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春のセンバツに、視覚障害のある女の子が、開会式の司会を担当。万感の想い。

こんにちは、翼祈(たすき)です。
2024年3月18日(月)、甲子園で春のセンバツの開会式が行われ、大会1日目に3試合が行われました。

2024年は阪神甲子園球場100周年という年でもあって、記念グッズが続々と登場したり、選手入場のプラカードは、全国の学校の書道部が揮毫(きごう)するなど、その楷書体を使用したプラカードの行進が、大きな話題を集めました。 

大会初日から大きな話題を集めている春のセンバツですが、私はある女の子の記事を偶然知りました。

開会式では、生まれつき視覚障害を抱えている岐阜県立岐阜北高校2年生の古田桃香さんが司会を担いました。

古田さんは岐阜県立岐阜北高校高放送部の顧問に付き添われながらマイクの前に立ち、ハキハキとした口調で能登半島地震の犠牲者を追悼する黙祷や選手宣誓などをスムーズに進めていきました。

今回は古田さんが、この春のセンバツの司会に賭けた想いを発信します。

2024年3月18日、

古田さんは、生まれた時から左目はほとんど見えず、右目はコンタクトレンズやメガネで矯正しても視力は0.1以下です。中学3年生の時、全国盲学校弁論大会で優勝しました。「弁論大会では、話し方や原稿の内容にこだわる面白さを肌で感じました」といい、高校では朗読の取り組みを始めました。2023年のNHK杯全国高校放送コンテストの朗読部門で優勝したことから、同コンテストのアナウンス部門優勝者の長崎県立諫早高校2年生の古賀美希さんと一緒に、春のセンバツの司会を務める運びになりました。

自分の姿を通じて、「障害を抱えながらも奮闘する人に希望を与えたいです」と願いを込めます。大役を果たした古田さんは、「開幕式の司会の依頼を頂いた後から、何度も思い描いてきた開会式を楽しむことができて、良い経験になりました。生まれてきて良かったです」と笑顔が弾けました。

参考:生まれつき視覚障害のある高校2年・古田桃香さん、開会式の司会…「生まれてきてよかった」 読売新聞(2024年)

希望が湧くお話

昨日から開幕した春のセンバツは、仕事時間だったことから、観れていません。

私は2023年に会社のサイトで、プラカードを男子生徒も持てる様になったという記事を書きました。以前は女子生徒のみだったプラカードなどを持つことがジェンダー平等になり、凄く多様性で喜ばしいことだと感じていました。

私はこの記事を読むまで、開幕式の司会を視覚障害を抱えている女の子が司会をしているのを初めて知りました。私の中でその様な大役を、同じ障害者として、立派に担っていることに感動しました。

開幕式も終わって、第三試合まで行われた後に、このことを知りました。私としては、初日を迎える前に、このことを知りたかった。

テレビで古田さんの春のセンバツの開幕式に賭ける想いを、生で体験したかった。どこかで、この開幕式の様子が観れるなら、観てみたいと思います。

それ位、私にとっても頼もしく、誇らしくもある、心が躍る、このエピソードでした。


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