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誰かの話に苛立つことは、自己否定の強さが原因だった

2015年夏、私は人の話を穏やかに聞くことができませんでした。
新卒1年目、自分の中にある"自分はダメな人間だ"というセルフイメージと、"誰もが自分自身に対してそう思って謙虚に人生に臨むことが人生の正解である"という歪曲した考えが、自分に鎖をかけながら同時に獰猛にもしていたように思います。

この頃から6年経ち、自分に対する呪いを解くことが周囲に対して穏やかになれた一番のきっかけだったと強く感じているので、この記事を通して今自分に厳しくし過ぎているように感じている方に、その呪いを解くモチベーションを上げるきっかけをお届けできたら嬉しいです。

私はこんなに自分をダメだと思っているのに

新卒入社した会社でまず感じたのが、「自分はこんなにもできない」ということでした。
これ自体は社会人1年目、感じたことのある方も多いと思います。
ここに当時の私は元々持っていた「自分はダメな人間だ」というセルフイメージが相まって、日々"こんなにもできない"ということの証明をし続けるようになっていきました。

加えて「誰もが自分自身に対して"自分はダメだ"と思って謙虚に人生に臨むことが人生の正解である」という考え方があることで、今度は周りに対して「なぜあまり自分はダメだという発想をしないんだろう」「愚痴を言う前に自分が100%やれていると言えるんだろうか」などと思うようになっていきました。
自分が同じ立場だったら感じるであろうことを、いつの間にか相手に頭の中で強要するようになっていたように思います。

自分を否定することが板についたその延長線上で、いつしか"自分と同じ立場に立った誰かが、私と同じように自分自身を否定しようとしないこと"、が苛立ちのきっかけになってしまっていました。

自分を許せるようになったら、周囲に苛立つことも減った

あれから時間が経ち、「自分はダメな人間だ」と必要以上に思わなくていいと思えるようになって、そこから気が付いたら周囲の話を以前よりも格段に穏やかに聞ける自分になっていました。
自分と相手の境界線をひけるようになったとか要因は色々ありますが、一番強い理由になったのは、自分に対しても周囲に対しても許せる範囲がぐっと広がったことだと思っています。

自分自身に対して賭けていた強い制約や"こうあるべき"という規範が、自分も他人もとにかく許せない状況を生み出していたので、「そこまでしなくても大丈夫」「そんな時もあってもいいよね」と思えるようになったことが、物事の捉え方そのものをぐんと柔らかくしてくれました。

自分に厳しくあるだけが正解ではない

自分に厳しくあることはとても大切なことに思えるかもしれませんが、やりどころを間違えると不必要に辛い状況を作り出してしまうことにもなります。
自分に対して課したハードルが周囲への基準にもなってしまうと、苛立つきっかけが増えていきます。

自分を受け入れられること・許せることは自分自身だけでなく、周囲と関わりを持つ上でもとても大きな力になってくれます。
「自分のため」だけだと頑張れないことも、「その先関わってくれる人たちのため」と考えると、少し頑張りたいという気持ちが湧いてきませんか。

自分を否定し続けることは苦しいことですが、そうしなくても大丈夫だし、そうしない方が自分にとっても周りにとっても良いことだったりします。
少しずつ自分に対するハードルや呪いを解きながら、穏やかな気持ちで過ごせる時間の多い日々を手に入れていってもらえたらいいなと思います。

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