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ようやく、ようやく、完成・・・・

 ついに、ビニールハウスの骨組み、50メートル×2棟分、完成しました。長かった、本当に長かった・・・。もはや、いつからつくり始めたのか思い出すこともできないくらい。サクラダファミリアと同じ様に、つくり始めた僕は、完成の日を見ることはないのかもしれない・・・、と思うくらいに長かった。

 途中、幸枝さんや父に手伝ってもらったが、最初から最後まで自分で考えながら、悩みながら建てたのははじめて。昨年の同じ頃に建てたハウスは、みらい農業センターの職員さんに全面的に指示を仰ぎながらつくっていた。いざ、自分でやってみると、「あれ、これであってるのかな?」「あぁ、パーツが足りない・・・」なんてことがたくさん。それでも、「要は、頑丈に囲えてれば良いはず」と乗り切り続けて、なんとか完成にこぎつけた。

 今回一番の失敗は、ハウスの横に通したパイプを地面に平行ではなく、水平に取り付けてしまったことだった。地面が奥に向かって緩やかな上り坂になっていたので、手前では、高い位置にあったパイプも奥にたどり着く頃には地を這う高さに。それでも、「ビニールの巻き上げに働く力を考えるときっと水平のほうが良いはず」と思い続けてやっていた。しかし、先輩に聞いてみると「地面に平行でいいんだぞ」とのこと。「あぁ、やる前に聞いておけばよかった」と思いつつ、結局すべてつけ直すはめになった。それでも、やっぱり力のかかり方的には水平が絶対良いはずなんだけどなぁ、と今でもちょっと思っている。

 それ以外にも、父と一緒に扉を建てようとすると、どう考えても扉の下端が地中深くに潜り込む大きさになっていたり、アーチパイプの頂点のコネクタが不揃いだったり、といろいろ大変なことがあった。それでも、世界が凍りつく本格的なオホーツクの冬が来る前に終えられてよかった。ちなみに扉の問題は、地面をトラクターとホイールローダーでがっつり削り取ることで、コネクタはパイプを切断することで解決した。

 昨年建てたビニールハウスが25m 1棟、今年は50m 2棟、単純に考えると4倍の大きさ。はぁ、大変だったなぁ。ハウスを建てるのが完全に遅くなってしまったので、アスパラガスが十分に育たず来年の収穫は難しいらしい。それでも、いつの日か、ここからたくさんのアスパラガスが誰かの食卓に送り込まれればいいなと思うのでした。

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