Tomoyuki Arasuna
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エスカレーターで見た言葉にwebコピーライティングのヒントが隠されていた話
私が勤務するweb制作会社ベイジの最寄駅で、いつも利用する下北沢駅のリニューアル工事が着々と進んでいる。ここ数年その工事は佳境を迎え、駅構内の表情も時間の経過と共に刻々と変わっている。そんな中、小田急線のホームから改札階に上がるために新設されたエスカレーターでとある発見があった。
エスカレーターでは事故を防ぐために手すりを持つことを強く推奨している。エスカレーターの近くで「危ないので手すりをお持
「個人的には…」という言葉の使い方が上手な人と下手な人の違い
皆様、本日の日報を提出いたします。
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我々デザイナーが働く制作の現場で「個人的には…」という言葉をよく耳にする。この言葉の使い方について、常々疑問と違和感を覚えていたので、少し腰を据えて考えてみたい。
私はこの「個人的には…」という言葉は、合議の上で何かを決定する場では使うべきではない、というか、使う必要が無いと考えている。なぜなら、その前置きが無くとも全ての意見は個人的な経験や判断に基
貴重な経験を無駄にするデザイナーが必ず見落としている一つの視点
皆様、本日の日報を提出いたします。
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人の思考の深さは「物差し」に例えられる。物差しとは言わずもがな、長さを測る道具のことだ。人それぞれ自分の物差しに刻まれた目盛で、これは長い、これは短い、といった判断を下す。
我々デザイナーにも物差しがある。経験が浅いデザイナーの目盛が1cm単位で刻まれているとすれば、経験の多いデザイナーの目盛はもっと細かく1mm単位で刻まれている、と例えてもらえれば
「継続は力なり」という言葉の真意は早いうちに理解しておいた方が良い
皆様、本日の日報を提出いたします。
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継続は力なりという言葉がある。何かを継続したことでひとつの成果を出して成功体験をつかんだ人は、この言葉の意味を実感する。
しかし、この言葉を妄信してただただ「継続」することを目的にしてしまう人がいる。「継続し続けているのだから、焦らなくても結果は出る!諦めずに頑張ろう!」と考える人だ。こうした人はかなりの確率で意味を誤解している。
「継続は力なり」
仕事が早い人は「他人が決めたゴール地点」ではなく「自分で決めたゴール地点」を目指している
デザイナーとして働き始めた頃、自分の作業のゴール地点はもっぱら「上司が設定したゴール地点にたどり着くこと」だった。そこを満たすだけで、十分に評価していただくことができた。
3年ほど働いて後輩もできた頃にはリーダー役を任されたり、客先に出向いて自らヒアリングしたりといったこともやったが、その頃は自分で「どうすべきか」は考えつつも、そこに対して「責任は自分にある」という意識は薄かったように思う。