小林 達仁

Brand architect & Designer。ブランド、UX、UI、グ…

小林 達仁

Brand architect & Designer。ブランド、UX、UI、グラフィック。

マガジン

  • 感覚を持続させるもの

    僕が好きなものについて、感覚的につらつらと書き積んだもの。きっと解明しすぎないことで、もっと育つものがここにあります。

  • 働いていて感じたもの

    働いていく中で感じたことや見えてきたことを書いていきます。

  • 感覚を紐解いたもの

    感覚的に思ってたものを解明してみたもの。とりあえず現状の結論がここにあります。

  • いつも頭の片隅にいるブランドたち

    ついつい気になってしまうブランドたちを解剖していくマガジンです。

最近の記事

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日常の一部をオートメーションしてみる

最初に断っておくと、これは丁寧に暮らしている話ではなく、ズボラがどうやって暮らしの満足度を上げるかの話である。 一週間前から朝ごはんを作って食べる、ということを始めた。 メニューはいつも同じだ。食パン1/2に、目玉焼き。加えてベーコンもしくはソーセージ。雑に切ったトマトを添えて、コーヒー&牛乳をカップに注ぐ。 10分で機械のように作って、5分で淡々と食べる。妻と一緒に食べるのだけれど、特に闊達な会話は発生しない。お互いボーッとしてるし、寝相がひどいと、つぶやかれるぐらい

    • 0.1235mmに気づいて直せるか

      今年もあっという間に終わる。振り返りをしたので、noteに書いておこうと思う。 まず新年にこんなnoteを書いた。 本当にそれでいいのか?を自問しつづけること。これは仕事でもプライベートでも、どちらの状態でも持ち続けたいテーマだった。結果、意識していくうちに、これはもっと細かいの目標に分割できると分かった。 まず、違和感を発見できること。 次に、違和感を取り除く、アイデアを思いつけること。 最後に、違和感を解消するアイデアを実現すること。 そして、この3つを通しきって

      • 時間が来るまで離れるな。

        「これくらいでいいだろう」と思ったらそこで思考は止まる。でも「これが最高!」と思ってしまうことも、考えることを止めることだなと思う。 時間は有限だから、手を止めなければいけないタイミングはもちろん来る。でも時間が来る前に自分から離れてはいけない。 常に考え続けろということではない。たまに忘れることも大事。思い出した時に、まっさらな他人として作っているものを見るためには必要なことでもある。 時間が来るまで離れるな。 これはきっと仕事だけじゃなくて、生きていく上でど真ん中

        • 気づきは、息抜きになる

          そっか 俺 ずっと息を止めて集中してた 止めてるばっかじゃ 息を抜かなきゃ呼吸はできない 呼吸ができれば 視界がすっきりと… 息を抜くのはサボりじゃないんだ 考えるのやめよ これは名言集とも呼ばれる漫画「ブルーピリオド」のセリフ。東京藝術大学の予備校の物語で、とあるシーンの主人公の頭の中である。 僕はこの言葉に出会い、まさしく最近ギュッと息を止めて集中していたことに気づいたのだが、本当に大切なことはこの後の展開にあった。 彼らはそこでまた課題を出され、絵を描くの

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        日常の一部をオートメーションしてみる

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          49本
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          1本

        記事

          一日一快という考え方

          最近、一日一快という考え方を知った。 どういうことかというと、まず日々の出来事を「なにが不快で、なにが快いか」をファーストインプレッションで分別する。この時、複雑には考えない。 次は、その快いものの中から実践するものを選んで、これは一日一回、意識的にやっていく。毎日ずっと同じものじゃなくて◎。飽きたら次。 それで思考が整理されて気力やポジティブさが取り戻されるらしいのだ。 この考え方を知ったのは梅雨入りの頃。 とてもドタバタしていて朝から晩まで色んなことが頭の中をめ

          一日一快という考え方

          タケノコと家族

          今日タケノコ送るけど、明日いつ受け取れる? 明日中に下処理して欲しいんだけど。 唐突でこちらの予定を一切無視する嬉しい知らせが、実家から時々届く。 明日は午前中だったら受け取れるよ と返信したが、母親から返事がない。 そのまま今日を迎え、早朝に鳴るチャイム。 ピンポーン。郵便局でーす。 大きな段ボールが届いて中を開けると、 直径5〜10cm、長さ30cm級のタケノコが6本、そこにいた。 だいたい毎年根曲がり竹という細長いタケノコが届くので(サバ缶と味噌だけで作るタ

          タケノコと家族

          心と向き合って運用する。

          誰しもが日々忙しく生きている。仕事もプライベートも、自分なりにがんばっている。でも気づかぬうちに余裕はなくなり、知らぬ間にパンクする。慢性的な疲労でパフォーマンスが落ちたり、ガクッと身体が動かなくなったりする。 健康第一とよく言うけれど、実際には何をすればいいのだろう。運動?食事?もちろんそれも大事だけど、僕は心の運用にもっと目を向けるべきなのではないかの思う。 ストレス解消とはまた違う。一時的に一気に晴らすのではなく、ストレスを抱え込まないように日々の心の運用することだ

