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毎日に役立つ!おうち療育手帳

発達障害のあるお子さんに家庭でどのようにアプローチすればよいかをお伝えしていきます。 療育も大切ですが、ママやパパにとっては育児そのもの。 だからこそ、日常生活の中に効果的な療育… もっと読む
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#小学校

【就学活動】見えない障害への合理的配慮

【就学活動】見えない障害への合理的配慮

先日、ふと思ったことがあるので
今日はそれをお話ししていきます。

小学校への就学の際に
発達に心配があるお子さんは
「就学相談」という行政のサービスを
利用することになります。

就学相談については
様々な意見があるでしょうが、
就学相談がある地域がほとんどで、
ない地域もあります。

私が教員をしていた頃、
品川区では就学相談をなくしたと
耳にしたことがありますが、
今はどうなのか分かりません

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学校からの手紙を持ち帰れないお子さんへの手立て

学校からの手紙を持ち帰れないお子さんへの手立て

発達に心配があってもなくても、
小学校に入学すると
誰もが直面するのが
この「手紙問題」ではないでしょうか?

特別支援学級や特別支援学校なら
先生方が丁寧にサポートしてくださるし、
この「手紙問題」を十分承知なので
必ず持ち帰らせてくださいます。

でも、通常の学級に在籍していると
これがなかなか難しいもの。

それもそのはず。

担任の先生一人当たりの
児童の人数が5倍くらい
違いますからね。

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担任の先生に不安を感じたら

担任の先生に不安を感じたら

新年度になり、
今年一年お世話になる担任の先生も
決まったことだと思います。

学期はじめ、年度始めの保護者会も
そろそろ終わったことでしょう。

今後気になるのは、
個人面談や家庭訪問。

この場でお子さんのことを
たっぷりとお話をしたいところです。

ところで。

担任の先生、といっても
お子さんへの配慮やサポートが
十分期待できそうな方と
そうでない方とに
分かれると思われます。

保護者の

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「学校に行きたくない」と子どもが訴えてきたら。

「学校に行きたくない」と子どもが訴えてきたら。

私が子どもだった頃は、
「登校拒否」という言葉が
当たり前だったのですが、
今は「不登校」という言葉が
一般的になりました。

要するに、
「登校拒否」だと、本人だけが原因だ、
という言葉の印象があり、
それを周囲の環境から考えての
本人の事情、というように
捉えるようになった表れです。

言葉での表現は
また別の機会に譲ります。

今日は、この「不登校」について
学校教育に携わってきている
私の

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発達検査が受けられなかったことが心配なら。

発達検査が受けられなかったことが心配なら。

「初めまして」が
苦手すぎるお子さんの中には、
発達検査を希望したとしても
当日になって建物にも入れない、
というケースがあります。

ママさんのお立場では、
お子さんは一人であるため、
発達検査を受けられなかったことに対して
大きなショックを感じてしまうかも
しれませんね。

「発達検査を受ける」ということ自体、
ママさんにとっては
ドキッとしてしまいます。

その思いと
一緒に過ごすことができ

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特別支援教育に否定的なあなたへ。

特別支援教育に否定的なあなたへ。

私が教育の仕事に始めて出会ったのは
大学生の時。

学習塾の講師をしていました。

これまでは、
教育を受ける立場でしたが
それが逆転。

最初は、毎日が新鮮であり
大変であり、でしたが、
だんだんと板書の仕方が上達したり
教え方も上手くなっていきました。

塾講師をアルバイトとして
ようやく板についてきた頃に
私は塾講師を辞めて、
小学校の教員になりました。

学習塾と公立の小学校。

「学習」

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「語彙を増やしたい」というご相談。

「語彙を増やしたい」というご相談。

あなたのお子さんの語彙は、
年齢相応、というか
日常生活を送る上で
困るほど少ない、ということは
ありませんか?

年齢相応の語彙力がないと
先生の話を聞くことは
もちろん難しくなってきますし、
そもそも1対1の会話ですら
支障をきたしてしまいます。

さらに、
語彙が少ない場合は
言葉による表現も
稚拙にならざるを得ません。

こうなると、当然ながら
同年齢のお子さんと過ごすには
なかなかの苦労

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適性就学を選択できなかった子どもの未来

適性就学を選択できなかった子どもの未来

まず、
あなたにお伝えしたいことがあります。

それは、
この記事がとても切ないものになる、
ということです。

切ない部分は、
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担任の先生からの“お呼び出し”の意味

担任の先生からの“お呼び出し”の意味

みなさんは、
担任の先生に「お呼び出し」を
されたことがありますか?

病気とか怪我とか、
そういうことではなくて
おりいった話です。

つまり、
幼稚園や保育園、
それから学校で集団活動をする際に
お子さんが困っている、
あるいは今後困るであろうと、
心配をなさってあなたに声をかけた場合です。

このようなことが初めてだという
あなたとしては
ドキドキしてしまうでしょう。

もしかしたら
拒否し

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私が厳しく指導するたった一つのこと。

私が厳しく指導するたった一つのこと。

昔から、なのだが
私は「見た目とは全然違う」と
言われます。

しっかり者に見えるそうですが、
中身は天然だそうです。

「天然」といわれても
ピンとこないのですが、
かつて肌身離さず持ち歩いていた
書籍たちの著者である
宮台真司教授は
天然が最も生きやすいと
彼の著書に記していました。

宮台真司教授の書籍は
最近は全く読まなくなりましたが
オススメなのが
「サイファ!覚醒せよ」です。

大学生

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学校教育と子どもの思い

学校教育と子どもの思い

学校教育の頑なさと
お子さんの意思の強さ。

ここがうまく折り合いがつかないために
しなくてもよい苦労をしている
ママさんが案外多いなと
元教員の私としては感じます。

私たちが子どもだった頃の学校と、
今の学校は違う性質です。

学校は昔より
もっと繊細になっていますし、
几帳面になっています。

それは、時代を反映していることが
原因なのだと思われます。

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ママが毎日悩む!小学校の宿題

ママが毎日悩む!小学校の宿題

みなさんのお子さんは
小学生でしょうか?

それとも未就学のお子さんでしょうか?

今回は、
小学校の宿題に悩めるママさん向けの
お話をさせていただきます。

小学校の宿題問題は、
発達障害のあるお子さんのママさんであれば
誰もが必ず悩むことになりますので、
未就学のお子さんのママさんにも
是非お読みいただきたいと
思っております。

では、早速、
お話を進めていきますね。

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身につけておきたい○○ 第9回

身につけておきたい○○ 第9回

就学前に身につけておきたいこと。

今回9回目のお話になります。

これからお話する内容は、
ズバリ「給食」のことです。

偏食傾向が強いお子さんのママさんは
特に心配があると思いますし、
ご相談もたくさん寄せられるのが
このお悩みです。

・・・ということで、
早速お話を進めていきますね。

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身につけておきたい○○ 第8回

身につけておきたい○○ 第8回

今回お話することも
毎日の学校生活を送る上では
必要なことです。

さらに先の将来のことを言えば
このことができれば
お子さんの自律がまた一つ
保証されるのです。

こんな素晴らしいことはありませんよね。

もちろん、
障害の程度によっては
サポートが必要な場合もあります。

「今、こうだから・・・」と
諦めることはもったいないです。

できるようになる「いつか」のための
準備をしておきましょう。

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