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#ゆたかさって何だろう
休日に向けたカスタード。
『今度うちにおいでよ。新しく買ったオーブンもあるし。料理しようよ』
あれよあれよという間に予定が決まった。
土曜日の午前9時45分。デパートの開店を待って材料を買う。
ほのかも同じタイミングで合流して3人で家に行くことになった。
4月の異動で私の職場に来た二つ年上の吉田さんは、
何事も丁寧でそれでいて勢いがあって、誰からも慕われている素敵な人だ。
何が食べたいか尋ねるとすぐさま
『肉かな。
三連休。始まりはちゃんちゃん焼き。
キャンプに行かない?
ホノカはいつも決まって仕事が終わりかけの午後5時。
わたしの席の右隣に立って話しかける。
今回もそうだった。
わたしの席はフロアの真ん中あたりなのだけど、
右側にはパーテーションが置いてあるから、左から話しかけられることが多い。
でもホノカはいつも右側に立って話しかけてくる。
これも決まってパーテーションに腕をのせて。。。
「来週の土曜日。倉敷のキャンプ場とってある
健康診断とトリッパの風。
今日は健康診断だ。
このためにお酒を絶ち、ご飯もちょっと少なめで来た。
『当日午前8時以降は、水以外口にしてはいけない』そう書かれた紙を見て、だったらと思い朝食も抜いてみた。
午前中。仕事をしてもしている気にならず、何度もパソコンを開いては閉じを繰り返した。
水をチマチマのみ、パソコンをまたカタカタと叩いた。
午後2時。会社を出て歩いて5分の内科へ向かう。
梅雨の晴れ間にしては堂々とし
レンコンと牛肉のしぐれ煮
昨日までぐずついた天気が続いていた。
だからこそ今日の日差しはとても気持ちがいい。
夏らしい青空。夏らしい雲。そして夏らしい緑。
月曜日なのに、ここまで晴れるとちょっと気分が上がってさえくる。
今日はしっかりご飯を食べたいな。
昼ごはんを食べたすぐあとなのに、もう夜ご飯のことを考えていることに気づいてマスクの中で口元が緩む。
それからはずっと夜ご飯のことで頭がいっぱいだった。
お肉が
コーヒーチケットと梅酒づくり。
明日から仕事の日曜日は、なんとなく気持ちがうつうつとする。
小雨の降るなか家を出た。
家の近くの喫茶店。カフェと言うよりも喫茶店と言ったほうがぴったりとくるここは隣のケーキ屋さんのケーキが出てくるから私は好きだ。
夕方になると蔦の間から陽が差してきて心地いい。
ショートケーキとアイスコーヒー。
コロナ対策で開けられた入口から涼しげな風が通う。。。
そうだ。梅酒を作ろう。
実家では毎年
珪藻土マットとアジのカルパッチョ。
今朝は早く目が覚めてしまい、朝からお風呂をためてみる。
いつもとは違うピンクのクナイプ。普段真っ暗な時間に自分を慰めるために入れるそれを今日は朝から使うのだ。
特別な日になるに違いない。今日はサボらないことを決めた。
浴室から出て、珪藻土マットの上で体を拭く。
この家に引っ越してきてすぐ。会社の大山さんに勧められて買ったこれは、ベタベタしなくてとてもいい。
洗っても夜までに乾かない分厚い
ずぶ濡れと白菜の冷たいそうめん。
しっかりと降った雨は、道の至る所に小さな小さな川を作っていた。
駅前の高いビルは霞んで上の方は見えなくもなっていた。
ぐずついた天気。というより、落ち込んだ天気。といった感じ。
あの霞の中はどんな景色が広がっているんだろう。。。
広がるどころかふさがっているのかな。
そんなことを考えながら会社に向かう。
いつもと同じように自席につき。いつもと同じ作業を繰り返す。
コーヒーを飲みながら
新たまねぎとパスタ雑炊。
ちょっと早めに仕事が終わって、明るい時間に会社を出た。家に帰ると、マンションのエレベーターは点検中であと40分は動かないことがわかった。
毎月点検はやってくるけど、いつもは家をあける時間に点検されていたから、実際に自分が使えないことを経験するのは初めてだった。
私の家は6階。。。
階段で上がることを決めた。
エレベーターホールから一度外にでて、階段室の扉を開ける。
この家に引っ越して1年
コールスローと太陽の休養日。
土曜日。今日は曇りだ。
くもりの日と書いて、曇天。漢字で書くよりもひらがなでどんてん。
こうした方が、私はぴったりだと思う。
だって、どん。としている天気だから。。。
いつもは青い空。でも今日はしっかりと分厚い雲が覆っている。
今にも泣き出しそうな空の顔色を見ながら、外へ出かけた。
私の家を出て、みぎに曲がり10分ほど歩くと海に出る。
途中のコーヒーショップでアイスコーヒを買い、海辺
冷たい冷たいカボチャのスープ。
暑い。梅雨入りしたというのに。暑い。
蒸し蒸しとも違う。ちゃんとした暑さ。
さらに今年はマスクが追い討ちをかける。
マスクのおかけで口の周りはしっかり保湿されるけど、保湿以上に苦しくて、マスクのしたは見苦しい。
今日は絶対冷たいスープだ。ランチ直後にそう決めた。
会社を早めに切り上げて、歯医者さんへ向かう。
私の通う歯医者は、診察室のイスから道路の向かいにある公園がよく見えて好きだ。
絵葉書となめろうそば。
家の目の前のスーパーで半額になったお刺身を買い、エントランスでポストを開けると一枚の絵葉書が入っていた。
消印には東京北部。。。ミカからだ。
私とミカは中学の同級生。彼女は今、東京で暮らしている。
手紙には、春からの生活のことと、コロナ禍が終われば一緒にオープンカフェに行こうという誘い。原っぱでのピクニックの誘い。そして、浴びるほどお酒を飲もう。と書いてあった。
以前は週に3回はお酒が飲め