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あの夜と彼の好きなところ①
会った時、いつもと違うなと思った。
というよりも、みんなといるときとはやっぱり違う。
グループでいるときは、完全に友達として接してくる彼。
2人でいるときは、まっすぐに見てくれる。
理性と本能の戦い。
いつも通り、夜ご飯を食べに行く流れになり一軒目へ。
地元ながらの少し奥まったところにあるご飯屋さん。
ビールで乾杯。カウンター席に座って触れ合う肩。
呑み足りなくて2軒目へ。
美味しいお酒
感性が似ているということ
付き合って、1か月、2ヶ月。
私は今まで付き合ってきた彼氏とお祝いする習慣がなかった。
いつか終わると思っていたから。
心の中では、今何か月だなと考えはするけど、それだけだった。
お祝いするのも面倒くさいし、プレゼントも何渡せばいいのか分からない。
一緒にいて楽しかったけど、ずっと一緒にいたいとは思わなかった。
でも、今付き合っている彼氏は違う。
なぜだか、記念日のたびにお祝いしたくな
自由と自堕落は関係が強いと聞いて、ドキッとしてしまった。
就活とか受験とか、それに集中したいから何かを辞めることがあるけど
自由で時間が増えた分、自堕落に走っている自分がいて反省した。
なんでもないちょっとした特別なことを一緒に共有できる人がいるのっていい。
あっこれ誰かと共有したいと思った時いつもは家族に送っていた写真を、彼に送ってみたら一緒にほっこりしてくれた。そんな些細なことで少しだけ幸せになれるんだよね。
なにをしたいのか、なにになりたいのか。
全然分からない。胸がきゅっとなって、わくわくがどこかへ行ってしまう。
ただ分かるのは、惰性で選んだ道にキラキラした未来はないということ。
必ず、どこかで道を選び直さなくてはならなくて、後回しにした分だけしんどくなるということ。
私も彼のように、誰に対しても誠実でありたい。
就活なんて嘘と騙し合いのようにみえるかもしれないけど、その中でも私は誠実でいたい。
誰に対しても誠実で素直で、思いやりを持って接することが巡り巡って自分にも返ってくることを彼に教えて貰ったから。