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タイサル!第33話「担当イラストレーターさんとnoteコラボやオリジナルグッズ誕生について対談してみた」

みなさんこんにちは、豊田です。

ななな、な、なんと、この度、私が細々と続けているこのnoteのタイサル!シリーズに、オリジナルグッズが誕生しました!

生みの親はタイサル!イラストレーターとしておなじみのはなさわさん。

はなさわさんには毎回ステキなイラストを提供いただいているのですが、読者の皆さんには正体不明の存在なのでは、と思います。

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というわけで今回は、はなさわさんとの対談を企画しました。コラボ企画実現秘話についてあれやこれやを語りつつ、誕生したオリジナルグッズオンラインストアについてもお知らせします。


はなさわさんとのコラボレーション企画の始まり

私がTwitterではなさわさん(Twitterは@hanasawa)と知り合ったきっかけは、2020年の夏に日本モンキーセンターでおこなわれた「動物園飼育員と研究者が語る霊長類学オンライン体験講座」でした。

私は第4回「ヤクシマザルとベニガオザルの社会を比較する」の研究者側の講師を担当し、マカク属の社会性の解説やベニガオザルの様子をお話しました。

その時のYouTube動画はこちら↓
https://youtu.be/xNIDEe_My3k

この配信を見てくださったはなさわさんが、こんなイラストを書いてくださったのでした。

20200816オンライン講座-riyoco

私はかつて、SNSで調査生活の話をマンガとか絵付きのコラムで発信したいなーと思っていました。海外生活の一コマをマンガにしている人の投稿に憧れていました。たまにTwitterで流れてくる「〇〇ってこんな動物」的な解説付きイラストがバズっているのを見ると「ベニガオさんでもやりたいぃぃぃ!」と思っていました。

ところが絵心が絶望的にない私にはそんなのは夢のまた夢。マンガなんか棒人間でしか書けないし、サルを書こうものなら新種の未確認生命体が誕生するレベル。なので写真に頼ってすっかり諦めていたのですが、プロのイラストレーターさんがこんな素敵なイラストを書いてくださったので、嬉しくてつい連絡をとってしまったのです。

当時noteで”研究に関する何か”を発信しようとアカウントを作ってあれこれ下書きを書いていたものの、いざ配信するには踏ん切りがつかず、やるとしても具体的にアイデアもなかったため、しばらく休眠状態でした。無名のポンコツ研究員が堅苦しい原稿を毎週アップし続けるとか、それこそ奇行なり...と思っていました。

そんな所にいただいたこのイラスト!これはイラスト付きコラムを配信せよとのお告げ!きっとタイのお寺でいっぱいお参りしてきたご利益である!と思った私は、無礼にもいきなり

「現段階で、カッチリとした企画案はまだないのですが、以前登録したnoteを活用して、調査中の出来事やタイでの研究生活の一コマを、漫画付きの短めのエッセイという形で配信できたらと考えております。」

などというメールで、コラボ依頼を送ってしまったのです...

プロのイラストレーターさんに、デザイン料の提示もなく、漠然としたアイデアを送りつけてしまった世間知らずな私のメールにも関わらず、はなさわさんはイラストの担当を了承してくださいました。そして2ヶ月の準備期間を経て、この連載が始まったのでした。


イラストレーターと研究者が語るnote連載誕生秘話

今は何事もオンラインの時代。はなさわさんと、クラウド上で共有したテキストファイルを共同編集しながら、バーチャル対談をやりました。

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コラボのきっかけ

豊田:はなさわさん、どうぞよろしくお願いいたします!いままでコラボしていましたが、ご本人の登場ははじめてですね!

はなさわ:こちらこそ、よろしくお願いいたします!

豊田:早速なのですが、きっかけになったオンライン講座の配信をご覧になったきっかけは何だったのですか?

