記事一覧
コミュ力Lv.12が初めて海外セレブに会ってきた話(後編)
前回
12月10日:ユアンのサイン 2日目、日曜日。同じ時間の電車で行ったが、一般待機列は昨日の3分の2程度だった。
昨日の失敗から学んだ私は、開場と同時にダッシュでアーティストアレイに向かい、グリヒル先生のサインをもらってきた。覚悟はしていたがやっぱり大人気で、10時丁度くらいに会場入りしたにも関わらず1時間くらい待つことになった。
無事にサインをもらって、時計を確認する。
11時。ユア
コミュ力Lv.12が初めて海外セレブに会ってきた話(前編)
はじめに 東京コミコン2023に行ってきた。千葉県にある幕張メッセで12月8日(金)〜10日(日)まで開催されていて、私は土日に参加。目的は色々あったけど、一番はなんといっても、海外セレブとの写真撮影とサイン。
多くの人がそうであるように、私もまた有名人とお近づきになる機会などない人生を送ってきた。握手会やファンミーティング的なやつに参加したこともない。だから有名人を至近距離で拝むのは人生初だ
【短編小説】ジェニー(『魔法使いジェニー』トリビュート小説)
愛を持って接すれば、私のマシンは必ず応えてくれる
■あらすじ
まるで魔法のような技術であふれた町にやってきたハートたち。
そこには最初に旅立った友達、ジェニーがいた。
吉井和哉さん『魔法使いジェニー』のトリビュート小説
このあたりに来てからというもの、行く先々でこんな話を聞かされた。
――ごうつくばりな魔法使いに気をつけろ。
ある貧しい村の話だ。ある日、村にひとりの魔法使いがやってきた
【短編小説】ナイン(『サイキックNo.9』トリビュート小説)
俺がやつらを使い捨てて、思い知らせてやるんだ。
■あらすじ
ものに宿る心を目覚めさせる力を手に入れたナインは、復讐を開始する。
THE YELLOW MONKEY『サイキックNo.9』のトリビュート小説
高揚感。
期待感。
万能感。
存在感。
使命感。
底なしの泉から湧き上がってくる感覚で、全身が沸騰しているみたいだった。
広げた手を前にまっすぐ伸ばす。その先に停まっている車に
【短編小説】あの日植えた種(『球根』トリビュート小説)
この子には私しかいない。私が守らなければ。
■あらすじ
戦争で家族亡くし、若くして領主となった少女。
やがて母となった彼女は、ようやく訪れた平穏な日々をすごしていた。
しかし干ばつで深刻な食糧難となり、もうじき産まれる孫の命も危ぶまれていた。
THE YELLOW MONKEY『球根』のトリビュート小説
最初に死んだのは母だった。もともと体が弱かったこともあり、砂で肺を悪くしてからはあっと
【短編小説】空き地のシンガー(『TVのシンガー』トリビュート小説)
空き地になる前はなんだったのか、どうしても思い出せない。
■あらすじ
シンガーソングライターの“俺”は、落ち目になりつつある危機感に日々あらがい続けている。
あるとき過去の日記を読み返したことで、自分に母がいたことを思い出す。
のちに、“空き地症候群”の存在を世に知らしめるきっかけとなる男の物語。
THE YELLOW MONKEY『TVのシンガー』
のトリビュート小説
自宅の近所の一角が
【短編小説】俺はただあなたに(『Love Communication』トリビュート小説)
裸じゃない時も、俺を見てよ。
■あらすじ
月に一回か二回、女に呼び出されるのを待っている俺。
体以上の関係になりたいが、彼女には他に想い人がいるようで……。
THE YELLOW MONKEY『Love Communication』
から着想を得た短編小説。
俺はいわゆる、都合のいい男ってやつなのだろう。
彼女から連絡が来るのは、月に一度か二度。会えるのは、彼女の体が渇いた時だけ。ことが
【トリビュート小説】シリーズ別の目次
はじめにトリビュート小説は、THE YELLOW MONKEY、吉井和哉さんの楽曲から着想を得た短編小説です。
曲は知らなくても読めます(でも素敵だからぜひ聞いて)。
短編同士がつながったりつながらなかったりします。
1話完結なので単独で読んでも成立しますが、つながりがわかるとより楽しめるようになっています。
もくじトリビュート小説はいくつかのシリーズに分かれています。
シリーズごとに、上から
【短編小説】僕はただ君と(『聖なる海とサンシャイン』トリビュート小説)
大丈夫。すぐに忘れるから。
◼あらすじ
徐々に他人の記憶から消えていく僕。
それゆえ、彼女との結婚もなかなか踏み切れない。
そこで僕は、彼女とある約束をする。
彼女が忘れずに待ち合わせ場所に来てくれたら、プロポーズをすると。
THE YELLOW MONKEY『聖なる海とサンシャイン』
から着想を得た短編小説。
「プロポーズしたいから旅行に行かない?」
行き先は、海辺の街。僕らが出会った海
【短編小説】恋なんて(『恋の花』トリビュート小説)
結婚しても、あんたはまだ恋してるんだよ。
■あらすじ
女友達と会うと、必ず夫のグチを聞かされる私。
笑顔で話を聞いているけど、心の中では……。
吉井和哉『恋の花』
から着想を得た短編小説。
愛は両思い、恋は片思い。
って言ったのはだれだっけ。
その理屈でいけば、今あんたがしているのは、間違いなく恋だよ。
別に、今に始まったことじゃない。あんたは昔から、恋に恋しちゃうタイプだった。
【短編小説】わかるよ、なんて言えないから(『CALL ME』トリビュート小説)
こんなとこでよければ、またいつでも来てよ。
◼あらすじ
湖畔の町で喫茶店を営む俺は、急に姪っ子を預かることになる。
中学生の姪っ子は、学校に行っていないらしい。
生きづらさをかかえる彼女に、俺は黙ってコーヒーをいれる。
YOSHII LOVINSON『CALL ME』
から着想を得た短編小説。
〈うちの子さ、何日か預かってくんない?〉
東京に住む姉から久しぶりに電話がかかってきたかと思いき