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日本の行事

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日本の行事や節句のお話
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夏越の祓 六月三十日半年ごとに穢れを祓い清める行事

夏越の祓 六月三十日半年ごとに穢れを祓い清める行事

六月三十日と十二月三十一日は、半年の間についた国家や万民の罪や穢れを祓うために「大祓」という神事が行われてきました。

六月は「夏越の祓」、十二月三十一日は「年越の祓」といいます。

奈良時代には、親王と大臣、従五位以上の役人が宮中の朱雀門に集ってこの儀式が行われたと伝わっています。

現在も宮中を初め各神社で行われていますが、一般的には神社からいただく紙片の形代に身の穢れを移し、これを大祓の当日

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母の日5月第2日曜日

母の日5月第2日曜日

母の日かつて母の日は、3月6日の時も5月の第2日曜日は「母の日」です。

母への感謝の気持ちを表して、カーネーションやプレゼントを贈ります。

実は、日本の母の日は、かつては昭和天皇の皇后(香淳皇后)の誕生日3月6日でした。

現在の母の日はアメリカやドイツ、イタリア、オーストラリアなどと同じ日となっていますが、ロシアの11月の最終日曜をはじめ、世界各国でさまざまな母の日があります。

母の日の発

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みどりの日

みどりの日

みどりの日(5月4日)

みどりの日が5月4日になったのは平成19年からみどりの日は
「自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ」ことを趣旨として定められた国民の祝日です。

みどりの日は、1989年(昭和64年)から2006年(平成18年)までは4月29日でした。

4月29日はもともと昭和天皇の誕生日であり、
1989年1月7日に昭和天皇が崩御されたことを受け、4月29日が新た

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憲法記念日

憲法記念日

憲法記念日は、国の成長を期する祝日

現行の日本国憲法は、1947年(昭和22年)5月3日に施行されました。

憲法記念日は「日本国憲法の施行を記念し、国の成長を期する」国民の祝日です。

日本の基本法であり最高法規である日本国憲法は、3つの柱を持っていす。

国民主権

国を治める主権は国民にある

基本的人権の尊重

人間が生まれながらにして持っている生きる権利を永久に保障する

平和主義

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昭和の日 4月29日

昭和の日 4月29日

昭和の日は、平成19年から

ゴールデンウィークの最初の祝日である昭和の日は、
「激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす」ことを趣旨とした国民の祝日です。

4月29日は昭和天皇の誕生日で、
1948年(昭和23年)から1988年(昭和63年)までは天皇誕生日の祝日。

それ以前は天長節と呼ばれていました。

1989年(昭和64年)1月7日に昭和天皇が崩御され、今

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野遊び(磯遊び) 四月上旬〜下旬頃農業や漁業の繁忙期前の物忌みの日

野遊び(磯遊び) 四月上旬〜下旬頃農業や漁業の繁忙期前の物忌みの日

現在は行楽の意味合いが強くなっていますが、昔から農業や漁業が忙しくなる前に、春の一日を物忌み(心身を清め不浄を避けること)の日にあてる習わしがありました。この日は、野遊び(磯遊び)で過ごすとともに食事の宴を開きます。
これは田の神様や海の神様を招いてお供えをし、自らも神様と同じものをいただくことで神様との結びつきが強くなり、加護が受けられると考えられてきたためで、この飲食のことを「直会」といいます

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春のお彼岸(3月17日頃から23日頃まで)

春のお彼岸(3月17日頃から23日頃まで)

彼岸は、
中日を挟んだ7日間のこと「春分の日」と「秋分の日」を中心とした、
それぞれ前後3日間の計7日間が「彼岸」です。

春の彼岸は新暦3月17日頃から23日頃まで、秋の彼岸は新暦9月20日頃から26日頃までです。

春分の日・秋分の日を「彼岸の中日(ちゅうにち)」といい、彼岸の初日を「彼岸入り」、最終日を「彼岸明け」といいます。彼岸の中日は、もともと国の大祭日の一つ春季皇霊祭(しゅんきこうれい

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