![マガジンのカバー画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/18930406/d426ff2a1b5acffe47cd306b9071a61d.png?width=800)
- 運営しているクリエイター
#実子誘拐
愛とは、絶対に許してはいけないことを絶対に許さないことだ。
あとがきにかえて――元妻ビギンズ(前回の続き)
① 罪を憎んで人を憎まないのは、何のためだろう。
罪人を憎んでも失われたものが取り戻せないとき、二度と同じことを繰り返さないために、人ではなく「罪」そのものを憎む必要がある。大切なのは罪が起こらない世の中をつくることであり、酷いことをされても許すべきだという話ではない。
② 他人と過去は、本当に変えられないのだろうか。
他人に期待しても不毛な場合
罪を憎んで人を憎まず? 他人と過去は変えられない? 愛とは許すこと? ほんまに!?
あとがきにかえて――元妻ビギンズ
奪還父さんブライアンを読んだ方が寄せてくださる感想には、私が思いもつかないような気づきが書かれていることがある。
こんな感想を読んで驚いた。
「これはリョウさんの、奥さんの伝記ですね」
私の思いや主張、実行したことが書いてあるので、私の断片的な自叙伝という想いはあったが・・・・・・。
なるほど、言われてみれば確かに元妻の一代記と言えるかもしれない。
もう駆け引きには乗らない。すべてを白日の下に晒す。私のターンが始まった。
エピローグ
子供たちと再び引き離された私は、「この断絶はかならず意味のあるものだ」と決めた。
自分と同じ境遇の人がたくさんいることを知り、多くの当事者と出会った。
出会いは思考を飛躍させる。
私は自分の子供を「奪還」するだけでなく、全員の子供を奪還するほうが、もしかしたら早いのかもしれないと考えるようになり、具体的にその方法を探りはじめた。
まずは自分の体験を、ツィッターに綴ることか
連れ去り児の悲劇、元凶はラチベンだ。拉致で儲ける弁護士を絶対に許さない。
■46
奪還父さんたちを「ブライアン」と呼ぶ由来は映画「九六時間」にある。主人公のブライアン・ミルズは、CIAの元工作員。
離婚してから離れて暮らしている最愛の娘を誘拐され、正体不明のマフィアにありとあらゆる手を尽くして肉迫し、奪還を成し遂げる不屈の男だ。
娘への手がかりを持っていると判断すれば、一瞬のためらいもなく銃をつきつける。「エッフェル塔を爆破することもいとわない」と言い放ち、実行す
「孫が連れ去られ、息子が自殺した」残された老母は、まだ戦い続けている。
■39
まっとうには食っていかれない弁護士が他人の不幸を食い物に、大手経営コンサル企業のプロデュースでそのようなセミナーを行い、ドヤ顔で離婚で儲ける方法を語っている。
子供拉致・片親疎外が正当なビジネス然として扱われているのが、この国の現実である。
諸外国から批判を浴びているものの、当の国民たち本人が、そのことに無自覚。自覚したときには、もう遅い。拉致被害者の仲間入りを果たしたあとだ。
いっ