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ラグビー

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最初は、オールブラックスを中心にした、試合結果の記事でした。その後、現在はリーグワン、シックスネーションズ、ザ・ラグビーチャンピオンシップ、セヴンズラグビー、日本代表を中心にした… もっと読む
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2024年3月の記事一覧

<閑話休題>英国由来スポーツが雨でも実施される理由

<閑話休題>英国由来スポーツが雨でも実施される理由

 私の好きなラグビーでは、「英国紳士(ジェントルマン)たる者は、一度決めたことは何があっても約束を守る。だから、雨が降ろうが槍が降ろうが、一度やると決めたラグビーの試合は、何があっても実施する」という、まるで「武士道とは死ぬことと見つけたり」式の戦陣訓のような言葉が信望されている(さすがに、現在ではかなり緩やかになってきているようだが)。

 またこの言葉は、ラグビーを優れたスポーツであることの代

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<ラグビー>2024年シーズン(3月第五週)

<ラグビー>2024年シーズン(3月第五週)

(どうでもよい「話の枕」です。関心ない方は飛ばしてお読みください。)

〇 2024年は3月31日がイースター(復活祭)で、29日がグッドフライデー(イエスが磔刑になった日)、4月1日がイースターマンデー(イエスが復活・昇天した日)になる。「復活」というのは、キリスト教におけるイエス(ヘブル⦅ヘブライ⦆語の「ヤーウェ」は、救いを意味する「ヨシュア」に関連した、ギリシア語「イエソウス」に由来する言葉

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<ラグビー>2024年シーズン(3月第四週)

<ラグビー>2024年シーズン(3月第四週)

(どうでもよい「話の枕」です。関心ない方は飛ばしてお読みください。)

 20世紀後半、二人の美人学者(評論家)が人気になっていた。二人に共通するのは、ともに東欧のユダヤ系であることだ。

 最初にアメリカ人であるスーザン・ソンダクを挙げたい。彼女は哲学者というよりも作家・評論家であったが、若い頃に専門の写真家が撮影した本人の写真が表紙になった『反解釈』という評論集で、一躍有名になった。その理由

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<ラグビー>2024年シーズン(3月第三週)

<ラグビー>2024年シーズン(3月第三週)

(どうでもよい「話の枕」です。関心ない方は飛ばしてお読みください。)

(先週の「ヨーロッパ」の続き)
 ヨーロッパというのはギリシア神話のエウロパから来ているが、またこのエウロパは木星の大きな衛星で、生命維持に必要な水が十分にあることが最近確認されている。一方、神話のエウロパはフェニキアの王女だったが、クレタ島という「西」へ行ったため、「西にある地域」がエウロパ=ヨーロッパと称されるようになった

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<ラグビー>2024年シーズン(3月第二週)

<ラグビー>2024年シーズン(3月第二週)

(どうでもよい「話の枕」です。関心ない方は飛ばしてお読みください。)

 1993年のマースリヒト条約によって、現在の27ヶ国まで拡大したEU(欧州連合またはヨーロッパ連合)は成立したが、その成立に先立って、日本人の中には、第一次世界大戦及び第二次世界大戦という二度の世界戦争、及び19世紀までに度重なったヨーロッパ各国同士の戦争の歴史から、「つい最近まで戦争にあけくれていた国同士が、いきなり統合す

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<ラグビー>2024年シーズン(3月第一週)

<ラグビー>2024年シーズン(3月第一週)

(どうでもよい「話の枕」です。関心ない方は飛ばしてお読みください。)

〇 映画『サウンドオブミュージック』と『大脱走』で撮影された頃のスイスアルプスの風景は、映画の中に記録された映像では最も美しいものの一つだと思う。物語の進行とは無関係に、登場人物の背景に映る山々や村の風景、そして夏の緑あふれる田園は、この二つの作品が第二次大戦時の物語であることから、戦時の暗さとは正反対に、むしろより一層輝きを

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