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#エッセイ
カザフの英雄に赤い花を
若い、まだとても若い、才能ある人の命が失われた。
なんて言葉にしたらいいかわからない、辛い。
昨晩カザフスタンのフィギュアスケート選手、デニス・テンが強盗によって刺殺されたとのニュースが流れた。頭に浮かんだのは、は?とか、え?とか、そういう言葉で。読んだ文字が頭にしみこんでくるまで、しばらく呆然としていた。意味がわからない、わかりたくない、刺殺って、死亡って、なんなん…なんなん…
気がつい
尊敬できる人は誰ですか?
昔から、この質問に対する答がみつからなかった。
親兄弟、教師、過去の偉人…一般的に挙げられやすいのはこういった人物だろうか?だけれどもいずれも自分にとって「尊敬する相手」と言い切るには、しっくりこない相手だった。
しかし7年前から、胸を張って「わたしの尊敬する人です」と言える人が出来た。それが今回の平昌オリンピックで連覇を成し遂げた羽生結弦選手だ。
素晴らしい技術、高い表現力、彼が成した様々
男子シングル、選手紹介 〜フィギュアスケート〜
平昌五輪、ついに開幕しましたね。
フィギュアスケート団体戦・初日が終わっての感想は「オリンピックの魔物、こわっ!!!」でした。男子はまさかの大崩れをする有力選手達に震える中、宇野昌磨選手の強心臓が引き立ちました。ペアではロシアのタチアナ・モロゾフ組が圧巻の演技、競技に詳しくなくとも「これはすごい!」と思えるような素晴らしいパフォーマンスに大興奮。
そして、いよいよ男子の試合もあと1週間とな
そうだ、この人は羽生結弦だった
先月末あたりからちょこちょこと羽生くんの特集番組をやっている。それらを見ていたら…今シーズン、怪我以降からずっとひっそりとどこかに存在していたそこはかとない不安がいつのまにか消えていた。
羽生結弦くんのどこが良いかって。勝ちたい、1番強いのは自分でありたい…という気概が半端なさそうな所が良い。それをハッキリと口に出し、その為にひたすら頭を使い、努力をする。Twitterでもつぶやいたけれど、
フィギュアスケートTV観戦案内(男子シングル)
フィギュアスケートを見るのが好きだ。
それを知っている友人から時々、「テレビで見ていたけれど、なんでこの選手が勝ったのかわからなかったから教えて」と尋ねられることがある。
フィギュアスケートというのはスポーツであるだけでなく、その美しさから人気のある競技ではあるけれど。たしかに好きで見ている自分であっても、まだまだ細かい採点基準の把握は難しい…という競技でもある。
だけれども、テレビや新聞で
フィギュアスケートに恋して ~その5~
フィギュアスケートに恋して ~その4~ の続きです。
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ここから先は皆さん知っての通り。紆余曲折を経て彼は五輪王者となり、歴代最高得点を何度も叩き出し、そして今また新たな挑戦に向かっている所だ。
来年2月のオリンピックに向けて彼を追う若いライバル達、これまでに無い熾烈なジャンプ争い。立ちはだかるのは若手ばかりではない、彼の1番の敵は過去の自分自身。
歴代最高を叩き出したプログラム
フィギュアスケートに恋して ~その4~
フィギュアスケートに恋して ~その3~ の続きです。
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このシーズンの彼は、本当に魅力的だった。
一試合毎に成長が目に見えて、全く同じ失敗は繰り返さないようにしているのが見ている方にも伝わってきた。言葉にするのは簡単でも、結果をもって見せるのは簡単な事じゃない。
客観的な視点がもたらす細かな分析や、合理的な対処ができる頭の良さ。そして人を惹きつけるパッション。その2つを兼ね備えてい
フィギュアスケートに恋して ~その3~
フィギュアスケートに恋して ~その2~ の続きです。
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約10年ぶりに出会った、心惹かれる選手。
それが、羽生結弦君だ。
今となっては、日本人の殆どがその名を知っていると思う五輪王者。
でもその頃は、前年にシニアに上がったばかりの選手で。「伝説のニース」と言われる、2012年の世界選手権もまだだったし。ノービスやジュニアから見ているような熱心なファン以外は、あまり注目していなかっ
フィギュアスケートに恋して ~その1~
何気なく目にしたものに、自分でも驚く程に心を奪われた事はあるだろうか?
数分前までは、自分の人生に何の力も及ぼしていなかったものが一瞬にして。
もっと知りたい、もっと見てみたい…と興味の最優先事項になる。
まるで恋に落ちるような、出来事。
自分は人生の中で、2度そういう経験がある。
1度目は、10歳の時に我が家で飼う事になった子犬に触れた瞬間。
そして2度目は、2002年のソルトレーク五輪で