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誰からも美味しいと言われない美味しいごはん。

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一人暮らしなので、どんなに美味しい料理を作っても誰も喜びません。だからと言って、手を抜く料理を作り続けるのは、ちょっと残念な気がするのです。
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#アラサー

半夏生とバンジー麺。

半夏生とバンジー麺。

7月2日。

半夏生はうどんを食べるんだよ。職場のまさおさんが声をかけてきた。

まさおさんは会社の先輩で私より3つ上。
結婚していて子どもがふたりいいる。

スーパーイケメンというわけではないし、仕事もそんなにできないんだけど、
優しさが滲み出ているおぼっちゃまタイプ。

香川県出身だという彼は週3でランチにうどんを食べる。

それなのにわざわざ暦の上のイベントを把握してまで
うどんを食べようと

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洗濯日和とイサキのアクアパッツァ。

洗濯日和とイサキのアクアパッツァ。

瀬戸内はきょう天気が良かった。

テレビでは東海は記録的な大雨だと言っていて
大きな木がブンブン揺れて強い雨の映像が流れていた。

でも、この街は見事なまでに晴れていた。

ちょっと頑張って洗濯機を回す。

いつもは浴室乾燥機で乾かす衣類も、きょうは久しぶりに外で干す。

ベランダについた洗濯用の器具をカチカチと伸ばし、
バスタオルがちょうど下につかない高さの竿にどんどん洗濯物を干していく。

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ステーキランチとなすの味噌汁。

ステーキランチとなすの味噌汁。

昼過ぎに電話がかかってきた。

相手は同僚のホノカ。

ステーキを食べよう。ランチの誘いだった。

会社から歩いて10分ほどのところにある高級なステーキ店。

看板しか見たことなかったその店になぜか行こうと誘ってきた。

話を聞くと仕事が忙し過ぎてステーキでも食べないと話なならない。
ととても怒っている様子。

大きなビルの地下に目的の店はあった。
入り口の階段を降り始めてホノカがひとこと。

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夕立とナスの瓦そば風。

夕立とナスの瓦そば風。

今日はよく晴れていた。

7月のつもりで気持ちよく会社に行ったけど、
よくよく考えたら7月はもう少し先だった。

早く7月にならないかな。一日中そんなことを思いながら仕事をこなした。

定時を過ぎ、家路に着く。

もうすぐ家に差し掛かったところ。

ポツ。ポツ。ザーッ。

夕立だった。

夕立は字面だけ見れば高級みかんみたいなのに、
実際目の当たりすると、それはかなりの迫力があるといつも思う。

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ベランダハーブと南瓜の煮物。

ベランダハーブと南瓜の煮物。

おはよう。

日曜の朝にしてはちょっと早めの9時半。

ベランダのハーブに水をやりながら声をかける。

連日レモネードに添えたことで、はげかかったアップルミントは
昨日まではなかった小さな芽をいくつも出していた。

隣のバジルは緑色の立派な葉を広げている。

2枚ちぎって食べる。
ドンとした存在感のある味と香り。
一気に目が覚めた。

お昼はイタリアンにしようかな。

ひとりごとは続いた。

コー

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二日酔いと厚揚げの煮物。

二日酔いと厚揚げの煮物。

二日酔いの朝は起きるのが辛い。

頭はガンガンなっていて、喉の端っこもちょっとだけ痛いような気さえする。

飲みすぎちゃったな。変なこと言ってなかったかな。。。

いつも二日酔いの朝はそうした後悔で始まる。

水をコップ1杯。。。もう1杯。

何も口にしたくない。今日の夜は確実に軽いものを食べよう。

顔を洗い、服を着る。なんとか気持ちをあげようと、こないだ買った真っ赤なマキシ丈のスカートを着て家

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旧友とジュリエンヌサラダ。

旧友とジュリエンヌサラダ。

仕事を終え、商店街を歩く。

今日の目的地は非常に明確で、信号を2つこえる。

その先にある2つの商店街の重なる場所。。。

ここが今日の目的地。大学時代の友人の大野さん。

今は隣の県で農家をしているのだけれど、久しぶり。と連絡をくれた。