はなさわ:受講のきっかけはZoomですね。コロナ第2波で夏休みもずっとステイホーム決定。これからは何をするにもZoomを使うのが当たり前になる雰囲気があり、夏休みの間にどこかで試してみたいなと思っていたんです。ちょうどその頃にTwitterで【参加無料 動物園飼育員と研究者が語る霊長類学オンライン体験講座】の情報を知りました。全5回、各回申し込みが必要・定員100名とあり、8月16日はお盆休みでしたし、豊田博士とベニガオザルは、NHKのワイルドライフで見た面白い日本人研究者とタイのサルという印象が強かったので「ヤクシマザルとベニガオザルの社会を比較する」に申し込みをしました。

豊田:番組を見てくださっていたのですね!ありがとうございます!オンライン配信の時のイラストを見た時は嬉しくてずっと眺めてニヤニヤしていました!サルたちの特徴が的確に書き分けられていて感動したのを覚えています。こういうイラストは、これまでもどこかで書かれていたのですか?

はなさわ:サルの絵を描いたのは年賀状以外では初めてでした!書き分け出来ていましたか?そう言ってもらえて嬉しいです。こういうイラストは、いわゆるファンアートになると思いますが、仕事で描いた事はなくて、普段から友人の舞台やライブを見た時に感想を絵にして渡すという事はしていました。ここが良かった面白かったって文章だとなかなか上手く書けなくて、私は絵にした方が楽なんですよね。

豊田:確かにそうですね。調査中に見た出来事でも、文章で記載して説明するより、写真一枚を見せたほうがわかりやすかったりするのと同じですね。絵だと、書き手の思いが直接伝わってくる感じで、もらった方も嬉しいですよね!

はなさわ:オンライン配信の時のイラストは、個人的な感想なのでSNSにアップして沢山の方に見てもらう絵ではないし、モンキーセンターに送るには半分クレームのような内容だし、でも誰にも見せないのもつまらないので豊田さん宛にしてみようとTwitterで一方的に送り付けました。すみません。

豊田:いえいえ、とても嬉しかったです!見ただけでサルたちのことを細かく見ているなーというのがよく伝わってきました。特にケンカ中のベニガオさんのイラスト、怒っている子のお尻にしがみついている子まで描かれていて、ベニガオさんの面白さの本質に迫る観察眼だ!と思っていました。

はなさわ:あの子、何がしたかったんですかねー。笑
ベニガオさんって一見すると強面ですが、感情表現が豊かですぐ顔や行動に出ちゃうのが愛らしいなと思います。様々な種類の和解行動があるのも、表現力が高く感受性が強いからなのかなぁと。自分の気持ちを伝える手段を沢山持っているって凄いですよね。

豊田:そうなんですよね。なんだか見ていると、サルたちが考えていることが直感的にわかりやすいと言うか、わざわざ動物行動学的解釈を添えなくても「あ、今イラッとしたな」とか、わかるんですよね笑

note連載への道のり

豊田:頂いた絵を見ただけでプロのイラストレーターさんだとわかるはなさわさんに、勢い余っていきなりメールでnoteのコラボをお願いしてしまいましたが、本当にすみませんでした!正直なところ、迷惑極まりない話だったと思うのですが、受けていただけた理由は何だったでしょうか?

はなさわ:最初は困惑しましたね。一方的に送り付けた絵を褒められ、調子に乗った私は「いつでも描きますよ~」と軽く返信したのですが、実際に豊田さんからイラスト依頼の硬いメールを頂いた時は、正直不安になりました。先ほど言ったように、年賀状以外でサルの絵を描いた事がないんですから!笑

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豊田:サルって書くの結構難しいと思うんですよね。特に顔周りの毛が生えている部分と生えてない部分の境界とか、下手に書くと顔が分離して見えたりするので、バランス難しいなといつも思っています。はなさわさんの絵はサルの顔の形態的特徴もうまく捉えているし、これならコラムの挿絵にもピッタリ!と思っていました。

