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美幌町七不思議、冬だけ出現するピラミッド

 冬に向かっていく、11月のこの時期に、ちょっと楽しみにしていることがあります。それは、美幌町の各所に築かれる「ピラミッド」建設を見に行くことです。毎年同じ時期に建設され、いつの間にか消えていく美幌町のピラミッド。美幌町の七不思議と言っても過言ではありません(過言です、そして他の6つはまだ発見してません)。

 これは、開村から美幌に君臨するファラオを安置する墓。ではなく、砂糖の原料となるビートの集積ピラミッドなんです。周辺の畑という畑から集められ、積み上げられたビートの量たるやものすごく、高さはおよそ3.5m、面積は3000平方メートルくらいの巨大なピラミッドが、市街地北部に10基近くも築かれます。

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 大量のビートは、町内にある製糖工場でせっせと砂糖に作り変えられ、日本中に出荷されていきます。広大な畑から収穫されたビート、そのビートを大量に積み上げて作られるピラミッド、そしてそこからできる膨大な量の砂糖、それはすべて日本のどこかの家庭で使われていく。美幌町のピラミッドを見に行くと、北海道の大地が日本の社会に果たす役割はすごく重要だなと感じられるのです。

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