今日は彼女と食事をする。

わざわざ車で来たそうで、そのまま家に泊まることになった。

久しぶりの彼女は少しだけ痩せていて、少しだけ日焼けをしていた。

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アネッサの無駄遣いと夏野菜スパゲティ。

アネッサの無駄遣いと夏野菜スパゲティ。

梅雨の中休みがここ数日続いていた。

久しぶりに外での仕事が長いと見た私。

朝から日焼け止めを入念に塗る。

夏は冬に比べて寒くないのが魅力だけど、そのぶん日焼けが心配になる。

日焼けしない夏があればいいのに。いつもそう思う。

でも玄関を出たら今にも泣き出しそうな空が広がっていた、

気づけば曇天の1日。ふわふわとした思いで家路に着く。

太陽とは対峙しなかった。なんかそれがモヤモヤとする。

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デパ地下パンとレモネード。

デパ地下パンとレモネード。

仕事が早く終わった日は、ときどきデパートでパンを買う。

商店街をまっすぐ。

郵便局と小さなビジネスホテルの間にこの街のデパートはある。
夕方になると普段なら手が出ない惣菜が半額で売られているから私は好きだ。

エスカレーターで地下へ。時計回りでフロアを巡る。

ワイン屋さんをチラッとのぞき、その隣の隣のパン屋さん。
トレイとトングを手にとって、カチカチと2回ならして店に入る。

このあと食べる

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パンダのマスクと桃のコンポート。

パンダのマスクと桃のコンポート。

梅雨の中休み二日目は、思ったよりもしんどくて。
ランチですら外に行くことを迷うほどだった。

午前中の仕事を片付けて12時半。

意外とかかってしまったな。

そう思いながら会社を出て道を渡ったところにある、弁当屋さんに向かう。
真っ白なペンキで塗られたその店は、優しい老夫婦が営んでいていつもニコニコしながら店に立っている。わたしのお気に入りのひとつだ。

カウンターに立つおじさん、今日はパンダ柄

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週末の鯵ぽん。

週末の鯵ぽん。

起きると。10時半だった。

昨晩のミネストローネを冷蔵庫からだし、茹でたそうめんを入れてすする。

トマトの冷たい感じ。具材たちがひと晩経ってまとまりを強めていた。

そこへ登場する細いそうめん。

カペリーニがこの世にあるから美味しいに決まっているのに、新たな発見がそこにあるような感じがする。

いい陽気。気持ちも軽い。

洗濯機を回し、ベランダのハーブに水をやり、コーヒーを飲んで洗濯物を干し

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細かい雨とミネストローネ。

細かい雨とミネストローネ。

細かい雨は嫌いだ。

降っているか止んでいるか、そもそもわかりづらい。

傘をさしてもビニール傘の透明なところに雨の気配はないのに

ささないと、私のメガネには水滴がつく。

だったらと再びさすと、私の横を車が通るたびに傘の中に潜り込んでくる。。。

本当に鬱陶しい。

やっぱり私は梅雨がどうしても好きにはなれない。

うつうつとしたまま仕事をこなし、うつうつとしたまま定時で職場をあとにした。

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金夜のコンフィ。

金夜のコンフィ。

金曜日は、いつもあっという間に過ぎていく。小学校の時からそうだった。
明日から休みだというワクワクで、毎週毎回、浮き足立っている私がいる。

昼。よくいく会社近くのカフェに向かった。

フランス人のオーナーがフランスから取り寄せたというパン生地を焼いていて  いつも美味しいパンが食べられる。私は好きだ。

でも今日は、白いタイルの階段を登って二階に行くと鍵が閉まっていた。
リヨン出身だという彼のサ

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雨上がりのビシソワーズ。

雨上がりのビシソワーズ。

昼過ぎ。予定のために社用車で幹線道路を走っていると、フロントガラスに水滴が落ちた。

空には雲はあるけれど、それでもバッチリ晴れていた。

新緑が青空によく映えて 雨なのに不思議と気持ちがいい。

でも、しばらく走ると雨はどんどん強まっていった。

けどそれでも太陽はずっと見えていた。

雨なのか晴れなのか。よくわからない。

まさしく瀬戸内らしい梅雨。

夕方になった。

仕事を終えて車に戻ると

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