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『番外編』年賀状マウント

ワイドショーでも取りあげられてる「年賀状マウント」
季節的にもちょうどいいので、
私に起きた年賀状マウントの件を今回は書こうと思う

数年前まで私に毎年年賀状を送ってきていた人がいる
大学時代の友人だ
その人の事をなぜか時々思い出すのだが、不快に一方だ

連絡先もすべて抹消しているのに、
いつになったら私の頭の中からいなくなってくれるのだろう

友人と知り合ったのは大学に入ってから
専門分野の科に所属しており友人はとても真面目で頭も良く
就職後もその専門一本で一生を遂げるような人間だった
当時仲は良かったで卒業後も連絡を取り合い食事に出かけることもあった
そんなある年始、友人からの年賀状で結婚しましたのお知らせが・・・
お相手がいたことも聞いてないし結婚式にも呼ばれていない
何も知らずいきなりだった
それに関しては正直どうでもよかった
呼ばれても恐らく行ってなかったくらい
友人は大学で知り合った友人より、
高校の友人を大事にしてる感が当時からあったので
特に何も思わなかった

問題なのはその後
その年賀状で名字が変わったことやお相手の姿など
様々な尋ねてもいない情報を知らされ、
その翌年子どもが生まれたとの情報を年賀状で報告される
生まれて間もない子どものみの顔がバーンと載った年賀状
まあよくあることでどうでもよく特に何も思わなかった
その翌年から私の脳内の記憶に残る事案が続いていく

年賀状がきた

ファミリー感満載でまるで何かの生命保険のパンフか?と思うほどの
仲良しっぷりと笑顔で3人そろってのどでかい写真入り

そのまた翌年の年賀状
第2子が生まれ4人そろってのデカイ写真と子どもの小さな笑顔写真入り
そして家を買ったので引っ越したとの情報が新住所から伝わる
アキラー!つわりがひどかったよー!と泣き言な雰囲気での
コメントが書かれていた

私にそれを言われても・・・

そして次の年賀状
次の年賀状・・・
その間私も年賀状は社交辞令な感覚で友人に送っていた
もちろんコメントは手書きでちょっとした近況を書いて

友人に第2子が生まれてから年賀状が
ハガキいっぱいの子どもの写真だらけになった
この顔年賀状で使いたい!これは外せない!と言わんばかりにいろんな顔の子どもの写真がギュウギュウでギッシリに敷き詰められていて
分かりやすく言うとインスタの自分のページみたいに
四角のマス状にいっぱい子どもの写真がある状態のハガキ
ベストショット10枚くらいが1枚に載ってたと思う

完全に祖父母に送る用な雰囲気

全面カラー印刷なので本人のコメントが書くところがないので
宛名の下に数文字「会いたいね!」と数文字だけ書かれていた

いや、会いたいわけがない

それにハガキに盛りだくさんで載ってる旦那や子供のこと
何年経っても知らないし聞かされていないし

正直お前誰やねんって感じだ

このタイプの年賀状が数年連続で続いた
私は友人との縁をもう切ってもいいと思い
ひとまず年賀状を送らないことにした

それでも毎年友人からの年賀状は届く

同じ感じで

それでも私は送らない

私は見ることもせずそのまま年賀状のファイルに閉じていた
私が送らなくなって3年ほどして向こうからも来なくなった
連絡系も一切来ない

やっと解放された感

友人は学生の頃はそういうタイプではなかったのだが
こうも変わるもんなんだなと実感した一連だった
あんな感じの身内感満載の年賀状を立場も環境も違う友人に送り続け
何とも思わなかったんだよな
これを受け取ってアキラも喜んでくれる!って思ったんだろうか
友人は私が不快に思っていたことに気が付いたのか
今現在も気が付いていないままなのか…
どうでもいいことだが

結婚したオンナが
「結婚しても何も変わらないよー!これからもなかよくしてね」
という暗示はまさに怖く嘘である

何も変わらないわけがない

現に会っても子供や旦那の話ばかりされるのである

こんな話聞きたくてそんなあなたに会いたいわけではない
仕方がないことだが交友関係が変わる瞬間ってこんなもんなんだと思う

アイドルが結婚発表後に同じニュアンスのようなことをいうが
同じようなもんである
「結婚して私は変わりまずがあなたは私を変わらず応援し続けてね」
という暗示というか呪いにすぎないと思う

結婚前と全く同じ熱量や労力で推すことができる人なんて
居たとしても多くはないと思う

私も友人からの年賀状の呪いから解放されたが、
記憶から消すことができずこれがとても残念だ


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