はなさわ:顔周りの毛…いま言われるまで意識していませんでした。研究者さんの方が細かな毛流れや骨格が見えているで、それを絵に落とし込むのは難しいのかもしれませんね。私はサルを見たり描いたりしてこなかったので、それっぽい雰囲気を優先してザックリ描けたのかもしれません。
オンライン配信のイラストのように1枚絵ならこれでいいと思うのですが、連載となるとイメージボードを作ってしっかり設定していかないと、単純な絵でもブレてしまいます。簡単に引き受けていいものかは迷いました。

はなさわ:そもそも、第一線で活躍している研究者さんの要望に毎週イラストで応えるスキルが自分にあるとは思えなかったんですよね。きっと豊田さんの周りにイラストレーターがいないだけで、私よりもベニガオザルを上手く描ける人は世の中に沢山いるはずだし、ここは代わりの誰か見つけて辞退しよう!と思い「ベニガオザル イラスト」で画像検索をしてみたんです。すると意外なことに、検索結果は写真が主でイラストは1、2枚しか出て来ません。あのフリー素材で有名なイラストサイトにもベニガオザルはいなかったんです。ネット上には何でもあると思っていたので衝撃でした。もしかして…ベニガオザルって誰もイラスト・キャラクター化していないのでは?...という事は、豊田さんの依頼を受ければ、私はベニガオザルのイラスト第一人者で日本初のベニガオザル専門イラストレーターで頑張れば世界初も目指せるのか!と。笑

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豊田:ベニガオザル専門イラストレーター!笑 私は世界でも数少ないベニガオザル研究者をやっていますが、完全に非主流派の弱小勢力です...イラスト業界では是非天下を取っていただきたい!笑
でも、そうなんですよね。ベニガオザルのイラスト素材ってフリーでなくてもほぼ皆無です。

はなさわ:世の中のほとんどのものがイラスト・キャラクター化されているのに、これは本当に珍しい事だと思います。最初はどう断るかを考えていましたが、絵描きの端くれとしてこの貴重な機会を逃してはいけない!と思い直し依頼をお受けする事にしました。

いつもの挿絵ができるまで

はさなわ:最初に依頼された時に、豊田さんの頭の中で思い描いていた絵があると思うのですが、実際に私のイラストを見た感じはどうでしたか?本当はもうちょっとカッコよく描いて欲しいなぁとか、背景もっと描いて、とか。いつもほぼ修正無しでOKになってしまうので、本当に良かったのだろうか?と思う事はあります。

豊田:私は絵心が皆無の芸術音痴なので、こういうイラストが欲しい!というアイデアは殆どありませんでした。でも、できたイラストが好きか嫌いかの判断はできますし、はなさわさんのイラストは「好き」だったので、どんな風に書いてもらってもいつもそのまま使わせてもらっていました。その場にいなかったのに、現場の雰囲気がすごく伝わる絵が多くて、さすがプロだと思いました。笑

はなさわ:ふふふ、そうですか?ありがとうございます。でも、タイサル!は回を重ねるごとに豊田博士が悲惨なキャラになっているので、この絵はちょっとやり過ぎ!な時はちゃんと止めて修正指示して下さいね。

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豊田:私は現実でも陰キャでコミュ障な低順位オスなので、より忠実になってきていますよ!笑


はなさわ:サルの研究者さんって研究対象の絵を描いたりはしないのですか?

豊田:絵心がある人は書きますね。論文や申請書でも写真よりイラストで図示するほうが見やすい時もあります。申請書なんかは画像は白黒になってしまうことが多く、論文はカラーで出そうと思うと追加料金がかかったりします。その点、イラストならスッキリしているので、白黒写真よりわかりやすいですよね。でも、趣味でもない限り、イラスト書く用のペンタブまで持っている人は少ないと思うので、なかなか書かないんじゃないかなと思います。ペンタブって結構高いし...

はなさわ:なんとなくでも描けた方がなにかと便利そうですよね。それとも医療用の人体スタンプのようにサル版があるのでしょうか?

