終わった。

総合的な感想をまず述べると、「中途半端だな〜!」という感想だった。
どこの層に1

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ルカは何故ユニットを組むのだろうか?

ルカは何故ユニットを組むのだろうか?

※下記考察は、2023/7/24時点での情報を考慮の上で考察したものを主軸とし、10月31日時点で最後に加筆・一部修正を加えたものです。
※ルカやコメティックに関するメタ的視点も含めた考察、かつ、ルカシナリオに関するネタバレが含まれます。

※2023年10月31日追記
3カ月ほど寝かせていた記事ですが、追加情報は新曲ぐらいで、おおまかな予想の部分においては変わりがなかったので、一部結論だけ考えが

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5.5th前にルカから読み解くコメティック予想

5.5th前にルカから読み解くコメティック予想

こんにちは。本日10月21日11時半ごろ、シャニマス5.5thDay1の5時間前ぐらいです。

本日の5.5thではなにかしらコメティックに関するいろんな情報が出るだろうなーと思っています。
何せ初登場で、今までライブにチラ見せとかもなかったのに、いきなり登場の上に歌唱です。しかも2Days、しかもユニットの分け方も新規組と初期組と何やら意図的な分け方。
ライブの中心となって動くことはまず間違いな

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オタクが言う”キモい”という”褒め言葉”とはなんなのか

”キモイ”というワードそのものについてはあんまり語ることがない。
何故なら人によって環境によってそりゃ定義も中身もあんまりにも違いすぎて、話が広すぎてこのワードそのものでは語りようがない。

ただ、”褒め言葉としてのキモイ”はどうだろうか。

褒め言葉として本来使われることはあまりないというか、だいたいが侮辱や自虐といった悪い意味でしか使われないワードなので、褒め言葉として使われるのはレアである。

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コラム:創作する脳ってみんな持ってるよねって話

創作って大変だ。
だけどもたぶん、みんなできることではある。考えるまでは。

「えー創作ってムズイよ」

というのはわかる、全然。俺全然書けてない。ムズイ。
けど

「ゼロから考えるのムズイよー」

ということはないと思っている。

これは創作を一切しない人向けへの言葉なので、
0を1にするのではなく1を10に膨らますのは実際ムズイし、
だいたい自分はそこの創作で詰まることが多いのでそれはわかる。

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「救済」から見る斑鳩ルカの周囲

キリスト教的観点からの救済の考察に関しては素人なので先人に任せる。
一般的に身近に触れる「救済」、どちらかというと「救う」「救われる」に近いか。その辺りを考えていく。

まずこの記事の根幹になっている自分の考えを述べておくと、
「人ひとりが、人ひとりを救おうとすることはおこがましい」
ということである。
これは人が人を「手助け」したり、「手伝う」ことは出来るし、「支える」ことは出来るが、最終的には

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シャニマスの「実在性」について

・はじめに本論は響きハレPさん「シャニマスにおける「実在性」の2方向のずれについて」(https://fusetter.com/tw/td3ZNb1h#all)を元に書いていますが、あくまでも感想文となります。
若干元文章で言いたい主旨と表現がずれている可能性があります。
必ず元文章をお読みの上で、こちらの文章はお読みください。
また、「感想」と述べているのも、あくまでも「論じる」ことは出来ていな

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日記:思い出のアニメイトは、カレーの匂い

カレー屋の前を通ると、当たり前だけどカレーの匂いがする。
特にインド系のカレー屋は結構しっかり匂う。

そのインドカレーの匂いを嗅ぐたびに、真っ先に思い出すのは何故かアニメイトだった。

昔高校時代一番行っていた地元のアニメイトすぐ横にインドカレー屋があったからだとは思う。
だけども別にアニメイトに行くたびにそこのインドカレー屋に通っていたとか、そのインドカレー屋が美味しそうで気になっていたとか、

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承認欲求のない創作とはなにか

どうも、しがない文字書きです。
フォロワー200人もいないのになんかだらだら文章書いてる人間が言うからこそ多少根拠のある話を書こうと思う

近年「承認欲求強すぎて創作できない~」「一人で書くなんてできない~」みたいな議論が多いので、それについて書く。

ぶっちゃけ、先に言っておくと、承認欲求だけをめちゃくちゃ求めるやつにとって、僕のようなたかだかフォロワー200人(しかもだいたい知り合いの相互フォ

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シャニ5thDay1 お気持ち表明文

シャニマス5thライブDay1、もうなんだか高山Pのコメントを受けてさらに訳の分からないことになってきた。
高山Pが問題だと思っている点と、私が問題(というか不満?)だと思っている点は根本的に違ったようで、よくわからない釈明を受けた。
以前、納得できない点が多いためつづっていく。

※否定的な意見が続きます。
コンテンツに対する批判であり、”コンテンツを肯定する人”に対する攻撃や批判ではありません

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斑鳩ルカ ジエピソード 1(※ネタバレ)

これを受けてジエピソード1を読んで。
(※なるだけ毎日更新しようかな。心の動きを機微に記録しておきたい)

今のところ特にいつも通りのシナリオだな~~~~って感じだけどこのぐらいの詰め込み方の10話でこれ加入まで行けるの・・・?
え???ってちょっと思った
ぶっちゃけ普通のコミュぐらいの量あると思っていたので、
これで10話…うーんちょっと足りないのでは??と思った。
先のnoteでも触れたように

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斑鳩ルカの加入で思ったこと

※この文章は3月20日23時頃、21日のシナリオ追加前に記述しています。

・ライブのラストの笑顔の中で5thライブのやはり最後の真顔のルカは忘れることはない。
あれはずっと引っかかっているし、あれの周りがずっとニコニコわらってハッピーエンドで終わろうとしていたから余計に引っ掛かりがある。
当然ながら、皆が皆、ルカのために黙るなんてことはしない。ルカが真顔だからって会場がシーンとなるわけはない。私

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