見出し画像

noteはオウンドメディア活用できる?そのメリットとデメリット

noteを運営するピースオブケイクさんは累計7億円以上の資金調達を行っており、公開されているように右肩上がりの拡大を続けています。
そして僕はnoteでのフォロワーさんがわりと前に5,000人を超え、そこから仕事につながることもちょいちょい出てきました。
「noteのビジネス活用って実際どうなの?」と聞かれることがあるので、本稿ではそちらについてまとめていきます。

※過去記事のカテゴリ別まとめはこちら

オウンドメディアとは?

"オウンドメディア"は2010年頃に提唱された概念です。
上記リンク先では「所有するメディアのこと。自社コーポレイトサイトやブランドサイトなど、企業が直接所有するメディアを指す。」と記されています。
特に初期は自社ドメイン下でブログとして運営されることが多かったですが、現代においてはプラットフォームの多様化に伴い、動画や音声、各種SNSアカウントなどがその役割を果たしていると捉えています。
ただ、厳密に定義されているとは言えず、例えばサイバーエージェントの藤田晋さんが社長ブログを2004年頃から書いていることは有名ですが、これもオウンドメディアの一種と言えるのではないでしょうか。

オウンドメディアはリード顧客の獲得、採用強化、組織力向上としての活用がほとんどであると考えます。
SNSの普及などにより、会社側からしっかりとメッセージを発信することの重要度がどんどん増している現代において、こちらが果たす役割はますます大きくなっていくはずです。

プラットフォーム選択における前提

「どのプラットフォームで"オウンドメディア"を運営するのか」という検討にあたり、まず必要になってくるのは目的精査とターゲット選定です。
例えばできたばかりの会社が検索流入でリード顧客を獲得したいのであれば、ドメインが弱い自社サイトに記事を載せるよりも、SEOで勝てる他ドメインへの寄稿を選択した方が良いと考えられます。
また、例えば50代以上をターゲットにしているにも関わらず、TikTokでアカウントを伸ばしていくのは非常に効率が悪いと考えられます。

この記事ではテキストでのオウンドメディア運営において、noteを使うか自社ドメイン下でブログを書くか、という点についてメリット・デメリットを比較していきます。

noteを使うメリット

まずはメリットを箇条書きで並べ、それぞれについて論じていきます。
ーーーーー
1. SEOに強い
2. 簡単に導入できる
3. note内での遷移流入がある(?)
ーーーーー
【1. SEOに強い】
2019年11月に今までの.muドメインから.comドメインへの変更が行われました。
リンク先の記事でもあるように、これも一つの契機として検索流入が大きく増加しており、現在においてはさらに伸びていると想像されます。
実際に、検索したら僕のnote記事が表示されたので問い合わせた、という連絡をいただくことも増えてきた実感があります。
自社ドメインでは中々検索結果で上位表示されないとしても、noteに寄稿することによって検索流入を獲得できるというのは大きなメリットではないでしょうか。

【2. 簡単に導入できる】
自社ブログもWordPressなどを活用すれば簡単に始めることができますが、アカウントを作るだけですぐに記事を投稿することができるのは利点であると考えます。

【3. note内での遷移流入がある(?)】
後述するように具体的な数は分からないのですが、noteで記事を色々見ていて僕の記事を発見した、という連絡をいただいたことがあります。
冒頭でもリンクを貼りましたがnoteの月間アクティブユーザーは6,300万人を超えたとのことですので、その数もある程度はあるのかな?と想像されます。

noteを使うデメリット

次にデメリットを箇条書きで。
ーーーーー
1. 分析ができない
2. デザインなどの自由度が低い
3. カテゴリ分けができない
ーーーーー
【1. 分析ができない】
これが一番大きいデメリットだと思うのですが、自社ドメイン下のブログであれば、Google Analyticsのタグを設置して、様々な分析を行うことが可能です。
皆さんご存知の通り、流入経路ごとの数の把握や、どういったプロセスでコンバージョンに至ったのか、なども計測が可能です。

しかし、noteさんでも週・月・年ごとのPVやコメント・スキ(いいね!)数の確認はできますが、逆に言うとそれくらいしかできません。
そのため、上でも少し触れましたが、自分たちのnote記事がSNS経由で見られているのか、検索経由で見られているのかなどは把握ができないのです。

【2. デザインなどの自由度が低い】
自社サイトであればデザインをコーポレートカラーに寄せることもできますが、noteに投稿する場合はnoteのデザインに統一されてしまいます。
そのため、ブランディングはやりづらくなってしまいますし、記事を書く上での表現自由度も下がります。

【3. カテゴリ分けができない】
noteというサービスの思想に基づくものだと思うのですが、どのブログサイトでもあるような「記事をカテゴリ別に表示する」という機能は存在しません。
マガジンごとに分けるということも可能ですが、導線として弱いというのが正直なところ。
そのため、僕はカテゴリ毎に記事を整理したページを一つの記事として自分で作成していますが、記事数が増えた場合などは特に見づらくなってしまうと感じます。

結論

僕の考えとしては、新興企業や個人が記事を公開するのであればnoteを活用し、ある程度大きくなった会社なのであれば自社ドメイン下での運用を検討する、というのが良いのではないかと思っています。
分析できないのは痛いですが、それよりも露出を多くすることが優先される初期であれば、noteを活用した方がよいと考えられるからです。

また、オウンドメディアの難しさとして「そもそも継続できない」という点があると思っています。
なので、現状まだ本格的に行えていないということであれば、まずはnoteで始めてみて、軌道に乗り出してきたら自社ドメインへの移行を検討する、というやり方でよいのではないでしょうか。

まとめ

この記事ではオウンドメディアとしてテキストでの訴求を行う場合について書きましたが、上でも触れたように現代においてはSNSの活用などやり方が多様化しています。
「オウンドメディア=自社ドメイン下でのテキスト訴求」と思考を固定せず、その目的やターゲット、露出したいコンテンツの内容などによって適した形式やプラットフォームは異なるので、まずはそこを精査した上で始めてみることをおすすめします。

僕を、すぐに雇えます

僕を月給3万円で雇えるシリヤト!!というサービスをはじめました。
サービスを始めた背景や意図についてはこちら
初回無料MTG実施中なのでお気軽にどうぞー!

※過去記事のカテゴリ別まとめはこちら
※こちらからフォローすると更新通知が受け取れます

ITベンチャーに新卒入社後2012年創業 複数回エクイティ・デッドでの資金調達を行い各種事業を行う 2015年に既存事業譲渡と訪日旅行者向けWebメディア立ち上げを並行しつつ、 2016年にフジメディアホールディングスグループに数億円でバイアウト 2019年から福岡で2度目の創業