豊田:動物のシルエット画像とかはフリーでダウンロードできるサイトがあったりします。それでもサルは種数が多いので全種カバーされているわけではありませんし、マイナー種のベニガオさんはどのジャンルでも皆無ですね…泣
申請書で研究アイデアを図示して書く時とかは結構困るので、毎回ニホンザルのシルエット画像を代用しています。尻尾が短いのでベニガオさんに見えなくもないんですが…笑

はなさわ:シルエットでニホンザルとベニガオザルの違いを出すのは難しそうですね。でも、これこそ専門イラストレーターの仕事じゃないですか!描きますよ~、上手く出来たら申請書に使って下さい。まぁ読み手は誰も気づかないでしょうけど。笑

豊田:ありがとうございます!

ベニガオさんの特徴

豊田:ベニガオザルって、顔の模様とか、微妙なアゴヒゲの具合とか、描くの結構難しいと思うのですが、実際はどうですか?

はなさわ:南北調査のYouTube素材で他のサルを描いて分かりましたが、ベニガオザルは骨格がしっかりしていて比較的描きやすいです。豊田さんが鮮明な写真や動画をあげて下さるのでイメージしやすいのもあります。

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豊田:ベニガオザルはマカクの中でも大型の種ですし、何より顔の模様に特徴があるので、「ニホンザルとタイワンザルとアカゲザルを描き分けてください」と言われるより遥かに簡単かもしれません笑

はなさわ:私には南北調査の「ファイヤールトンとダスキールトン」の描き分けで限界ですよ…。ニホンザル系はみんな同じに見えます。モコモコして可愛い~。顔に模様もありませんし。
ベニガオさんの顔の模様は、タイプ別に掛け合わせ表を作ってみたいなと思っていますが、まだ出来ていません。どんな風に模様が変わっていくのかgifアニメで表現するとかもやってみたい。パータンがありそうですよね。基本は(・・)この丸カッコ部分が赤いタイプがよく見るのかなという印象です。

豊田:顔の模様のパターンに家系の要因とかあったら面白いですよね。昔、両親の顔から子供の顔を推定するアプリとかが流行った時に、「母親のメスと父親候補のオスの顔を使って子どもの顔のパターンを推定できれば遺伝解析いらないんじゃないか?」と思ったことがあります。サルの顔に適用できるとは思えないのでやっていませんが笑

はなさわ:そこはアプリじゃなくて豊田さんの頭の中でパターンを推定できれば、
イラスト「顔を見ればわかる」のver.2が出来ますね~。悪夢を何回も見たらきっと出来ます。笑

豊田:「子どもの父親?顔を見ればわかりますよ。」までいくと、完全にヤバい人ですね!笑

はなさわ:個人的にベニガオさんって全体のフォルムがとっても可愛いと思います。オデコのハゲ具合、後ろ姿の毛流れ、アゴヒゲの下にある大きな頬袋も可愛い。写真で見ると強面で迫力がありますが実際は小さそうですね。実物を見ながら描ける機会があるといいのですが、日本にいないのが残念です。

豊田:行動も結構かわいいんですよね。幼稚園児を見ているような感じです。日本ではベニガオザルを飼育している動物園は一箇所しかないので、なかなか実物を見られる機会はないですよね。残念です。

はなさわ:あっ、日本でもベニガオさんに会える所があるんですね。モンキーセンターにいなかったら日本にはいないものだと思っていました。タイサル!読者さんで、お近くに住んでいる方には、ぜひ見に行って欲しいですねー。私もいつかお目にかかりたいです。


オリジナルグッズ誕生について

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豊田:さて、今回「タイサル!オリジナルグッズ」を作っていただいてありがとうございます!ベニガオさんのみならず、私までキャラ化されていてお恥ずかしい限りです。でも、調査地で基本ぼっち生活の私は、現地での自分の様子がわかる写真や記録は自撮り以外にまったくないので、とっても嬉しいです。

