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新規就農準備&北海道移住日記

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2022年就農に向けて北海道に移住し、農業の研修を受けたり、地方都市での暮らしのいろいろについての日記を書いています。
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2021年11月の記事一覧

我が家のFIAT、ヤドカリ形態に変身

我が家のFIAT、ヤドカリ形態に変身

 値段の安さと、フォード3000にはないパワステとフロントローダーに惹かれて購入したFIAT。小柄なオレンジの車体に、ニョキッと生えたフロントローダーがエビやカニのような甲殻類を連想させるかわいいやつだ。このFIATがついにヤドカリ形態にトランスフォームした。スプレーヤーを装備したのだ。ちなみに、フロントローダーはトラクターの前につけるアームで、スプレーヤーは農薬散布機のこと。

 最終的には無事

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新規就農準備中の僕が買った、一番便利なもの

新規就農準備中の僕が買った、一番便利なもの

 来年の就農に向けて今年はいろんなものを買っている、トラクターも買ったし、フォークリフトも買った。軽トラも買ったし、保冷コンテナも。小歳ものだと、包丁も買ったし、メジャーも、スパナも、とにかくいろんなものを購入した。そんな中、最も便利だったものがこれ!

「キーボックス」

 農業は基本的に外の作業、そしてけっこういろんなところに鍵が必要。家の鍵はもちろん、農薬庫も鍵をかける。トラクターや軽トラ、

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息子は立派な鉄オタに成長中

息子は立派な鉄オタに成長中

 勤労感謝の日、日々こども園で頑張ってお仕事してくれているつむぎをねぎらう意味も込め、北見に遊びに行く。今日の目的地は、オホーツク木のプラザ。美幌で言うところの「きてらす」のような木育施設だ。この地域は林業が盛んなこともあり、各町に木育施設がある。

 木のプラザについて、車を降りる。つむぎは嬉しそうに走り出していく。向かう先は、木のプラザとは反対方向、北見駅だ。そこには、大量のコンテナを運ぶ貨物

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いい夫婦の日は結婚記念日

いい夫婦の日は結婚記念日

 11月22日、いい夫婦の日、僕らの結婚記念日だ。狙ってこの日にしたのではなくて、式場が空いている日がたまたまこの日だったのだ。今思うと、とても運が良かったなと思う。なぜって、なにより覚えやすい。6回目の結婚記念日、これまでお祝いを忘れたことは、たぶん無い。

 今年は、川湯温泉の森のホールで買ったケーキでお祝い。息子がこども園に行っている日中、僕は作業の手を止めて、幸枝さんはMacBookをパタ

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今年もゆきがふり始めました

今年もゆきがふり始めました

 朝起きると、カーテンの向こう側が何だか明るい。少しだけ開けて覗いてみると、そこには白い世界。今年も雪がふり始めた。昨日の夜中からふっていたのだろう。

「あぁ、冬が来たな」という感じ。

「わぁ、ゆき!」つむぎはカーテンの外を見て大喜び。

 きっと、2歳になってはじめて見る雪と去年見た雪は違って見えるのだろう。つむぎは、もうすっかり、世界を自分の言葉で表現できるようになっている。今のこの子の目

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北海道的注意喚起

北海道的注意喚起

 こども園がお休みなので、今日もいつものころころ広場。気温が低くなってくると、ころころ広場率が高まりがちだ。北海道立オホーツク公園に到着し、施設の入り口に入ろうすると、まさに北海道な注意喚起が。

「11月17日(水)20:00ころに、オホーツク公園南側付近でヒグマの目撃情報がありました。公園施設利用者は、十分にご注意ください。」

 おお、それは、十分にご注意しないとな・・・。知床にいかなくても

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ようやく、ようやく、完成・・・・

ようやく、ようやく、完成・・・・

 ついに、ビニールハウスの骨組み、50メートル×2棟分、完成しました。長かった、本当に長かった・・・。もはや、いつからつくり始めたのか思い出すこともできないくらい。サクラダファミリアと同じ様に、つくり始めた僕は、完成の日を見ることはないのかもしれない・・・、と思うくらいに長かった。

 途中、幸枝さんや父に手伝ってもらったが、最初から最後まで自分で考えながら、悩みながら建てたのははじめて。昨年の同

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ひとに褒められるとやっぱり嬉しい〜二歳児に褒めてもらえた話

