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映画『バービー』解説/アナ雪のその先へ

映画『バービー』解説/アナ雪のその先へ

バービー、見ました? まだ見てない? もしまだ見ていないならこんな活字なんて読んでないで一刻も早く劇場へ向かった方がいい、と思うくらい面白い映画でした。

日本での興行はそんなに振るっていないようだけど、アメリカではワーナー・ブラザースが配給した全作品の中で最高の興行収入をたたき出すというとんでもないお祭り騒ぎになっています。

この映画は男性社会を風刺し、女性の権利拡大を訴えるフェミニズム映画だ

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宮﨑駿 『君たちはどう生きるか』 レビュー。(ネタバレ度を段階表示で)

宮﨑駿 『君たちはどう生きるか』 レビュー。(ネタバレ度を段階表示で)

2023年7月14日(金)つまり昨日、公開された宮﨑駿作品『君たちはどう生きるか』を見てきたので感想など。

この作品は宣伝が一切されていないため、事前情報がほとんどと言っていいほどありません。事前情報なしの方針で公開された『THE FIRST SLAM DUNK』でさえ映画世界が垣間見える予告動画があったのに、それさえなし。

「意図があって前情報を出していなかったんだから、自分も何も知らない状

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ChatGPTって、小説家からはどう見える?

ChatGPTって、小説家からはどう見える?

(写真は関係ありません)

「ChatGPTって、小説家からするとどう見えるの?」

って話を最近聞かれることがあるのだけど、正直めちゃ面白いです。

今日はその作家としての反応をすこし。

前提として僕はAIには昔から興味があって、事業者向けのAI見本市のような場所にもせっせと一人でチケット取って見に行ってしまうタイプです。
それにしても(或いはだからこそ)、自然言語理解の領域でここまでのアウト

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僕が小説を無料公開しようと思うにいたるまで。

 講談社と小学館の協力を頂いて、『三軒茶屋星座館』と『あなたの明かりが消えること』、『あした世界が、』の電子書籍版を期間限定で無料公開することとなりました。(星座館シリーズは第1巻のみ、2巻以降値下げ)

 作家としては自分の作品の売上げがないとゆくゆくは困るかも知れないのだけど、このコロナ禍のなかで自分が何ができるだろうかと考え「いますぐできること」のひとつとして無料公開することにしました。

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盛岡へ!

盛岡へ!

 昨日は盛岡のさわや書店さんへ!

 いつ行っても本への愛情が稲妻のようにほとばしっている店内!

 その時点ですでに柴崎感激!

「あなたの明かりが消えること」がその本たちの仲間に加えてもらっていることに感謝です。近隣にお住まいの方はぜひ!

「あなたの明かりが消えること」発売!

「あなたの明かりが消えること」発売!

 いよいよ今週、拙著新刊「あなたの明かりが消えること」が小学館より発売されました。

 昨日は東京と横浜の書店めぐり。サイン本を多数作らせてもらいました。ふだん引きこもりだから、久々の丸一日外出。いつもはなかなか話せない書店員さんとも、ゆっくり話ができるので楽しい! 本が好きな人が好きだーっ!

 

 昨日、POPもできあり。

 

 僕が「家族」について書きたかったとを、ぎゅっと詰め込んだ作

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さわベス2015!



全国にその名が響き渡る、
さわや書店さんの「さわベス2015」に、
拙著「夏のキグナス」を選出していただきました!
さわや書店さん、ありがとうございます!

光栄です! うれしい! 
祝い酒飲みたい!(明日〆切りです……)

盛岡の書店員が選ぶお薦め書籍ランキング「さわベス」-今年も23作品発表

ビッグブラザーはキャットフードを食べている。

ビッグブラザーはキャットフードを食べている。

 猫に監視されるようになって、早数年。

 仕事場でふと顔を上げると。猫がこっちを見ている。

  明らかに、意図を持っている。猫が。

 猫がっ!

 自分が将来的に猫界を脅かす危険な存在で、未来科学によって送り込まれた未来猫たちによって挙動を監視されている気がしてくる。

 今日も散歩中にベンチでコーヒーを飲んでいたら、五分で三匹の監視下に置かれた。あっという間だった。

 なんども言うけれど

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年間ランキング10位!

年間ランキング10位!

 さわや書店さんで、

「三軒茶屋星座館」が年間ランキング10位!

 週間でも月間でもなく、「年間」!!

 続編も頑張ります。

ジムの哲人たち。

ジムの哲人たち。

 みんな、ムキムキしてる?

 〆切りに間に合いそうにない原稿を抱えた童顔オジサンが、憂さ晴らしに長文を投稿するよ! 今日紹介するのは僕が一年前に通ってたジムにいた、変なオジさん・オバさんたちだ! BGMはエニグマのリターン トゥ イノセンスで読んでね!

① 【赤Tオジサン】
 ジムのトレーナーとそっくりの洋服(赤いTシャツ)を着てくるオジサン。よく新入りからトレーナーに間違えられる。マシンの使

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コブラのような男になりたい。

コブラのような男になりたい。

コブラのような男になりたい。

そう思ってコブラの革から携帯ケースを自分で作ったぜ。うそだぜ。ほんとうは師匠から手取り足取り教えてもらって作ったぜ。そんな噓がコブラっぽいぜ気をつけなお嬢さん。

東京メトロ SSコンテスト。

 審査員を担当した、

「東京メトロ ショートストーリーコンテスト」

 の結果発表ページができました。
 知花くららさんと対談もさせていただいています。

 対談撮影は某所にある運転訓練施設の練習車両。
 極限まで実物に似せた、いわば巨大模型(すごい)。
 揺れかたまでそっくりだった。

銭湯のおっちゃん。

銭湯のおっちゃん。

 双子の甥(7)が来るたびに、しつこく銭湯へ連れて行きつづけた。

 その結果、ついに彼らのなかの柴崎が

 パパのお兄さん、から

 銭湯のおっちゃん、にクラスチェンジ。

 「銭湯のおっちゃん、銭湯いこ!」「おう、行こうぜ!」

 もはや牛乳の飲みっぷりには貫禄が。

 これも英才教育のたまものです。

Oculus Rift。

Oculus Rift。

 外苑前で開催中の「東京デザインウィーク(TDW)」で、Oculus Rift(オキュラス・リフト)をはじめて体験してきた。

 知ってる? オキュラス・リフト。

 このオキュラス・リフトは、写真のように頭に装着すると、ヴァーチャル・リアリティの世界を360度見渡すことができる軽量ヘッドマウントディスプレイ(HMD)。目標25万ドルの開発費をKickstarterで募集することからはじまって、そ

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