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自己紹介 1 健康のお仕事についての私の考え

こんにちは。さくらと申します。
このnoteでは、私が学んできたこと、体験してきたことをできる限りお伝えさせていただきたいと考えているので、このnote全体が自己紹介のようになるとも言えるかもしれませんが、まずこのnoteを見てくださっている方にとって必要そうな情報からお伝えさせていただいて、noteやInsagramでの投稿が増える度に、少しずつもっと知っていただけたら嬉しいです。

私は、サンフランシスコにあるCalifornia Institute of Integral Studies (CIIS)という大学で、統合医療の修士課程を修了しました。
修士課程ではかけがえのない学びがたくさんありましたが、学外でも、修士課程に進む前もその後も、健康については広く実践的、学術的に学び続けています。本当に学びの環境には恵まれてきました。

卒業後、健康の仕事をすることはもちろん検討し、今でも続けさせていただいていますが、今まで不特定多数の方に向けて健康に関する情報を発信したことは一度もありません。

その理由は、感覚的にできなかった、という点が一番大きいですが、もう少し言葉で説明すると、一人一人本当に体質、心身の健康状態、環境、過去のトラウマなど状況が違いすぎて、何が良い、悪いと言うことはできないからです。究極的にはあらゆることに良い、悪いはありませんが、特に健康に関する情報は人の生活や命に関わることなので、無責任に発信することはできない、と感じていました。
その人にとって不要、不適切な情報や、受け取る準備ができていない情報を一方的に与えることは、暴力的にもなり得ます。

「これが良い」「これは良くない」と捉えられかねない発信をすることで、誰かの気分を害することもあると思います。誰かや何か特定の企業、思想などを攻撃するような発信はしたくない、とも考えていました。

そしてもう一つ大きな理由は、私にはまだ知らないことがたくさんあるからです。私が知っていることは、たまたま知っていることです。他により適切な情報や違う視点がこの世界にきっとあるにも関わらず、たまたま知っていることを発信してしまうことも、無責任なことのように感じていました。

大学院で専門的に学び、公的な資格もいただいたヘルスコーチングも、しばらく続けさせていただいていましたが、私はクライアントの方のお話、お悩みを聴く度に、「この方はそのままで完璧」、「物事に良い悪いはない」、「私にできることは何もない」と思ってしまいがちな性質を持っていることに気がつきました。もちろん、ヘルスコーチングは素晴らしい職業で、たくさんの人を救ってきています。ただ、私にはヘルスコーチングは向いていないことが分かりました。



一方で、せっかく貴重な学びや体験をこれだけしてきたのに、それを還元できていないことにずっとモヤモヤしていました。

健康のお仕事で、私にはできないことが分かったこともたくさんありますが、大学院在籍時から、ヨガのティーチャートレーニングの生理学講師はずっと続けさせていただいています。
続けられてきた理由は、生理学というあくまで学術的な内容をベースに、その他私が個人的に学び、体験してきたことも含めてニュートラルにお伝えできる環境であるから、そして、ヨガの先生になりたいという意志のある能動的な方たちに対する講義であるからだと考えています。
(そして何より、学生の頃からお世話になっているそのヨガスタジオのサポートのおかげです。)

少しややこしい説明の仕方になってしまったかもしれませんが、言い換えると、きっと私は、自分で考え、学び、実践する姿勢のある方に対して、私が持っている情報をできる限りお渡しする、ということはできるのだと思います。

それをオンラインで実現しようとしているのが、このnoteとInstagramのプロジェクトです。


私自身を含め、皆さんには健康になることに必要以上にエネルギー、時間、リソースを費やして欲しくないと思っていましたし、今でも思っています。
ご職柄や健康状態によっては、健康になることを中心とした生活をしなければならない方もいらっしゃると思いますが、多くの人にとって、あくまで健康は土台であり、多少 "不健康" でも人生は全うできると考えています。
むしろ、完璧な健康を目指すあまり本来の目的を見失ってしまうより、そこそこの健康を維持してやるべきことに集中する方が健全だと考えています。

一方、土台が付け焼き刃の健康では、将来また土台を見直さなければならないタイミングがやってくる可能性が高いです。
はじめはたくさんの情報処理、たくさんの試行錯誤が必要かもしれませんが、一度しっかりとした土台を作ってしまえば、その後の人生では必要以上の努力無しに、楽に健康を維持できるようになり、本当にやりたいことに専念することができます。

私は幸運なことに、きっと生きる上では必要ないほどまでの幅広い情報に触れる機会に恵まれてきました。
その中で、私が生きる上で楽に、自由になれた知識や考え方をお伝えしたいと思います。
数学の美しさに感動するに至るまでに、まずは基礎から学ばなければならないように(例えが適切かどうか分かりません)、パッと世界が開けるような情報がスッと胎に落ちるためには、基本の学びが必要なこともあります。

つい先ほど「楽になれた」と言いましたが、その過程ではちょっと退屈な学びや、目を背けたくなるような現実、世界が不正で満ちているように見える時もありました。
今もこれからももちろんまだまだ学びの途中で、全くもって完璧ではありませんが、以前よりもずっとリラックスして生きられている実感があります。

目先の答え、結果を求める姿勢ではなく、ぜひ長期的な姿勢で気長に、時には忍耐強く、かつ楽しく情報を取り入れてくだされば何よりです。

健康について学んだことのない方から健康、医療関係者の方にまで、役に立ったり、視野が広がったりするような情報をお届けしたいと思っています。

もし皆さんにとって興味深い内容、役に立ちそうな内容がありましたら、ぜひ受け取っていただけると本当に嬉しいです。

これからどうぞよろしくお願いいたします。


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