マガジンのカバー画像

旅行記というより、備忘録

9
旅の記録。 鉄道にことこと揺られて、たまに飛行機ですっ飛んで、いろんなものを見ていろんなことを考えた。その記録。
運営しているクリエイター

記事一覧

闇夜に浮かぶ奇跡の一本松【三陸旅行記#3】

闇夜に浮かぶ奇跡の一本松【三陸旅行記#3】

日没後の気仙沼から、BRTで奇跡の一本松を見に行った。一人で。

※この記事の内容は、2018年3月の旅行に基づいています。また描写はあくまで佐倉の主観をもとにしています。

津波被害を受けた高田松原に、たった1本残った松の木。その松がモニュメントにされたものが、今回訪ねた「奇跡の一本松」。
その周りには「一本松茶屋」なる施設があり、飲食ができたり、お土産が売っていたりする。

ニュースでよく見る

もっとみる
あまちゃんのロケ地めぐりと、海女さん【三陸旅行記#4】

あまちゃんのロケ地めぐりと、海女さん【三陸旅行記#4】

2018年3月の、三陸旅行2日目。

※時刻、スポットなどは2018年の情報に基づきます。また情報はアヤシイ場合がありますので、実際に旅行に行かれる場合はしっかりとした下調べをお勧めいたします。

気仙沼から宮古へ2日目は気仙沼から一旦内陸に戻り、一ノ関へ。そこから東北本線で盛岡へ。また太平洋側へ出て、宮古へ。山田線の不通区間を最速で迂回するためのルートだ。

気仙沼ー大船渡は、私の愛するポケモン

もっとみる
はんきゅうでんしゃ!

はんきゅうでんしゃ!

カン、カン、カン、カン…
「はんきゅうでんしゃ!」

* * *

今から20年くらい前、私の親戚は伊丹に住んでいた。
阪急電車の線路沿いのその家に遊びに行くたびに、家のそばを通る電車を眺めるのが私のお気に入りだった。

その家のそばには踏切があって、電車が通るときはいつも「カン、カン、カン、カン…」踏切の音が鳴る。

そうすると私は、遊びを切り上げてパタパタパタパタ…と走っていき、線路に面した窓

もっとみる
ここは試される大地【北海道旅行記day2】

ここは試される大地【北海道旅行記day2】

2018.6.2 納沙布岬にてゴゴゴゴゴゴ…

朝七時。強風が吹く納沙布岬。

でっかいモニュメント。

ここは北海道本島の最東端であって、「日本の最東端ではない」というメッセージを放つ、モニュメントの数々。

…よし、見た。
寒い。
帰ろう!

今降ろしたはずの乗客が、折り返しのバスに乗ってくるのを見た運転手さんは怪訝な顔をしていたが、背に腹はかえられない。
北海道一周のチェックポイントだと思っ

もっとみる
極東にて一人旅の寂しさを思い知る。【北海道一周旅行day1】

極東にて一人旅の寂しさを思い知る。【北海道一周旅行day1】



この写真は、今でも私の仕事用PCのデスクトップにしてある。
北海道鉄道一周旅行のはじまりであり、
1年半経っても振り返りnoteを書いてしまうくらいの思い出の始発点、南千歳駅。

今更だと私も思う。
しかし、何もかも忘れてしまう前に、この思い出を残しておきたい。プラス、北海道を旅したい誰かに向けて、ウェブのどこかにヒントを転がしておきたい。

…というわけで、7日間の旅行記、はじまりはじまり。

もっとみる
BRTの車窓と、標識と、盛り土と【三陸旅行記#2】

BRTの車窓と、標識と、盛り土と【三陸旅行記#2】

地元の駅から鈍行に揺られ続けること、半日。

前谷地駅にやってきたのは、真っ赤なバスだった。これがBRT。

南三陸さんさん商店街へポップなイラストが前面に描かれた真っ赤なバス。「鉄道の代行輸送」という立ち位置から、もう少し大人しい色を勝手にイメージしていた。しかし中は普通のバスだった。ただ、前面にテレビ画面のようなものがあり、ニュースが流れていた。東京の新型車両ばりのサービスである。

前谷地駅

もっとみる
そうだ、青春18きっぷ買おう【三陸旅行記#1】

そうだ、青春18きっぷ買おう【三陸旅行記#1】

就活終わったぁぁ!青春18きっぷ買おう!
2018年2月の、あましょくである。

晴れて第一志望から内定をもらい、同時に4月から内定者インターンとして働くことが決まったのが2月の末。
大学生らしい旅行に行くなら今しかない!と、気になっていた青春18きっぷを購入。同時に、一泊二日旅行に行こうと決めた。

行先は東北、三陸。理由は2つ。理由1:BRTなるものに乗ってみたかったから。

青春18きっぷの

もっとみる
3次元でも旅をしたい!

3次元でも旅をしたい!

私にとって、旅に出ることは希望であり、救いである。

いきなり大きなことを書いたが、さきほど久しぶりに航空券とホテルの予約を取ったから、テンションが上がっているのだ。見逃していただきたい。

というのも、
ここ最近、どんより気分の日が続いていた。
インターン先から帰る間にあれこれ悩んで疲弊してしまい、母親に「ゾンビみたいな顔して帰ってこないでよ」と言われるほどだった。

そんな私の救いになったのが

もっとみる
我が憧れの大地

我が憧れの大地

北海道。
中学生の頃から、そして今も、私は北海道に憧れている。
冒険とロマンが溢れる大地、北海道に―

そんなわけだから #北海道のここがえーぞ
なんてタグの存在を知ったら、これはもう書くしかない。
北海道に対する愛と、あましょくの主観による北海道のえーぞポイントを、ただただ書き連ねていく。

1. ロマンが溢れている私の育ちは関東平野の真ん中で、右も左も建物に囲まれている。それとなく東京に近いこ

もっとみる