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レスト・イン・ピース・トゥ・ザ・ガーディアン・フロム・シヴィライゼーション#10&エピローグ
#10 「オウロォォォン!」「オウロォォォン!」モアイデーモンが組体操を始め、捻じれ狂い鞭めいた動きを開始した!「イヤーッ!」「イヤーッ!」背中の電子光翼をはためか…
フレンド、ヒア・アー・マイ・フェアウェル・ワーズ
「ヨッ」アカシマは開かれたドアから差し込むLEDボンボリの明かりに照らされ、目を細めながら手を上げた。「思ったより元気そうじゃないか」ドアを開けた家主、ベンカイの顔は逆光で見えづらかった。
だが、明かりに目が慣れればその血色のいい顔が喜びに満ちているのがよく分かった。大学の頃は瘦せぎすで、目が落ち窪んでいる、どこにでもいるような典型的なナードだった男も、売れる小説家になれば存外健康的になるものか
2023に書いたのの振り返り
風邪引いて調子が悪いタイミングにnoteを徘徊してたら今年の振り返り企画みたいのがあったから便乗する。
アイ・アム・ザ・ワン・フー・セレクツ・ゾーズ・フー・マスト・セーブドゥのラストとNノーツのやつら 去年から書いてたのが今年に突っ込んで来たあれが今年に突っ込んで来たのが今年一本目&二本目。ここまで222とかのあれ以外で長編書いたのはこれが初かな?
書いててこうかなーああかなーをこねくりまわ
レスト・イン・ピース・トゥ・ザ・ガーディアン・フロム・シヴィライゼーション#10&エピローグ
#10 「オウロォォォン!」「オウロォォォン!」モアイデーモンが組体操を始め、捻じれ狂い鞭めいた動きを開始した!「イヤーッ!」「イヤーッ!」背中の電子光翼をはためかせ、デンタータとファウンドはきりもみ回避!デンタータの電子腕の爪が伸び、モアイデーモンの表面を剥いた!
「アバーッ!」「アババババーッ!」モアイデーモン組体操が崩壊!しかし!「貸せ!鞭打とはこうやるのだ!」肉の巨人の腕から血管と植物の
時代遅れの鼻つまみ者/時代が求めた■■■#パルプアドベントカレンダー2023
1 街から離れた真夜中の雪原で、一人で歩いているのはエンストした車を捨てたドライバーか幽霊だけだ。“なら、僕は幽霊か”昔、友人から聞いた冗談を思い出し、唾を吐き捨てニコは雪原を進み続ける。積もった雪は、ニコの膝まであり、一歩進むだけでも体力が奪われてゆく。弱音を吐くのが許されるならば、こんな場所を歩くのは御免だとニコの眉間に皴が生じる。
だが、進むべき道はこちらであると見下ろした雪に残されていた
逆噴射小説大賞2023ライナーノーツ
今年もやってまいりました逆噴射小説大賞。
今年も開始早々に二作をブッパしてやりましたぞ。
それじゃあ早速始めていきますか。
1作目 時効X年 前回のライナーノーツの予告通りちまちま進めていた作品。自分の作品の傾向として「〇〇に〇〇をぶち込んだら/〇〇したら面白いことになるやろなぁ~が最初にあってそこから肉付けしている」があるが、これもその傾向に溢れた作品。
「昭和の時代にQRコード刻まれた
レスト・イン・ピース・トゥ・ザ・ガーディアン・フロム・シヴィライゼーション#9
スカーレットは、ジゴクめいているハンガロアの街を歩く。その歩みは、久方ぶりに訪ねた地の土地勘を取り戻そうとしているようにも、単純に散歩しているだけのようにすらも思える。未だ無事な歩道から車道へ逸れると、その数秒後に歩道に腐敗液流弾が降り注ぐ。「…ふむ?」上を見上げた。
「なんだ貴様は」「どこのネズミだ?」近くの民家の屋根に、二人の植物に覆われしニンジャ在り。スカーレットから何かを感じ取ったのか、
タマアリタマナシタマカケタマヌキノホシ
序「ひぇあああ!この子!タマナシだよぉ!」
産婆が腰を抜かしながら、産湯に浸かる赤子から後ずさる。忌むべきものが己の両腕にあった嫌悪感。咄嗟に締めなかったのは、奇跡と言えた。
「今すぐこの子を絞めるべきだよぉ!」
しかし奇跡も長くは続かない。タマナシは殺す。産婆は村の掟に従い男にそうするべきだと言う。殺さなければどうなるか。殺して掟を守れと急かす。
