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体で考えて、頭で感じて、心で動きたい。

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自分の感覚と世間の擦れに、たまに驚くマガジンの記事が100件になったので第2弾作りました。
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#コンテンツ会議

見返りがなくても続けたいほどのこと

見返りがなくても続けたいほどのこと

今年になってから映画館で見た映画は、『ボヘミアン・ラプソディー』と『ライ麦畑の反逆児』2本。どちらも素晴らしかったけれど、特に今の私に響いたのは『ライ麦畑の反逆児』だった。

サリンジャーの作品は高校生くらいの頃、村上春樹の翻訳で出た『キャッチャーインザライ』を読んだくらい。すごくサリンジャーのファンというわけではないけれど、それでもものすごく面白かった。
どうやってベストセラーが生まれたか、その

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カメラを止めるなを観て2時間後の感想

カメラを止めるなを観て2時間後の感想

やっと、この話題の映画を観てきました。

友達と観て、ごはんを食べて、観たあと2時間後の感想をざっと記録しておく。

ガンガンネタばれするので、観てないひとは絶対読まないでください。
そしてすぐに観に行ってください。
めっちゃ面白いエンタメ映画で、あと心に残るものもあります。

ネタばれしたら楽しさ半減どころじゃないので、まだの人は読まないでね。(2回目)

まず前半。素人っぽいカメラワークと音声

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優しさと社会へ適応すること

優しさと社会へ適応すること

映画『万引き家族』を観てきました。
ネタバレ含め、感想です。

リリーフランキーや安藤さくら、樹木希林たちが演じる、日雇い労働や年金、そして万引きで生計を立てている人たちの、社会的にだめなところの描き方が、すごくリアルだと思った。

クリーニング工場で衣服についていたネクタイピンを罪悪感なくくすねる、カンのゴミを捨てちゃいけない日にまぁいっかと捨てる、部屋はよくわからないものでぐちゃぐちゃ、ビール

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自分で作った料理(たいしたものでなくていい)への愛しさを知ってほしい

自分で作った料理(たいしたものでなくていい)への愛しさを知ってほしい

有賀さんが私が書いたこちらのnoteに対するお返事を書いてくださった中で、ちょっと驚きながらもうれしかったことがある。

私も帰りが遅くなってちょっと手抜きをしようとして、スーパーの惣菜売場で買うものがみつからず立ち尽くす日がある。

私が前のnoteに「コンビニの棚の前であんまり美味しそうでもなければ安くもないものから食べるものを選ぶのがすごく苦手」と書いたことに共感してくださったこの言葉、有賀

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それぞれ基準は違うけど、みんな自分のちょうどいいを見つけてほしい

それぞれ基準は違うけど、みんな自分のちょうどいいを見つけてほしい

疲れて帰ってきた日は、本当に何もしたくない。有賀さんのこのツイートを見て、私は本当にそのとおりだなと思った。

外食も疲れるし、コンビニで選ぶのも面倒くさくて(コンビニの棚の前であんまり美味しそうでもなければ安くもないものから食べるものを選ぶのがすごく苦手)、早く家に帰りたくてとりあえず家に帰ってしまうことがたまにある。家の冷蔵庫にたいしたものが入っていないのもしっているけれど。

ちょうどおとと

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いろんな台詞に育てられました

いろんな台詞に育てられました

先日こちらのnoteを読み、久しぶりに思い出したことがあった。

『スカッシュが面白い理由を問われて、その主人公の女性はたしか「一人でもできるところ」と答えた』という文章を読み、本当に久しぶりにその台詞を読んだときの記憶がよみがえった。ジョン・アーヴィングの本が好きだったのはたしか高校生か中学生のころ。この台詞が妙にかっこよく感じて、当時の私は暫くこの台詞が気に入っていた。すっかり忘れたけれど、久

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「ぽい言葉」集めてみました

「ぽい言葉」集めてみました

先日すごく面白いnoteを見つけてしまいました。

aikoっぽい言葉、共感しすぎて、この遊びが面白すぎて、ひとりでもっと考えてみました。最近は聞かないですが、なんといってもaiko世代です。大好きです。中学高校のころからカラオケの定番でした。

というわけで、aikoへの愛をこめて、aikoっぽい言葉を集めてみました。

切りすぎた爪にも似合う真っ赤なマニキュア

雨上がりの晴れの日、み

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愛とは何か

愛とは何か

たいそうなタイトルですが、すごいことは書きません。昨日、東京都写真美術館で「荒木経惟 センチメンタルな 旅 1971– 2017–」を見てきました。

経惟さんから妻の陽子さんへの愛が、写真から溢れでていて、見ていて恥ずかしくなるくらいでした。

台所の写真とか、ベランダの写真とか、なんでもないところの写真のなんでもない表情が、ものすごく可愛く、愛しく見えました。
陽子さんはわたしの恋人でもないけ

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きゅうりは夏。

きゅうりは夏。

今朝、きゅうりのサンドイッチを作った。
思えばきゅうりを最後に切った確かな記憶がない。きゅうりは嫌いでもないけれど好きでもない。煮たり炒めたりする料理に使わないため、一人暮らしを始めてから買う野菜ではなかった。わざわざきゅうりとレタスとトマトのサラダみたいな気の利いた副菜を作る感覚は、残念ながら持ち合わせていないからだ。

数年ぶりにきゅうりをまな板の上で輪切りにした。
猫の手にした左手で、きゅう

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脳で感じて楽しむ現代アート

脳で感じて楽しむ現代アート

現代アートって、どう見たらいいのかわからない、そんな風に思っていた時期が昔ありました。

ピカソとか、ダ・ヴィンチとか、有名な人の企画展を見に行くときは、「これがあの有名な〇〇か・・・、ふむふむ」なんて観に行っていたけれど、現代アートを見て、どう思っていいのかわからないなぁと思っていたことがあった。

地元だから横浜トリエンナーレとか昔からよくいってたのだけれど、どういう風に「思えば」いいのかわか

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完璧な一杯のラーメンのような本

うちの近所に、とても美味しいラーメン屋さんがある。
はまぐりのスープが特徴で、細めの麺がスープに絡み、チャーシューまで美味しい。卵を追加でのせて食べるのがお気に入りで、卵を半分に割り、スープを吸わせながら食べるのがまた良い。

わたしは無類のラーメン好きで、麺類ならばうどんそば焼きそば焼きうどんよりも断然ラーメン派。大学の頃は家系ラーメンが好きだったけれど、最近はこってりよりもあっさり系のラーメン

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ハッシュタグの歌と七夕の願い事

ハッシュタグの歌と七夕の願い事

この前ABCマートでスニーカーを見てたら、ハッシュタグをテーマにした歌が流れてきて驚いた(あとで調べたところ、この歌のようです。ちゃんと聞くとけっこう良い曲だと思った)。

こういう流行りの何かがたびたび歌詞に登場するから、歌は時代が感じられて面白いと思う。

昔々、わたしが高校くらいの頃、YUIのCHE.R.RYという曲が流行りました。同世代の方ならきっと知ってますよね?

この曲はauのCMで

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