記事一覧
脳みその表面からしか言葉が出てこないので(2024.5)
とりあえず近況的な感じで、今読んでいる本のテーマや個人的な動機を整理してみます。
今の私はとにかく推しのために本を読んでいる。「ために」というのは推しに何かを押し付けるような意味合いではない。より正確に表現するなら、自分が推しと正しく向き合うために、という感じだが、主体も目的ももう少し漠然としている。
推しに対する興味の方向は大きく分けて二つ。
①推しに対するファンのあり方
自分が推し
二月の読書:『ミステリウム』
こんにちは。二月といえばバレンタイン。バレンタインといえばチョコレート。誰かからもらったりはしませんでしたが、それでも他の月に比べてもりもり食べていた気がします。
さて、今月ご紹介する『ミステリウム』(エリック・マコーマック、増田まもる訳、創元ライブラリ)はちょうど去年のクリスマスにめでたく文庫化されました♡そして作中の主要な出来事はちょうど今ごろの時期(二〜三月)に起こっているのであります。
十二月の読書:間に合わなかったので一年のまとめ
こんにちは。今月も無軌道な読書生活を送った結果、一冊たりともまともに読み終わらないというありさま! 仕方ないので今年を振り返る記事でお茶を濁します。
今年読んだ本
もともとは特にテーマを設けて読書を始めたわけではないのですが、noteを始めたころから、自分の「推し」について知ろうという目的が生まれました。まずはなぜ推しに惹かれるのか、推しの魅力の正体は何か、という方向から、本人とは関係のな
十月の読書:おやすみ
こんにちは。急な体調不良に見舞われたので、今月はタイトル通りお休みいたします。
これ書いてる今も熱が下がらず頭がぼーっとしてます。普段あまり風邪ひかないので知らなかったのですが、熱が出ると本を読む集中力さえもなくなってしまうのですね。
季節の変わり目、インフルエンザ等も流行っているようですので、みなさまもどうぞご自愛くださいませ。
これから読みたい本の話など
ご挨拶だけだとお読みくださ
六月の読書:『カスパー』
こんにちは。前回お読みくださった方、ありがとうございました。ネット上で個人が自由に発信できる時代においても、書いたものが誰かに届くのは新鮮な喜びです。
さて今回は『カスパー』(ペーター・ハントケ、池田信雄訳、論創社)。ノーベル賞作家であるハントケが1966年に執筆した戯曲で、今年行われた日本での公演にあたって出版された新訳です。
公演の感想
実は東京芸術劇場での上演を観に行った際、興奮冷