半夏生とバンジー麺。

７月２日。

半夏生はうどんを食べるんだよ。職場のまさおさんが声をかけてきた。

まさおさんは会社の先輩で私より３つ上。
結婚していて子どもがふたりいいる。

スーパーイケメンというわけではないし、仕事もそんなにできないんだけど、
優しさが滲み出ているおぼっちゃまタイプ。

香川県出身だという彼は週３でランチにうどんを食べる。

それなのにわざわざ暦の上のイベントを把握してまで
うどんを食べようという姿勢がなんとも面白かった。

じゃあ連れてってください。

私がそういうと、まさおさんは
のりこさんは熱いのと冷たいのどっちがいい？だの
天ぷらは一緒に食べたいタイプ？だのと
うどんの好みを聞いてきた。

外は暑かったし、私はお腹も空いていた。

それを伝えると、エントランスにいたホノカと一緒に
私をうどん屋さんに連れて行ってくれた。

ここはバシッと冷えたうどんがいいんだ。

まさおさんおすすめの冷たいぶっかけうどん。

しっかりコシがある麺と冷たいのに存在感がしっかり感じられる出汁。
冷たい麺っていいな。この夏も頑張れそうな気がした。

今夜も冷たい麺にしよう。。。

夜ご飯を昼に決められた日はさっさと時間が過ぎていくような気がする。

帰りにスーパーに寄って鶏もも肉ときゅうりとネギを買う。あと、中華麺も。

家に帰り、深めの鍋でたっぷりのお湯を沸かす。

沸いたところにネギの青い部分。生姜のスライスを入れて塩をひとつまみ。

沸騰した鍋に鶏肉を切らずに入れて蓋をして火を消して１時間。。。

小さいボウルにごまだれを大さじ３。ナンプラーを小さじ１と砂糖をひとつまみ。七味をちょっとだけ振って、水を最後に大さじ２。刻みネギを加えてタレを作る。

茹でた中華麺を水でしめ、きゅうりと茹だった鶏肉を切って
お皿に盛り、タレを回しかける。

ツルツルの麺とプリプリの鶏。

うどんとは違うけど、これもまたいい。