はなさわ:お会いした事ないのに、人様の顔をこんなに自由に描いちゃっていいのかなぁ…と思いながら描いています。SUZURIのプレビュー機能を使って、勝手に豊田さんの顔をTシャツにして遊んでいましたが、今回はそのままオリジナルグッズに採用しちゃいましたからね。豊田博士入りが1個も売れなかったらどうしようかと今ごろ心配しています。

豊田:いや、個人的にはむしろ、町中で私の顔が入ったTシャツを着ている人に出会うほうがびっくりします。笑
それに、個人的に私を知っているか、テレビを見たことがある人以外にとっては、「なんか変なヒゲ野郎がついててキモいな」と思われるのではないかと心配しています笑

はなさわ:キモくないです!が、研究している博士の顔だとは思いませんよね。説明がないとよく分からない絵かもしれません。タイサル!読者の方が手に取ってくださるといいなぁと思って作りました。豊田博士入りは販売数か販売期間を限定するかもしれません。たまに販売されるレアキャラにしたいです。

豊田:レアキャラがこんなヒゲ野郎では華がありませんねぇ...申し訳ない限りです。僕の顔入りTシャツを加工して藁人形とか作られないかな...(ネガティブ思考炸裂)

販売アイテムについて

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豊田:さっそく試作品のTシャツを数点頂いてしまいましたが、可愛くて感動しました。ベニガオさんがグッズの主役になる日が来るとは思ってもいませんでした!

はなさわ:サルのグッズは世の中に沢山ありますが、ベニガオさん主役は世界初でしょうね。私は普段から自分で描いたゆるい絵のTシャツを着ているので何も抵抗がないのですが、豊田さんはどうですかね。ネタTは絶対に着なさそうですよね。ベニガオザルTシャツは分類的にはネタTになりそうですが…大丈夫ですか?

豊田:私自身は普段から襟があるものしか着ないのですが、このTシャツは結構なインパクトがあるので、学会とかで着てみたいですね!シャツの胸元にワンポイントでベニガオさんがいるのとかあれば絶対毎日着ます笑

はなさわ:ワンポイントも定番でいいですよね。大きさに好みがあるので「これくらい」と言っていただければ作りますよ。今回Tシャツにしたベニガオさんは「THEベニガオザル」を目指して作りました。今後はこの子をメインに様々なグッズを作っていきたいと思っています。トートバッグも試作品は可愛く出来ていたので、種類を増やしていきたいです。

豊田:エコバッグとして普段使いできると便利ですね!既に色々とデザイン案を見せていただいていますが、グラスやステッカー、水筒にバックパックなど、SUZURIではいろんなアイテムで作れるようで、それも楽しみですね。ステッカーはスーツケースとかPCに貼りたいです!

はなさわ:ステッカーは次回調査へ行く前に、完成させましょうね!SUZURIはプレビュー表示に遊びがあって、アイテムの種類も豊富で面白いですよね。ただし原価や送料が高い!これは何度も言っているので豊田さんは耳にたこですが、主婦目線で見ると本当に高いんですよ…なので代替できる衣類は将来的に他店で作ってもいいかなと思っています。今回は初めてのショップなので使い方がシンプルなSUZURIにしましたが、割高スタートになってしまうのは本当に申し訳ないです。

豊田:確かに、ちょっとお高いですね...完全自作というわけではないので、中間マージン的なものは仕方ないんでしょうけど...でも、SUZURIは結構セールがあるみたいですね。

はなさわ:そうなんです。調べたら月に1回~2回程度セールが開催されているようです。対象アイテムにもよりますが、1点300円~1000円近く割引になるので、ご購入の際は、セール期間をぜひ活用して頂きたいなと思っています。

豊田:そうですね。既存のプラットフォームを利用しつつ、なるべく安く購入いただければ、そのほうがいいですよね。

収益金について

豊田:今回のSUZURIストア、当然イラストを使った製品なので、著作者のはなさわさんに主体になって開設していただいたわけですが。このnoteの連載、デザイン料を一銭も払うことなく、毎週プロのイラストレーターさんをこき使ってイラストを書いてもらっているので、せめてその代わりになればと思っていたのに、収益の50%も研究支援金としてご寄付いただけるとのこと、本当にありがとうございます。挿絵提供のみならずグッズ販売でも研究を応援していただけて、感謝しかありません。

