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4か月目にして変わる恋。

誰よりも好きだと思った。
誰よりも自分を知ってもらえていて、愛してもらえていると思った。
ずっと大切にしたいし、ずっと一緒にいたいと思った。

でも、ここ最近少し感じ方が変わっていることに気が付いてきた。
彼が大切だし、好きなのは変わらない。
でも、そうやって自分に言い聞かせている部分があることに気が付く。
飽きっぽい自分。ここでも出るのかという自身の短所。

特別な存在なはずの彼が、当たり前のように感じてしまう。
きゅんとしていた行動にこの前と同じだと感じてしまう。

恋の魔法が解けて、視野が広くなってきたことを感じる。
彼以外の存在、彼が自分以外を見る可能性について思いを巡らす。
それでも、彼を手放したらきっと私の人生はまた谷底に落ちてしまうことも分かっている。

自分の気持ちにきづいたきっかけは、彼と彼の友達と飲みに行ったときであう。ここでは彼の友達をAくんとする。
Aくんは私が彼と付き合う前に好きだった人だ。好きの気持ちは伝える前に、自分の友達とAくんがいい感じの雰囲気だったから、気持ちに蓋をした。
そんなAくんと彼とで飲みにいった。
他愛のない話で盛り上がり、楽しかった。
その日はバイバイして、彼の家に泊まった。
夜に彼といたしたあと、疲れて少し眠り、コンタクトと化粧を落とすために深夜に起きる。

同じように起きた彼が、水を飲んでいる姿をみてふと、彼ではない誰かのところへ行かないといけないような気持ちに襲われた。

なんでかは分からない。ただ、もっと大きく心が求める人のところへいかなくてはいけないようなそんな気持ちになった。

きっと不倫や浮気をしたらこんな気持ちになるんだろうと実感した。
より恋焦がれている人がいる中で、結婚や付き合うという関係の相手に時間を使うとき、なんとなく悪いことをしているという実感とそれでいて欲望を無視できない感覚を持つんだろう。

知ってしまった。
彼以外の人などいないというのに。
Aくんへの未練が浮かびあがったのか、、
恋の魔法が解けた瞬間、空いた隙間に理想や妄想や欲望が入り込んでくる。

ただ、それでも私は、彼との時間をかけがいのないものに出来るよう奮闘したいと思う。
あれこれ試行錯誤して、沢山話し合って、自分から手を放すようなことをしないと心に決めたいと思う。

きっと、どきどきするような好きの期間が終わり、愛しているの期間への過渡期にいるのだから。

自分の中で、彼を好きじゃなくなる時がくるかもしれないと、その可能性に気が付いたとき、途端に彼に嫌われるのが怖くなった。
だって、自分が彼のことを好きじゃなくなるかもしれないということ、彼もまた自分に冷めることがあるかもしれないということだから。

すると、今まで言えていたことも言えなくなってしまった。
何がしたいで、なんでもいいよと。彼もまた、なんでもいいよと返してくる。

3か月目までは、一緒に何日いても疲れなかったのに会おうかどうかを悩むくらいになってくる。知らないうちに疲れていることに気が付くようになってくる。

これは、きっと相手に気を遣っているからである。

だからこそ、こんど彼に何をしたいと言われたら1案を出すこと。逆に彼がなんでもいいよと言ったら、しっかりと考えて貰うこと。
この2つを徹底する。
そうすればきっと、嫌われるのも怖くなくなるのではないかと思う。





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