20代最後の夏に見たい風景
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20代最後の夏に見たい風景

「海を見たいね」

たったその一言で
友だちと小田原へ旅にでた。
忘れたくない夏の思い出がまたひとつ増えた。

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構想10年、建設10年。
杉本博司が長い歳月を経て
小田原に建てた江之浦測候所。

" 世界や宇宙と自分との距離を測る場所 "
という意味を込めて測候所と名付けたらしい。

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8月限定の夕景の部を予約して
電車と送迎バスに揺られて90分。
ねずみ色だった空がどんどん明るくなり
到着する頃には青空が広がっていた。

17:00〜19:00の夕景の部。
ここから夜へ向かってゆくと思うと
胸の高鳴りが止まらなかった。

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しずかに、だけど確実に
色が変わってゆく目の前の風景が
あまりにも美しくてただじっと眺めてた。

あの海と空の境目にいたら
空に届くんじゃないかと思うくらい
ふたつが溶け合う水平線は幻想的だった。
頭の中で寺尾紗穂がそらとうみを唄っていた。

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あっという間に夜がきた。
地球は休まず回っている。
ここで見た全てが物語っていた。

きっとひとりでも楽しめただろうけど
二度と見れない今日だけの景色や空気を
だれかと一緒に味わえた夏の日が
なんだかとても尊く感じて心が満たされた。

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「うつくしい風景を見て
感じたり考えたりできるから
人間でよかったなあと思ったよ」

帰りのバスで友だちが口にした言葉を
わたしは一生忘れないだろう。

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