はなさわ:このストアを通じて、多くの方にベニガオザルの研究と豊田博士の事を知ってもらえたら嬉しいです。グッズの売上は研究支援金に繋がるので、ちゃんと売れるデザインやアイテムを考えなくてはなりませんね。ベニガオさんでLINEスタンプとかも面白そうです。いままで広報活動してこなかった分、やる事が沢山あって大変だ~。でも基本はマイペンライ精神で、ゆるく楽しく活動していきたいですね。

豊田:私もサルを見てニヤニヤしているだけのヒヨッコ研究員から、ちゃんとした研究者に成長せねば...ベニガオさんの認知度が上がるように、私も研究の側から頑張りたいと思います!


〜終〜


オリジナルグッズのオンラインストアについて

というわけで、今回誕生したオンラインストアは、SUZURIというプラットフォームを利用しています。

お店のリンクはこちらです→ https://suzuri.jp/Thai-Saru

ここで発売されているオリジナルグッズは、今までnoteのタイサル!シリーズでコラボしてきたはなさわさん独自の視点で描き下ろしたベニガオさん(と私)のオリジナルイラストが元になっています!

対談にもあった通り、基本的にはセールの時にお安くお買い求めいただきたい!というのが、はなさわさんと私の共通の願いです。いつ、どんなアイテムがセールになるのかわかりませんが、とにかく、定価で購入いただくのは申し訳ない、と強く思っています。ですので、セール対象外のアイテムについては、普段は全部は表示されていません。

実は今週金曜から日曜にかけてはロングスリーブTシャツが800円引きになる週末限定セールでした。タイサル!更新が間に合わなかったので大変申し訳ないのですが、記念すべき販売第一弾は、ロングスリーブTシャツ各種がメインとなります。

セールは日曜日の23:59までとなっています。

今後、もしかしたら、数点は常設販売アイテムとして展示するかもしれません。その辺は、これから様子を見つつ臨機応変に対応していこうという予定です。もし、「このアイテムを開放して欲しい!」というご要望がございましたら、是非ご相談ください。登録済みアイテムであれば販売可能になることもあります。

結構頻繁にセールがあるみたいですので、次回のセールをお楽しみに。今度からはちゃんと告知を早めにご用意いたします。

そんなこんなで、オリジナルグッズがついに誕生したタイサル!シリーズ。

今後とも、私のnote配信と、はなさわさんのオンラインショップを、どうぞよろしくお願いいたします!

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タイサル!シリーズ過去の配信アーカイブはこちらから↓

連載コラム「タイでサル調査!研究奮闘記」配信開始のお知らせ
https://note.com/arctoidestoyoda/n/n28a1dc0c9402
第1話「海外調査の生活拠点」
https://note.com/arctoidestoyoda/n/n985accf6fef3
第2話「調査地で楽しむタイ料理!食事編」
https://note.com/arctoidestoyoda/n/n5444528ab0bb
第3話「シャワーも命がけ!?お水事情その①」
https://note.com/arctoidestoyoda/n/nf5bcd9a17bc1
第4話「シャワーも命がけ!?お水事情その②」
https://note.com/arctoidestoyoda/n/n7c4f68bf12d1
第5話「シャワーも命がけ!?お水事情その③」
https://note.com/arctoidestoyoda/n/n56d26d529251
第6話「泥水との激戦を終えて」
https://note.com/arctoidestoyoda/n/n375ca4ab7be2
第7話「調査生活のオトモ!タイの犬たち」
https://note.com/arctoidestoyoda/n/n7968f75aea75
第8話「その日のことはその日のうちに!調査の1日のルーティンワーク」
https://note.com/arctoidestoyoda/n/nfdac8fac1ec6
第9話「忘れ物確認ヨシ!調査時の装備について」
https://note.com/arctoidestoyoda/n/n4fef7eb2e320
第10話「写真へのこだわり」
https://note.com/arctoidestoyoda/n/na4da37e13e8d
第11話「誰だ誰だかわからない!個体識別の話」
https://note.com/arctoidestoyoda/n/n1648bde20bab
第12話「ゲシュタルト崩壊!全頭識別への道」
https://note.com/arctoidestoyoda/n/n24c3478ea661
第13話「サルたちの名前の付け方の話」
https://note.com/arctoidestoyoda/n/nb6a8e6119ced
第14話「タイの仏教文化とサルたちの関係について」
https://note.com/arctoidestoyoda/n/n9a7a6814730d
第15話「タンブン行為で私が心配していること」
https://note.com/arctoidestoyoda/n/nd1360f5568af
第16話「タイ生活の必需品、プラクルアンとは?」
https://note.com/arctoidestoyoda/n/n6bcc5b875bb5

