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お酒とともに

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ゆっくりお酒とともに、読みたいnoteをまとめます
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#文章

自分が好きな言葉を自覚すれば、人に響く言葉を作れる

自分が好きな言葉を自覚すれば、人に響く言葉を作れる

たまたま目に止まったはあちゅうさんと新R25の編集長渡辺さんの記事。
人と関わる上でお二人が大事にしていることが書いてある記事だった。その中で特に目に止まったのが、

自分が好きな言葉を自覚すれば、人に響く言葉を作れる

なにか気の利いた言葉を言おうとした時に相手にとって「心に響く名言」になる人もいれば、逆に「ありきたりでつまらない言葉」になってしまう人もいる。その違いは何かはあちゅうさんはこう答

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文章に宿る、人の気持ちに触れたい

文章に宿る、人の気持ちに触れたい

人が自分のために書いた文章を読む。
僕はそれがけっこう好きだ。

なぜかというと、それが自分の知り合いだろうが、知り合いじゃなかろうが、僕自身が自分の体を一時的に抜け出して、彼もしくは彼女を追体験するような気分になるからだ。

それはなんというか、暑い夏の日にプールに飛び込んだ瞬間、今までずっとまとわりついた熱気や汗を一瞬で置いてけぼりにするような感覚だ。すっと別世界に入る。そして、文が進めば進む

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読みやすい文章は「デザイン」が優れている

読みやすい文章は「デザイン」が優れている

 村上春樹さんや林真理子さん、糸井重里さん、『嫌われる勇気』の古賀史健さん。彼ら彼女らの文章は、スルスルと読める。とっても読みやすい。

 その「読みやすさ」の正体ってなんだろう? と考えてみる。

 読みやすい文章は、パッとその文章を見た瞬間に「読みやすそう!」と思える。これは「文章の中身」というよりも「デザイン」に近いのではないかと思う。

 漢字とひらがなのバランス、改行の位置、「(会話文)

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おもしろい文章は「共感8割、発見2割」

おもしろい文章は「共感8割、発見2割」

「おもしろい文章は、内容がおもしろい」という残酷な事実がある。

 もちろん、表現や言い回し、空気感などでおもしろさを伝えられる人もいる。しかしそれができるのは、作家など一部のプロフェッショナルだけ。下手にマネすると「さむいエッセイスト」みたいになる。

 プロの書き手ではないぼくたちが「おもしろい」と思われる文章を書くためには「内容で勝負する」必要がありそうだ。

 ただ、おもしろいと思われるよ

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その文章に「サビ」はあるか

その文章に「サビ」はあるか

 おもしろい文章には「サビ」がある、と思った。

 曲で印象的な部分を「サビ」という。おなじように、文章にもちゃんと印象的な「サビ」があるか? 「これが言いたいんだ!」というメッセージがあるか? そこを意識するといいのではないか。

 そして、その「サビ」に向かって「イントロ」や「Aメロ」「Bメロ」を配置していくのである。

 こんな文章があったとする。

 今日は台風が近づいているからか、低気圧

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