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固定された記事

140字小説2021070101『時』

「あなたには永遠を1単位あげましょう。」と神様はおっしゃった。「1永遠はどの位の長さですか?」「永遠は時間です。時間は箱のようなもので、その一箱が1永遠です。」「…

Ayum Tanak
2年前
93

永遠の過去【新しい短歌】2024050201

灰色の石の道紅い花瓣ひとつ 永遠の過去から来たのかも

Ayum Tanak
1日前
8

『風が吹く』【短い詩】2023121601

落ち葉をすべて落としたあとに それらを運ぶ風が吹く

Ayum Tanak
4か月前
9

父さんの秘密【140字小説】二次元父さんシリーズ20231205第④話

身体が冷えて手も足も動かない。もう眠気に抗う事もできない。(あぁ……わたしは死ぬんだな。)と思った時、何らかの権限を持つ『神様』が現われおっしゃった。「次元をワ…

Ayum Tanak
5か月前
6

【短歌】鳥になる 2023111101

舞う枯葉時に鳥へと変わりゆき変われしものは曇天に消える

Ayum Tanak
5か月前
6

俳句「夏の末」2023090901

腐肉喰らふ鳥ら鳴きをり夏の末

Ayum Tanak
7か月前
7

やはらかな詩集【短歌2023070401】

謹呈の栞もそのままわがもとへ 古書として来しやはらかき詩集

Ayum Tanak
10か月前
17

七月の静かな朝

七月の静かな朝 音よもどるな 静かなだけで 爽やかなのだから 晴れた空も わたしの思いも

Ayum Tanak
10か月前
7

【あたらしい短歌】2023061701呼ぶふり逃げるふり

暗黙の了解ねことわたくしとわたし呼ぶふりねこ逃げるふり

Ayum Tanak
10か月前
8

【あたらしい短歌】2023061601おはよう

地球へもおはよう言いたくなりました朝ひさびさに晴れていたから

Ayum Tanak
10か月前
5

【俳句】猫のパトロール

立葵猫怠らぬパトロール

Ayum Tanak
10か月前
8

【短歌】雨の底2023060701

雨の底に痛み持つ身を沈ませて誰にも依らぬ重き魂

Ayum Tanak
11か月前
8

どうでもいいこと

「どうでもいいこと」って、昔、船で荷物を運ぶ時に緩衝材として詰めたというシロツメクサのようなものかも。 どうでもいいけどどうでもよくない。 なんでもいいけどなんで…

Ayum Tanak
11か月前
8

【悲しい雨】あたらしい短歌2023051901

青空をささえられなくなっただけ 悲しい雨はもう降らない

Ayum Tanak
11か月前
7

今日の雨はよくない。

音を楽譜にできるってどういうことなのかな。 わたしは音を聞いても音楽にはできない。 音楽にはならないけど、言葉にはなる。 彩りが迫ってくるから、絵が描けたら絵には…

Ayum Tanak
1年前
7

あたらしい短歌20230405桜の匂い

満開の桜の匂い透明な脳奥にある何かに届く ※脳奥(のうおう)

Ayum Tanak
1年前
8
140字小説2021070101『時』

140字小説2021070101『時』

「あなたには永遠を1単位あげましょう。」と神様はおっしゃった。「1永遠はどの位の長さですか?」「永遠は時間です。時間は箱のようなもので、その一箱が1永遠です。」「箱は限りがありますが永遠なのですか?」「箱は膨張し続けるのです。」私は、やがて私を取り込むであろう箱を育てている。

『風が吹く』【短い詩】2023121601

『風が吹く』【短い詩】2023121601

落ち葉をすべて落としたあとに
それらを運ぶ風が吹く

父さんの秘密【140字小説】二次元父さんシリーズ20231205第④話

父さんの秘密【140字小説】二次元父さんシリーズ20231205第④話

身体が冷えて手も足も動かない。もう眠気に抗う事もできない。(あぁ……わたしは死ぬんだな。)と思った時、何らかの権限を持つ『神様』が現われおっしゃった。「次元をワンランクダウンして生きてはどうだ。」と。返事をした記憶はないが、わたしは生き返った。二次元父さん。つまり幽霊として。

【短歌】鳥になる 2023111101

【短歌】鳥になる 2023111101

舞う枯葉時に鳥へと変わりゆき変われしものは曇天に消える

俳句「夏の末」2023090901

俳句「夏の末」2023090901

腐肉喰らふ鳥ら鳴きをり夏の末

やはらかな詩集【短歌2023070401】

やはらかな詩集【短歌2023070401】

謹呈の栞もそのままわがもとへ
古書として来しやはらかき詩集

七月の静かな朝

七月の静かな朝

七月の静かな朝

音よもどるな

静かなだけで

爽やかなのだから

晴れた空も

わたしの思いも

【あたらしい短歌】2023061601おはよう

地球へもおはよう言いたくなりました朝ひさびさに晴れていたから

【短歌】雨の底2023060701

【短歌】雨の底2023060701

雨の底に痛み持つ身を沈ませて誰にも依らぬ重き魂

どうでもいいこと

どうでもいいこと

「どうでもいいこと」って、昔、船で荷物を運ぶ時に緩衝材として詰めたというシロツメクサのようなものかも。
どうでもいいけどどうでもよくない。
なんでもいいけどなんでもよくない。
そしてそれは意外と可愛らしいものなのかも。

【悲しい雨】あたらしい短歌2023051901

【悲しい雨】あたらしい短歌2023051901

青空をささえられなくなっただけ
悲しい雨はもう降らない

今日の雨はよくない。

音を楽譜にできるってどういうことなのかな。
わたしは音を聞いても音楽にはできない。
音楽にはならないけど、言葉にはなる。
彩りが迫ってくるから、絵が描けたら絵にはできる気がする。
描けないけど。

今日の雨はよくない。
わたしを梳いて試そうとしてくる。

あたらしい短歌20230405桜の匂い

あたらしい短歌20230405桜の匂い

満開の桜の匂い透明な脳奥にある何かに届く
※脳奥(のうおう)