福岡県大木町のキノコ栽培で使われた「廃菌床」を、カブトムシの飼育に再利用!
こんにちは、翼祈(たすき)です。
日本のカブトムシ人気は、2000年代に大流行した昆虫カードゲーム[ムシキング]の影響だと言われています。
加熱するカブトムシに反映するカタチで行われているのが、海外からの密輸です。
日本の昆虫ショップや販売会で販売されている南米産のカブトムシのほとんどは、南米の国々がカブトムシの持ち出し規制が厳格化される前に輸入されていて、日本で繁殖させた個体でした。
過去に法のもとで輸入され、日本で繁殖したカブトムシを昆虫ショップなどで販売する分は、何も問題はありません。
ですが、過去に輸入されたカブトムシを繰り返し交配させて繁殖させると、家族やきょうだい同士の交配が増え、少しずつ死にやすい個体や奇形が発生してしまいます。
冒頭から重苦しい話でスタートさせてしまいましたが、もちろん純粋に日本で育っているカブトムシもいます。
ここでは日本のカブトムシに関する、ほっこりとする社会福祉の話を綴りたいと思います。
SDGsな社会を実現しようと、キノコ栽培が盛んな福岡県大木町は、農業をする際に出る有機廃棄物などを使用されたカブトムシを育て、販売事業などを展開する秋田県の企業、「TOMUSHI」とその子会社と連携協定を締結し、キノコ栽培で活用された菌床をエサとしてリサイクルする取り組みを推し進めることとなりました。
今回は2024年3月5日に発表された、福岡県と秋田県のカブトムシにまつわるSDGsに関する話題をお届けします。
カブトムシのエサに、キノコ栽培で使われた「廃菌床」?
連携協定に基づき、「TOMUSHI」と子会社は福岡県大木町のキノコ栽培で活用された菌床、「廃菌床」をカブトムシの幼虫のエサとしてリサイクルし、今後3年以内に1万匹から2万匹の成虫のカブトムシの出荷を目指すとします。
また、幼虫のカブトムシを加工して、魚の養殖に活用するエサを年間10トン以上、生産したいとも話します。
協定の締結式を終えて、大木町の広松栄治町長は「恒常的に出る『廃菌床』を資源化し、環境負荷の軽減によるSDGsの社会を実現するために、協定を締結しました」と説明しました。
そして、「TOMUSHI」の代表取締役CEOの男性は「大木町は西日本一のキノコの生産地ですので、その副産物の『廃菌床』を活用して、今後日本一、世界一のカブトムシの産地にするために、この大木町を背負う気持ちで頑張っていきます」と述べました。
参考:キノコ栽培で使った菌床をエサに企業とカブトムシ飼育 大木町 福岡 NEWS WEB(2024年)
私とカブトムシ
小学校低学年の頃に家にカブトムシがいました。祖母の家の近くに山があって、親戚が多分取ってくれたのだろうと、母は言います。
確か何匹か居たのですが、冬の間、幼虫の時に、土を交換するだったかな?、
ちょっと小さ過ぎて忘れたのですが、冬の間に成虫になるために、何かをしないといけないのをしなかったんですよね。
夏が来て、カブトムシになると思ったら、全滅で、泣いたのを覚えています。ですが、カブトムシを飼っていた話は、私以外の家族は誰一人覚えておらず、その話をした時「そんなこと知らない」と言われました。
私がこれまで書いてきたSDGsは人に対するものが多かったのですが、人以外の、しかも昆虫というのは初めてのことでした。
海の生き物とかにもSDGsは取り入れられているので、昆虫にも取り入れるのは、決して不思議な話ではありませんね。
本当にカブトムシは日本では大人気なので、この事業がこれからも発展し、カブトムシのエサといえば、福岡県の大木町のキノコだと言われる様になると同じ福岡県民として、嬉しいですね。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?