『期心』

スノードームの中の二人は、とても幸せそう。

寂しくなったら眺めろよ。そう言って渡されて

何年経っただろう。公園のベンチで溜息をつく。

世間的な女の賞味期限なんてどうでもいい。

だけど、心の賞味期限は急に切れることがある。

分かってる?心も鮮度を保つのは難しいんだよ。

「早く迎えにこーい!もう限界だよ。。」

「大声で叫ぶ女はモテないぞ。俺以外には」

振り返ると、笑顔で両腕を広げた彼がいた。

勢いよく胸に飛び込む。期限内に間に合ったね。


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