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クレコのママンは愛らしい!vol.3「庭の話と食い気」

この間おばあちゃんの命日だったので、ママンとおばあちゃん家に行ってお線香をあげてきた。伯父や伯母達とお茶菓子を食べながら、庭のチューリップが咲いたね〜という話から、庭の植物の話になった。

おばあちゃんは、後半認知症にかかってよく同じ話を私にしていたのだけれど、その話の1つが、妊娠中もしくは生まれたばかりの伯父もしくは伯母(話す時によって対象が変わっていたので真実は謎)を背負いながら、ひいばあちゃんに柿の木に登らされて、柿の実を取らされたといった話だった。

だから、柿の木はどれ?と聞いたら、おばあちゃんが登らされたという柿の木はもうなくて、今は実がならない柿の木が生えているらしい。
私が本当に幼い頃に家を建て替えているので、そのタイミングで話に出てきた柿の木は無くなってしまったそうだ。

すると、ママンが「でも、あの柿の木の柿あんま美味しくなかったよね」と思い出を語り、伯母が梅の木はまだあるよと教えてくれた。
「おばあちゃんがよく縁側で梅干し作っていたよね」とママンが梅干しの話をしていたら、伯父が家を建て替える前は枇杷の木もあったよと一言。

すかさず「枇杷?あ、あったかも!でも私食べた記憶ないかも。あれよね、角のとこの・・・」とママンの蘇る記憶。「柘榴もあったよ」とまた伯父がいうと、「え、待って、私それ食べたことない!」とまたしてもママン。

伯父とママンは10歳、歳が違うからやはり思い出にも差が生じるらしい。
だが待て、ママンよ・・・お主、さっきから思い出全て食に関連づけられていないか?
思わず「お母さんさぁ、なんで全部食べた、食べてない、美味しい、不味いの思い出なのさ。綺麗な花が咲いていたね、とか良い香りがしたね、とかの記憶はないのか!?」と突っ込んだら、「えー、そうゆうのお母さん覚えてなーい」の一言。

・・・。

ママン、ママーーーーーーン!!!

ママンらしいけど、とってもママンらしいけど・・・まぁ、ママンだから仕方ないね、と納得した。そしたらママンが得意げに「茗荷はまだ生えてるよ!よく持って帰るし」とのたまった。

チクショー、そういったところが可愛くてしょうがないぜ!

▼クレコのママンの可愛い話

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