Ayum Tanak

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    自作の俳句集。ここでは自由に、新興な句を作りたい。

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記事一覧

夏猫

夏猫 あくまで気高く わざとそこにいて わたしの心の中の問いに 応える

Ayum Tanak
9日前
5

剥がれゆくもの

目をつむり 呆然とするわたしから ぽろぽろぽろぽろ 剥がれ落ちる 乾いた何か それ以上剥がれたら わたしの身体(からだ)は かたちを失ってしまうじゃないか

Ayum Tanak
2か月前
8

【短い詩】黒い波

黒い砂浜に黒い波が寄せる そして引く もう終わるのですよ 寄せる 引く 引いたままもう戻ってこないかもしれない 寄せたまま満ちて沈んでしまうかもしれない 終わるのです…

Ayum Tanak
3か月前
10

【短い詩】そこにある理由 2024062301

晴れと雨を繰り返す 均された土地 露わな石 洗われて そこにある理由

Ayum Tanak
3か月前
6

【定型詩】退廃の夏2024062101

夏至ののち退廃満ちる夏がくる

Ayum Tanak
3か月前
2

【短い詩】おとなって 20244061001

なんの芽かなと思っても 葉っぱが開いたあたりで なんの木かわかっちゃった そんなおとなになったけど 楽しいの? つまらないの?

Ayum Tanak
3か月前
6

雨風【あたらしい短歌】2024052801

雨風を雨め風ぜと書きあめかぜとしたい気がする今日の雨風

Ayum Tanak
4か月前
4

口答え【短い詩2024052101】

理不尽な日は 月にも星にも口答え

Ayum Tanak
4か月前
5

漂って【短い詩】2024051901

漂って 透明になる 疲れたな

Ayum Tanak
4か月前
5

永遠の過去【新しい短歌】2024050201

灰色の石の道紅い花瓣ひとつ 永遠の過去から来たのかも

Ayum Tanak
5か月前
9

『風が吹く』【短い詩】2023121601

落ち葉をすべて落としたあとに それらを運ぶ風が吹く

Ayum Tanak
9か月前
9

父さんの秘密【140字小説】二次元父さんシリーズ20231205第④話

身体が冷えて手も足も動かない。もう眠気に抗う事もできない。(あぁ……わたしは死ぬんだな。)と思った時、何らかの権限を持つ『神様』が現われおっしゃった。「次元をワ…

Ayum Tanak
10か月前
6

【短歌】鳥になる 2023111101

舞う枯葉時に鳥へと変わりゆき変われしものは曇天に消える

Ayum Tanak
10か月前
7

俳句「夏の末」2023090901

腐肉喰らふ鳥ら鳴きをり夏の末

Ayum Tanak
1年前
8

やはらかな詩集【短歌2023070401】

謹呈の栞もそのままわがもとへ 古書として来しやはらかき詩集

Ayum Tanak
1年前
17

七月の静かな朝

七月の静かな朝 音よもどるな 静かなだけで 爽やかなのだから 晴れた空も わたしの思いも

Ayum Tanak
1年前
7
夏猫

夏猫

夏猫
あくまで気高く
わざとそこにいて
わたしの心の中の問いに
応える

剥がれゆくもの

剥がれゆくもの

目をつむり
呆然とするわたしから
ぽろぽろぽろぽろ
剥がれ落ちる
乾いた何か

それ以上剥がれたら
わたしの身体(からだ)は
かたちを失ってしまうじゃないか

【短い詩】黒い波

【短い詩】黒い波

黒い砂浜に黒い波が寄せる
そして引く
もう終わるのですよ
寄せる
引く
引いたままもう戻ってこないかもしれない
寄せたまま満ちて沈んでしまうかもしれない
終わるのですよ

【短い詩】そこにある理由 2024062301

【短い詩】そこにある理由 2024062301

晴れと雨を繰り返す
均された土地
露わな石
洗われて
そこにある理由

【短い詩】おとなって 20244061001

【短い詩】おとなって 20244061001

なんの芽かなと思っても
葉っぱが開いたあたりで
なんの木かわかっちゃった

そんなおとなになったけど
楽しいの?
つまらないの?

雨風【あたらしい短歌】2024052801

雨風【あたらしい短歌】2024052801

雨風を雨め風ぜと書きあめかぜとしたい気がする今日の雨風

『風が吹く』【短い詩】2023121601

『風が吹く』【短い詩】2023121601

落ち葉をすべて落としたあとに
それらを運ぶ風が吹く

父さんの秘密【140字小説】二次元父さんシリーズ20231205第④話

父さんの秘密【140字小説】二次元父さんシリーズ20231205第④話

身体が冷えて手も足も動かない。もう眠気に抗う事もできない。(あぁ……わたしは死ぬんだな。)と思った時、何らかの権限を持つ『神様』が現われおっしゃった。「次元をワンランクダウンして生きてはどうだ。」と。返事をした記憶はないが、わたしは生き返った。二次元父さん。つまり幽霊として。

【短歌】鳥になる 2023111101

【短歌】鳥になる 2023111101

舞う枯葉時に鳥へと変わりゆき変われしものは曇天に消える

俳句「夏の末」2023090901

俳句「夏の末」2023090901

腐肉喰らふ鳥ら鳴きをり夏の末

やはらかな詩集【短歌2023070401】

やはらかな詩集【短歌2023070401】

謹呈の栞もそのままわがもとへ
古書として来しやはらかき詩集

七月の静かな朝

七月の静かな朝

七月の静かな朝

音よもどるな

静かなだけで

爽やかなのだから

晴れた空も

わたしの思いも