マガジンのカバー画像

レッジョエミリア・アプローチを通して視る幼児教育

7
レッジョエミリア・アプローチの視点から、幼児教育、子どもの成長、大人の成長。ワクワクする視点、革命的なアイディアやアプローチ。子ども達から湧き出るアイディア・主体性を大切にする教… もっと読む
運営しているクリエイター

記事一覧

心躍る子どものイメージの構築

心躍る子どものイメージの構築

Image of the child (子どものイメージ)は
レッジョエミリア・アプローチで
とっても大切にされている基盤の部分。

子ども達のことを
どのようなイメージを持ってみるのか。
どのような視点で、子どものことをみるのかが、
私たちの放つ言葉や、行動を決める、という考えです。

本当にその通り。
「この子はまだできない」というイメージを持っていたら
例えば、子どもが、少し高いところから物

もっとみる
[先生は研究者]レッジョエミリア・アプローチ幼稚園教諭が培うスキルとは

[先生は研究者]レッジョエミリア・アプローチ幼稚園教諭が培うスキルとは

アートとサイエンスを通して
子どもたちと探究していくことが
好きなタイプです。

2歳児クラスの担任を
長くしてきましたが、
その中でも、
【音の視覚化】プロジェクトを
やったり、
【動きの探究】をしてみたり

こんなこと
2歳児とやるの!?と言われるような
探究プロジェクトを
進めてきましたが、
やっぱり私は、
新しいことに挑戦したいし、
毎年違うことを子どもと
一緒に試してみたい、
そんな先生

もっとみる
大丈夫大丈夫。痛くない、痛くない。

大丈夫大丈夫。痛くない、痛くない。

大丈夫大丈夫。痛くない、痛くない。

子どもが転んで泣いた時。
頭をぶつけて泣いた時。

大丈夫大丈夫。痛くない、痛くない。
言っていませんか?

痛いのよ。
痛かったのよ。
大丈夫じゃなかったから泣いているのよ。

痛かったね。
びっくりしたね。
あー、痛い痛い。

この言葉たちを
まずは率先してかけてあげること。

そしたら、しれっと
何事もなかったかのように
子どもは去っていく。

気持ちを

もっとみる
子どもの一歩先に踏み込んでいないか?

子どもの一歩先に踏み込んでいないか?

ご飯がたくさん入ったお茶碗を持つ子どもに
落としそうかも、という大人の判断で
「落としちゃダメだよ」
(子どもはまだ落としてないのに。落とそうとも思ってなかったかも。)

心地よくキャッキャと遊んでいる子どもに
今叫んで欲しくないという、大人の判断で
「叫んじゃだめだよ」
(子どもは叫ぼうともしてないのに。)

一歩先ゆく、大人の仕掛ける「注意」が
実は、その行動を子どもに「こうしてよ」と
助長し

もっとみる
質問の「質」にこだわる

質問の「質」にこだわる

レッジョエミリア ・アプローチの関わりで
子どもにチューターをお願いしたいと
依頼があり、
子ども達と関わりはじめて改めて気づいたこと。

どんな話題を提供しようか
どんなトピックをお話ししようか
などと、内容ももちろん考えるんだけど

私の事前準備で
とっても大切、だけど自然にやっていることって
「どんな質問を投げかけようか」

質問を考えることに
沢山の時間を割いている。

もちろん、何を考え

もっとみる
Image of the Child 子どものイメージ

Image of the Child 子どものイメージ

レッジョエミリア・アプローチを
学び、実践し、研究し、また実践しを
繰り返していく中で、
欠かせない、そして感じ考えざるを得ないこと。

Image of the Child 子どものイメージ

レッジョアプローチでは
先生達のことを研究者と呼びますが
子どもと関わる私たちが持つ
子どものイメージが
私たちの提供するもの全てに
関わってくるということ。

作り出す質問、
提供する環境、道具
接し方

もっとみる
幼児教育、次のステップへ

幼児教育、次のステップへ

こちらのnoteにも
追々書いていきたいと思いますが
レッジョエミリアアプローチの実践を8年。
子ども達と共に研究しながら成長し
世界各国から集まる先生達のメンターとして
一緒に成長してきた数年間があります。

今は、教育現場にはいませんが、
日本人として、
国際色豊かな先生達と切磋琢磨し
レッジョエミリアアプローチについて
研究し、実践を繰り返し
学んできたことを
また違った形で、生かしていく時

もっとみる