「…いや。この子は死なせない」
「あんた
◆スシの具材を補給している◆デイヴ・ザ・ダイバー◆さては開店準備か◆
年単位での久しぶりのゲーム記事の投稿だ。たまにはこういう息抜きも重要なのだ。今回やるのはデイヴ・ザ・ダイバー。こいつの触りの部分だけ書く。気になる人はsteamとかで買ってね。
オープニングだ。青い海、白い雲、砂浜も白く、まさに観光地だ。
そして、右のおじさんが今作の主人公、デイヴである。デイヴは左の男、コブラにスシを食わないかと誘われ、ビーチでのんびりしていた場所からコブラの元へと向かうシー
【ニンジャ自由研究】ニンジャスレイヤー世界における神話の死の概念の起こりと、そこから考える立ち枯れの考察
二本目の投稿である。今度は素面である。だから、前回よりかは比較的マシにはなるだろう。うん。
書くきっかけ 書くきっかけは、自身の現在書いている二次創作のネタを集めている時の事である。昔はそうではなかったが、スケールを大きくするのにリアルニンジャを出すとなると、変に色々オリジナル系にするよりかはと、元となる神話などそう言ったあれこれを調べていた。で、今回ハイヌウェレ型神話を見ていて、植物を生やすと
【ニンジャ自由研究】ニンジャスレイヤーの血液を触媒とするスリケン生成についてのあれこれ
書くきっかけ まず、書くきっかけとしては自分がニンジャスレイヤーの二次創作をこのnoteで書かせてもらっていることから始まる。
私は、登場ニンジャを考えるのにあたってちょくちょくニンジャスレイヤーwikiを眺めながら色々と考えている時間がある。設定忘れとかが何かが起きないようにするためである。この場で唐突だがwikiをまとめてくださっている偉大なる先達ヘッズたちに感謝を述べておく。
で、武器と
レスト・イン・ピース・トゥ・ザ・ガーディアン・フロム・シヴィライゼーション#8
「イヤーッ!」「イヤーッ!」デンタータの腕の刃と、ユグドラシルの振るう槍がかち合う!デンタータの刃は、ユグドラシルの木槍を少しずつ焦がしながら破砕して行く!「やはりその跳躍力、ウサギ・ニンジャのクランの脚力だな」だが、ユグドラシルに一切の焦りはない。刃の進みが鈍化する。
そして木槍を破砕していた刃が止まると、逆に押し戻され始める!「その血の通わぬ四肢。外界は面白い方向に進んでいるようだ」「ギーッ
レスト・イン・ピース・トゥ・ザ・ガーディアン・フロム・シヴィライゼーション#7後編
前編はこちら。
「これは…」デンタータはしゃがみ込み、転がっていた石を掴む。ヒプノシスらと散開した彼女は、大通りと思しき道を歩いていた。彼女は石を見る。どこにでも転がっていそうな、ごく普通の石。彼女はそれを握りつぶすと、指の隙間から少しずつ下へとこぼしてゆく。
「火成岩…やはりここはかつて地上だった…」デンタータの脳裏に、かつての出来事、ギンカク封印を成したリアルニンジャの存在が浮かぶ。「石の
レスト・イン・ピース・トゥ・ザ・ガーディアン・フロム・シヴィライゼーション#7前編
『シュー…ところで、この下には何があるんだ?王の都だと、あのコトダマ空間のモアイ像は言っていたが』ファウンドはデンタータに問いかける。一行が階段を降り始めて数分、未だ目的の場へは辿り着いていない。「あら。教えてなかったかしら?」デンタータは首をかしげる。
「そういえば、ボーイは一ヶ月間ハッカーとコトダマ空間のイロハを教え込まれていたから、計画をほとんど知らなかったか」ファウンドのモノアイが、ヒプ
レスト・イン・ピース・トゥ・ザ・ガーディアン・フロム・シヴィライゼーション#6
膝から崩れ落ちながら、マウイは考える。デンタータ?ソフィア・デイビスは存在していない?自らの背後に立つ、ソフィアと同じ顔をした、全く別人のニンジャは楽し気にマウイの前へと回り込む。「ああ。ここまで来るのは長かったわ」両手を広げ、クルクルとその場で周り、笑顔を浮かべる。
「ネヴァ。彼、どういうことかまるでわかってないって顔してるよ」「家の外ではデンタータって呼んでよ。ヒプノシス」ヒプノシスとデンタ