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もう駆け引きには乗らない。すべてを白日の下に晒す。私のターンが始まった。

エピローグ

 子供たちと再び引き離された私は、「この断絶はかならず意味のあるものだ」と決めた。
 自分と同じ境遇の人がたくさんいることを知り、多くの当事者と出会った。
 出会いは思考を飛躍させる。
 私は自分の子供を「奪還」するだけでなく、全員の子供を奪還するほうが、もしかしたら早いのかもしれないと考えるようになり、具体的にその方法を探りはじめた。

 まずは自分の体験を、ツィッターに綴ることからはじめた。思ったよりも反響があり、当事者の多さに驚かされた。
 「子供連れ去り問題」関係の書籍を読みあさり、その抜き書きをツィッターに自分の体験に基づくコメントとともに載せた。少しずつ、フォロワーが増える。

 再断絶から一ヶ月後、私は、自分の体験を書籍にまとめて出版することを決めた。
 すぐに、その考えを元妻にも伝えた。
 そして元妻が絶対に嫌がっていた、「私の母を子供たちに会わせたい」というオファーを出した。実際の文面を公開しよう。

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