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タイサル!第2話「調査地で楽しむタイ料理!食事編」

みなさんこんにちは、サルの研究をしている自称写真家の豊田です。

「タイでサル調査!研究奮闘記」、略して「タイサル!」、第2話は「調査地で楽しむタイ料理!食事編」です。


みなさん、タイ料理はお好きでしょうか?
日本でもタイ料理屋さんがたくさんあるし、ちょっと前にはパクチーブームもあったりして、結構身近な料理なのではないでしょうか。

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私が好きなタイ料理、ปลากะพง สมุนไพร。シーバスの素揚げにナンプラーベースのハーブソースがかかったもの。バージョンはいろいろあります。魚料理が好きなので、タイに来たら必ず食べる一品です。

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プーパッポンカリーとしてお馴染み、卵とカレーペストで作る炒めもの。これは蟹身ではなくエビなので正確にはクンパッポンカリーですが、これも美味しくて大好きです。

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タイ料理の定番人気メニュー、カオマンガイ(ข้าวมันไก่)です。しっとりとした鶏肉に、味の染み込んだご飯、ピリ辛のタレで頂くと美味しいですよね。

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知る人ぞ知る?隠れファン多しなメニュー、ムーマナオ。湯通しした豚肉を、にんにく、唐辛子、ハーブたっぷりのライムジュースで和えてある料理です。


タイで調査をすれば、毎日こんなタイ料理が満喫できてイイネ!


...とよく言われます。

でも、現実はそう甘くはありません。上記の写真は、私がバンコクや周辺の町のレストランで食べた時のものばかり。

調査地ではどんなご飯なのか?

今回は、そんな食べ物事情のお話です。


■基本は屋台飯のお持ち帰り

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私はタイでは移動手段をもっていません。つまり、一旦調査地に入ると、自力では外出できず缶詰めになります。調査部屋には台所がなく、ガスもきていませんので、自炊をするという選択肢はほぼなしです(タイでは基本的に外食・テイクアウトが主流なので、普通のコンドミニアムでも台所がない部屋も多いみたいです)。

そして調査地があるエリア一帯がとても田舎なので、最寄りの町と言うか、タイのセブンイレブンや市場・屋台があるような場所まで、バイクで10分ほど移動しなければなりません。徒歩圏内にはお店も地元商店もなにもありません。

なので、私の生活は基本、調査基地のある保護区に常駐している職員さんの助けによって成立しています。

食事は基本的に、職員さんに買ってきてもらったものを食べます。朝7時頃に出勤してくる時に、私の朝食と昼食を買ってきてもらいます。朝ごはんの候補は、カオマンガイ、カオトム(いわゆるお粥)、ジョーク(お米の形がないとろとろのお粥)の3候補くらいしかありません。お昼はもち米+唐揚げor串焼きorムーフォイ(豚肉のほぐしたもの)、という3候補。夕食は頼めば平麺の炒めたもの、ガパオライス、チャーハン、餡かけ麺など、あれこれ買ってきてくれることもあります。

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上の写真は昼食の定番、もち米と唐揚げのセット。揚げカスも美味しいんです。

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こちらはもち米とムーフォイのセット。ムーフォイはビールのお供に最適な味です。

私は基本的に朝食は食べないことが多いのですが、夕方に犬たちにあげるご飯を確保すべく、毎回買ってきてもらっています。お昼も調査をしていると食べ損ねることが多いので、基本は夜にまとめて食べます。

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これはผัดซีอิ๊ว、平麺を炒めたもの。結構好きなのでよく頼みます。

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調査地で食べられるカオマンガイ。料理の要素は満たしているものの、「なんか違う」感が否めない...。


調査を終えて部屋に帰ってくると、職員さんが「夕ご飯何がいい?」と聞きにやってきます。調査中は食べ物にこだわっていては生きていけないし、そもそも候補がそんなにないので毎回「なんでもいいよー」と答えます。

「何でも良い」という答えが一番困る、という顔をされますが、とりあえずなにか買ってきてくれます。
なので僕はとりあえず何でも食べます。

そんな感じの食生活です。



■セブンイレブンは偉大!

ご飯については文句を言わないことにしていますが、流石に飽きると、週末に職員さんに頼んでセブンイレブンまで連れて行ってもらって、お買い物をすることもあります。

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セブンに行けば、親子丼が買えてしまうんです。

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鶏めしだって!

そして冷凍食品まで売っているので、あれこれ買いだめして帰ってきます。普通のお弁当でもお気に入りがあれば数個買ってきて冷凍します。そうすると、大体2〜3週間位は食事に飽きることなく過ごすことができます。

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冷凍食品のスープ。残りのスープにもち米を入れてレンジでチンすると2度楽しめます。


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たまに仕事が暇な時などは、職員さん手作りのご飯が出てきたりします。屋台飯の何十倍も美味しいです。写真はガパオライス。揚げ卵が乗っていて、パクチースープもついています。


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職員さんがお休みの日は、カップ麺で済ませることも...。


こんな感じで、調査地では基本的に「とりあえず何でも食べる」というスタイルです。とっておきのタイ料理は、タイ入国直後・タイ出国直前の、バンコク滞在中に思う存分食べるのが楽しみです。

この「とりあえず何でも食べる」スタイルのせいで食中毒になった話は、またいつかまとめておきたいと思います。



次回のタイサル!第3話は「シャワーも命がけ!?お水事情」3回シリーズです!

調査地での生活用水の確保について書きます。


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