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心躍る子どものイメージの構築

Image of the child (子どものイメージ)は
レッジョエミリア・アプローチで
とっても大切にされている基盤の部分。

子ども達のことを
どのようなイメージを持ってみるのか。
どのような視点で、子どものことをみるのかが、
私たちの放つ言葉や、行動を決める、という考えです。

本当にその通り。
「この子はまだできない」というイメージを持っていたら
例えば、子どもが、少し高いところから物を取ろうと
手を伸ばした時に、「危ないからだめ」と声をかけたり
まだできないから助けなきゃ、と
子どもの代わりに、物を取る、という行動に出るかもしれません。

「この子はチャレンジ精神が旺盛だ」というイメージを持っていたら、
その子が少し高いところから物を取ろうとした時に、
おぉ、ナイスチャレンジ、と
その子の行動を見守る行動を取りやすいでしょう。

同じことをしようとしている子どもを目の前に
私たちの行動が全く違うものになるのです。

だからこそ、子どものイメージを
何度も何度も再考し、
あなたが「心躍る」イメージを持って
子ども達と接していくことがとても大切。


先日、自閉症と診断されている子どもに
出会う機会がありました。
その子が目の前にきて、
私はその子の叔母さんから、すぐに
この子は自閉症なんだ、と伝えられました。

行動をよく観察していると、
もちろん、自閉症と診断された理由が分かる行動が
見受けられたものの、
言われなければ、分からなかったかもしれない、と
思うほど、些細なことでした。
(もちろん私は、数分しか関わっていないので
分からないことは沢山あります。)

もちろん、必要なサポートを受けるための診断では
あるのですが、その「イメージ」を大人が持つことで
その子の可能性を低く見てしまうことが
たくさんある、と改めて感じました。

学校での担任をしていて、
特別なサポートを必要とする子に
出会ってきましたが、
その子を周りの子よりも「できない」というイメージで
見ていくのか、
その子の「できること」に注目しながら
サポートしていくのかでは、
私たち、サポート側の言動がかなり変化することを
目の当たりにしてきました。
そこで、苦しい想いも沢山してきました。

だからこそ、
目の前にいる子どもの可能性を低くみることなく、
その子の素晴らしさを見れるようなイメージで
子ども達と関わっていくことが
とても大切なのです。

あなたは、どのようなイメージを
自分の子どもに対して抱いていますか?



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