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訪れるライフステージの変化、分かれていくアラサーの道

「生まれたよ、二人目」

最近、そういう話が周りで増えた。
僕は、今34歳。
そう、もうみんな二人目の時期なのだ。一人目の時期は過ぎている。

「おお、おめでとう」

ここ数年で、子供服やおもちゃのブランド名に詳しくなった。
色んな人に買ってるからね。
スタイ、知育玩具、おむつ。
店に入るのも、買うのも恥ずかしくなくなった。

まあ、恥ずかしいことと言えば。
僕が全く周りの話についていけなくなったことだ。

みんな、家を買うやら、子供をどこの幼稚園に入れるやらで盛り上がっている。

別に、つまらないわけではない。
初めて聞くことも多いし、はえーとはなる。
ただまあ、僕の人生の役には立ちそうもない情報だ。

「この間の土日は、子供を遊園地に連れて行ってさ。
 目離したらどっか行っちゃいそうになるから大変なのよ」

大変なのよ、と話している割には楽しそうで。
これが、彼にとっては幸せなんだと思う。
家族愛って素晴らしいよね。

「oilは?土日とか何してんのよ?」

土日かぁ。

「川で、車押したりとか」

「?」

「雨の中で」

「??」

「ロープ登ったり」

「???」

「跳び箱跳んだりかなぁ」

「?????」


誰も、僕のスピードにはついてこれないみてえだな。

30代は、数多くの人にライフステージの変化が訪れる時期だ。
結婚、出産、昇進、転職。
否が応でも変化が訪れる。

僕は、今自分が歩んでいる道を全く後悔はしていない。
やりたいことをやった結果だし、何ならすごく満足している。

でも、家族がいる、守りたいものがあるっていうのも素晴らしいことで。幸せの形は、人それぞれだからね。

僕が言いたいのは、30代は分かれ目だと言うことだ。
勝ち負けとかどっちが幸せとか、そういう意味ではない。
ただ、20代までは一緒だった道が30代に入ると間違いなく分かれてくる。

自分がどっちの道に進みたいか、それを慎重に考えて。
後悔のないルートに入ることが、幸せへの近道なんだと思う。

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