タイ南北調査特集はこちらから↓
第17話「南北調査シリーズ開始&YouTubeチャンネル開設のお知らせ」
https://note.com/arctoidestoyoda/n/ncab1c13b6bf9
第18話「南部調査その①:Puckerを拝みに...キタブタオザル編」
https://note.com/arctoidestoyoda/n/n5d3df0969439
第19話「南部調査その②:白いメガネが印象的!ダスキールトン編」
https://note.com/arctoidestoyoda/n/na32091a5b055
第20話「南部調査その③:見慣れたサルのはずなのに...ベニガオザル編」
https://note.com/arctoidestoyoda/n/n3488e5942c1a
第21話「南部調査その④:アナタどこにでもいるわね!カニクイザル編」
https://note.com/arctoidestoyoda/n/n219720155be3
第22話「北部調査その①:黄金の赤ちゃんを求めて〜ファイヤールトン編」
https://note.com/arctoidestoyoda/n/ndeb079c8825c
第23話「北部調査その②:ガイコツの隣でうんち拾い...アッサムモンキー編」
https://note.com/arctoidestoyoda/n/naf23f701a677
第24話「南北調査おまけ:噂のココナッツモンキーを求めて−モンキースクール編」
https://note.com/arctoidestoyoda/n/nfb50e551aa1a

第25話から調査地シリーズに戻ります↓
第25話「年に一度の風物詩!コウモリ集団飛翔の撮影秘話」
https://note.com/arctoidestoyoda/n/n0b4911b372e2
第26話「気づけば部屋が虫だらけ!マレーンマオ大量発生の悲劇」
https://note.com/arctoidestoyoda/n/n264fade216ea
第27話「思い出いっぱい!タイで購入したmy冷蔵庫の話」
https://note.com/arctoidestoyoda/n/n071966d6f39a
第28話「クリスマスにひとりで死にかけた話」
https://note.com/arctoidestoyoda/n/nead29459b1db
第29話「調査地での同居人・チンチョッとの日々のあれこれ」
https://note.com/arctoidestoyoda/n/nab48db873ca1
第30話「30回更新記念:タイサル!シリーズの振り返りと今後について」
https://note.com/arctoidestoyoda/n/nd7f4df7fdc46
第31話「雨の日の定番!カエルの唐揚げができるまで」
https://note.com/arctoidestoyoda/n/n46e0aa051425
第32話「ベニガオザルの噂の真相」
https://note.com/arctoidestoyoda/n/ndde380f51a93

番外編の過去の配信アーカイブはこちらから↓
私論:「ココナッツモンキー」は動物虐待なのか?
https://note.com/arctoidestoyoda/n/ne6add28fc064
遺跡の街ロッブリーに住むカニクイザルの歴史
https://note.com/arctoidestoyoda/n/n1679cb4029b2

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個人ホームページを開設しました。こちらからどうぞ。
Twitterはこちらです。ベニガオザルのみならず、これまで撮影してきたサルたちの写真を載せています。

イラストレーターのはなさわさんのサイトはこちらです。
こちらもあわせて御覧ください。

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