#エッセイ
嫌いな人から学んだこと
わたしには二人の祖父がいた。
ひとりはやさしくて、思いやりのある母方のじいちゃん。
もうひとりは煮ても焼いても喰えない、自分のことが一番かわいい、自分しか愛せない父方のじいさん。
父は晩年に鏡の前で、自分が父親に似てきた容姿を見て
「血を抜きたい」と嘆いていた。
父方のじいさんは自分のことしか考えられない、自分さえ良ければいい、そんなやつだった。
親だからと当たり前のように父や母に迷惑をか
🤱【あなたの為を思って】1mものさし
前回⤵️
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父と一緒に過ごした想い出はあまりない。
朝は早くて帰りは遅いサラリーマン。
週に一度の休日は、付き合いゴルフか資格取得の勉強、たまに日曜大工。
学校行事にも殆ど来なかったし、学校のことを自分から話したこともない。
頑固で理屈っぽい父には、母とは違う怖さを感じて自分から馴染もうとしなかった。
日曜日の朝、父の布団の中に潜り込んでいく妹のことを、信じられない気持ち
🤱【あなたの為を思って】突然ですが心療内科Y医師のこと
前作⤵️
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暫く母の話が続く予定。
何故か書きたくなったのが、心療内科Y医師。
どこでもそうでしょうが、初診予約がなかなか取れない。
再診は予約制ではなく、受付時間前から大行列。
優しい、親切、丁寧、解りやすい、薬の処方が的確、漢方専門医の診療も受けられる、地域で一番攻めてる心療内科……
いろんな評判を耳にしている。
そんな素晴らしいY医師のことを、何故このテーマで書こうと思