          心と向き合って運用する。

          自信のある答えに最速でたどり着くには

          自信のある答えを出す。 これは、私生活でも、仕事においてもとても大切なことだ。 特に、自分が満足できない答えを出して否定されるならまだしも、たまたま目の前にいる人が喜んでしまったときや賛称されたときはつらい。自分は笑顔になるけれど、無意識で自分の心は喜んでいない。 こういう経験がある人はたくさんいるのではないだろうか。僕の周りでは、「納得感」という言葉に置き換えららて、バズワードになっているように思う。 今回書こうと思うのは、仕事においていかに早く納得感に辿り着けるかに

          自信のある答えに最速でたどり着くには

          食卓を囲むには、4人がいい。

          過ごし方と人数の話がある。 例えば、話の効率を上げるには3人がいいとか、深い話をするなら2人とか、6人になると同じ会話を全員でするのはきついとか、逆に送別会や歓迎会、パーティーなら多ければ多いほどいいとか、そんな話だ。 そういう類の中で、4人という数はどこにはまるのか。 最近、それは食卓であるような気がしている。 家で2人だと、食べるので精一杯だ。あまり話ができない(僕が食い意地を張りすぎているだけかもしれない)。3人だと一席空いているというのが、閉じられた空間の中でな

          食卓を囲むには、4人がいい。

          衰えるのではなく、広がっていく

          懐かしいものが出てきたよ。 今週、姉から家族写真や年賀状の写真が大量に家族LINEに送られてきた。 兄と2人でキャイ〜ンをしてる写真、「ことしも、げんきにやりましょう」というなぜか上から目線で書かれた姉への年賀状、母親と2人で縁側に座ってる写真。 そこには懐かしさだけではなくて温かさが感じられる写真たちにホッコリするのと同時に、「もう20年も前なのか」とも思う。 この頃に比べて、カラダは大きくなり、ヒゲが生え、シワができ、字は当時と違う歪み方に落ち着いた。つまり、歳を

          衰えるのではなく、広がっていく

          目の前をきちんと見ること

          遠くに行くことを考えるのは大事だが、目の前にあるものをないがしろにしていては、そこに行く意味がない。 遠くを見ているときほど大切なものや当たり前のことを見失ってないか、改めて確認しなきゃいけないなと思う。 今いる場所とそこからの一歩一歩の積み重ねだけが、行きたい遠くに連れていってくれる。 深々と反省する夜である。

          目の前をきちんと見ること

          31歳になりました。

          今年の抱負をどうぞ。 去年、誕生日ディナーで妻からそう尋ねられて早一年。31歳になりました。 30歳は「ハンカチが似合う30代になりたい、そのスタートの一年にしたい。」という抽象的な抱負を掲げてやってきました。 ハンカチが似合うとは、ファッション的な意味というよりは、素敵な大人を意味していて、すなわち自分が目指す姿を定めてそれに突き進むということ。振り返ってみて、30歳はそれに少し近づけた気がしています。 なぜなら素敵な人たちと過ごし、様々な考え方に触れ、自分を見

          31歳になりました。

          知らないところに連れていく

          今朝、このツイートが流れてきた。 読んでふと、僕は自分の原体験を思い出した。 原体験とは「その人の思想が固まる前の経験で、以後の思想形成に大きな影響を与えたもの」。僕にとってのそれは「知らない世界に連れていったもらった」ことなのである。 それは長野オリンピックの時にノルウェーの選手家族をホームステイで受け入れ、数年後に彼らの家に長期滞在した。母親が気合を入れた日本の朝ごはんは「ディナーなの?」と言われ、ノルウェーでは馬小屋でパーティーをした。なかなかエキセントリックな交流

          知らないところに連れていく

          大切な「もと」を忘れない

          規矩作法 守り尽くして破るとも 離るるとても 本を忘るな これは千利休の訓をまとめた『利休道歌』にある言葉。 最近、守破離って大事だなーとあらためて思うことがあって、なんとなしに調べて出てきたのだけれど、思ったのと違うと感じた。 それは、守破離よりもむしろ「本を忘るな」に重きがあるように見えたからだ。 元々は教えを破って離れても根本は忘れるなということだけど、僕は守破離のさらに前にある本質を忘れるなというメッセージにも受け取れた。 なんのためにやっているのか、なんの

          大切な「もと」を忘れない

          不安をマネジメントする

          最近、仕事における不安という、ばっくりしたお題についてよく考えている。 どういうことかというと、パフォーマンスが低下するときは集中できてなかったり、疲れていたりというよりも、不安の大きさの方がよっぽど影響度が大きのではないかと思うのだ。 ひとくちにパフォーマンスの低下というとザックリし過ぎているのでもう少し噛み砕くと、やる気はあるし、見当外れなことはしていないのに、思うようにいかないという肌感のこと。 何がいけないんだろう、何でこんなに時間かかってるんだろう。そう思うこ

          不安をマネジメントする

          大企業からスタートアップに転職して感じたこと

          今月末で2年半在籍していたBONXというスタートアップを退職しました。 この記事はいわゆる退職エントリーですが、大企業からスタートアップへの転職してみてどうだったか、という視点で書いてみたいと思います。(最後に僕の今後の話を少し載せています。) というのも、前職を辞めるときも、というか辞めてから未だに「よく思い切ったね。そんな人なかなかいないでしょ。」と結構な頻度で言われるからです。 僕以外もいるし、なんでそんなセリフが出てくるのだろうと思っていたのですが、確かに世の中

          大企業からスタートアップに転職して感じたこと