ひとに褒められるとやっぱり嬉しい〜二歳児に褒めてもらえた話

 最近、つむぎのお迎えはもっぱら僕が担当している。お迎えに行っている間に、幸枝さんが夕飯の準備を進める。段々とできてきた我が家のルーティーンだ。

 お迎えの車中で、僕はだいたい何かの歌を口ずさんでいる。今日もいつもどおり、機嫌よく鼻歌くらいの小声で、King Gnuの「白日」を歌っていた。すると、後ろでつむぎが何かをいっている。

「だでぃ、・・・・・ねぇ」
「え?何?」
「だでぃ、うたじょうず

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なにか不思議な力に導かれているように

なにか不思議な力に導かれているように

 たまたま立ち寄った池袋の農業フェアで、たまたま聞いた美幌町の話に興味を持ち、なんやかんやあって、縁もゆかりも無い北辺のこの町に移住してきた。そして、もう3回目の冬を迎えようとしている。こっちで暮らし始めてから、何だか不思議な縁を感じている。

 今日はうちの近所の「まちのパン屋さん美富ベーカリー」の駐車場に、炭焼き機が設置されると聞き、見に行ってみることに。このパン屋さん、実はいつも仲良くしても

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月に一度の新聞コラム 、いつもこうやって準備しています

月に一度の新聞コラム 、いつもこうやって準備しています

 今月も、月に一度の釧路新聞コラムを準備。今月は、ちょっと前にnoteの日記でも書いた、美幌町のビートピラミッドについて書くことにした。

 日記の記事を見直して、あれこれと推敲してみる。ザザザと修正して、規定の文字数に。うーん、まあ悪くはないけど、あまり良くもないかもなぁという状態で、再考編集室室長、吉田幸枝氏に見てもらう。

「面白いとは思うけど・・・」

 ここから、いつもの編集作業が始まる

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今度こそ今年最後のブロッコリー

今度こそ今年最後のブロッコリー

 これが、今年最後の収穫かなぁ?と思い続けて3週間目。さすがに今日はもう収穫できないだろうと、収穫する気がない軽装で畑に向かう。軽トラを降り、畑を歩いてみると、なんとまだまだ収穫できるブロッコリーがちらほら。何度か霜も降りていたのに、何という生命力。ブロッコリーって強いんだなぁ。

 あれば買いたいと言ってくれていた人もいたので、包丁片手に軽装のまま畝に入る。朝露に濡れたブロッコリー畑、かっぱを履

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美幌のマルシェBIHOROBASEでくまを食べるこぐまさん

美幌のマルシェBIHOROBASEでくまを食べるこぐまさん

 日曜日は月に一回の美幌のマルシェ、BIHOROBASEが開催。家族三人、目的はなくとも、とりあえず足を運んでみるイベントだ。開催場所が市街地北部のLIFE IN BIHOROになってから、広々として子連れでもより楽しみやすい雰囲気になったと思う。

 到着すると駐車場はすでにいっぱい、なかなかの賑わいだ。とりあえず中をぐるっとまわる、前に、つむぎの要望により、フライドポテトをゲット。以降、つむぎ

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美幌町七不思議、冬だけ出現するピラミッド

美幌町七不思議、冬だけ出現するピラミッド

 冬に向かっていく、11月のこの時期に、ちょっと楽しみにしていることがあります。それは、美幌町の各所に築かれる「ピラミッド」建設を見に行くことです。毎年同じ時期に建設され、いつの間にか消えていく美幌町のピラミッド。美幌町の七不思議と言っても過言ではありません(過言です、そして他の6つはまだ発見してません)。

 これは、開村から美幌に君臨するファラオを安置する墓。ではなく、砂糖の原料となるビートの

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トラクターは畑で小屋だって引っ張れる

トラクターは畑で小屋だって引っ張れる

 天気が良いので、こども園に行く前の朝のお散歩。つむぎと一緒に、津別の方に歩いていく。家を出て津別側に進むと、そこはすぐに大畑地帯。青い空に、茶色い土。気持ちが良い風景だ。

 ふと畑に目をやるとそこには畑を走る小屋。トラクターに引っ張られて畑の中をゆっくりと走り回っている。

「つむ!トラクターが小屋を引っ張ってるよ!すごいねぇ」
「おぉ、すごいねぇ。みにいくぅ」

 のんびりと走るトラクターを

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