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ANGERSWING#60
演劇のやり方をすっかり忘れちゃって、日々日々「あれ〜、こういう感じで良いんだっけ?」「これって妥協になってしまっている…?」「いや、もうここまで来たら手放してみちゃおう!」とかとか色んな思考が脳みそを飛び交っている。
演じることから離れていたこの2年、ちょっとした短いシーンをインスタントに演じるみたいなことはやったりしたけど、長期間しっかり向き合って、深めていくみたいなことが久しぶりすぎて、どん
ANGERSWING#59
被害者と加害者というよくある関係性。
被害者が自分を守るために加害者になってしまう。(意図せずとも)
新しく生まれた加害者がいるということは新しく生まれた被害者がいるということで、新しく生まれた被害者も何らかの形で自分を守ろうとする。
すると再び新しい加害者が生まれてしまう、かもしれない。
こう考えると被害者と加害者という関係性は悪魔のような螺旋を描いているというか、ものすごく大きな話にすると戦
ANGERSWING#58
ああ、人によって何を楽しめるところにいるのか、というのも違うのか。
わたしにとってはそれは楽しめるところだけども、でもそれを産み出すのに苦しさを感じる人もいる。そりゃ当然。
その一方でわたしはその“楽しい”を知っているけども、そこは一旦手放して、もっと言葉を伝えることとか人間を形作ることをやりたいし、それはわたしにとってとても難しく、苦しさも帯びている。
その苦しさをわたしは直近で味わった。
ANGERSWING#57
明日の稽古が楽しみ。
観にきてね。
<日本劇団協議会主催>
日本の演劇人を育てるプロジェクト
新進劇団育成公演
劇団Q+
『ANGERSWING /
アンガーズウイング・アンガースウィング』
ー家族の庭、その香りは秘密をささやくー
脚本=弓月玲 原案・演出=柳本順也
◎日程
2024年7月3日(水)〜 7月7日(日)
【公演スケジュール】
7/3(水)W 19時~
7/4(木)S 1
ANGERSWING#56
ルーティン化している。稽古の前に筋トレをして、身支度を整えて、家を出る。
でも稽古場が家から近いので、準備が早く終わりすぎてもまだ稽古場は開いていない。なので今、とりあえず文章を書き始めた。
脳みそ内を飛び交っていた言葉たちが少しずつまとまりのある言葉になり始めている。
でもこれを書いたらすごく不安になってきたというか、言葉たちの書かれた新しいノートを開くことが怖くて、こっちに逃げてきている感じ
ANGERSWING#55
見透かされているような気分だ。
一山越えようとしていたら、実はその先にまた山があるような。そしてその山はわたしにとってすごく魅力的な山で、でも縦走するには体力とかよりも気力が必要で、ただ心を折るにも充分すぎる高さを誇っていて。
今日もこの文章を書くのをやめようと思った。
けどお風呂場にスマホを持ち込むのであれば、書こうと思って書いている。
脳みそを言葉の山が覆い尽くしていて、逆にその言葉一つ一
ANGERSWING#54
余裕がなくなった気がして、一旦書くのやめてもいいかという気持ちになった。
短期間にやるべきことが一気に増えて、心がすごく焦っていて、ここで食らいつくことができなければ自分は弛みすぎている、どうしようもない、みたいな思考に入った。
そこから誰かへのアピールとかではなく、自分へのアピールとして必死さを装ってみたけど、というか心が追い込まれて、ちゃんと必死だったけど、それを一度やめた。
なので今、ち
ANGERSWING#53
「ああ、いつかマキューシオリベンジしたいなあ」なんてふと思うことがある。ロミオとジュリエットの登場人物であるマキューシオ。
ロミオとベンヴォーリオとマキューシオのトリオで仮面舞踏会に参加して、ロミオとジュリエットの出会いのきっかけを創出してしまうみたいなことなのだけど。
マキューシオという人物は本当によく分からない長台詞を言う。
多分、舞台を観に行って、彼の想いのこもったその言葉たちを全て汲み
ANGERSWING#52
ライブの撮影をしてきた。
その最後に水花のメンバー、るりさんが語った言葉が胸にささった。なので、引用してしまった。映像撮影をした人の特権をフル活用してしまっている。
近いうちに編集をするので、この言葉を語るるりさんの姿を見ていただけたらと思う。
わたしも再び舞台に立つことを諦めかけていた一人だったような気がする。
外側に向かっては強がって、虚勢を張って、内側ではすごく羨ましがって、でもどうしたら
ANGERSWING#51
ここ最近の充実具合を考えると何て退屈な日だという一日が訪れることもある。
生きていく糧を獲得するためとはいえ、人混みを抜けて、ひたすらに目的地を目指す作業は心に来るものがある。
これが慣れか。一年前は都内をあちこちぐるぐる回るだけでウキウキが止まらなかったのに。
だからこそ地方に行けるとなった時の喜びはなかなかのものがあるのだけど、夕方が近づいてきて、地方行きの可能性が下がれば下がるほどテンシ
ANGERSWING#50
昨日、共演者の柳本璃音さんと同じ方向に帰るという時間があった。
こんな文章の出だしにするなら写真を撮っておけばよかったなって思うけど、まあ仕方がない。
稽古って改めて暑いし、ジトッとした汗をかくし、表面的な温度というよりも身体の中の温度が上がっているような気がして、稽古終わりにクールダウンの時間が欲しくなる。
本当はさくっと帰ろうと思っていたけど、これも共演者の森本遼さんに「何か食べに行きませ
ANGERSWING#49
心がそぞろだ。
なぜだろう。欲しいものを手に入れたいという欲がむくむくと湧いているからなのか。
未来のことばかりを考えてしまう。
しかもそういう状態の時に欲しいものは手に入らないという悲観的な方向に物事を考えてしまいがちで、余計に心がそぞろになっていく。
とにかく今だ。向き合うべきは今だ。
今の状態で真っ直ぐ前に進んで行ったら、空回りするような気がする。
改めて冷静に、シンプルに、自分のやるべ
ANGERSWING#48
急に切羽詰まってきた。
今の自分はいただいたオファーは全部受けたいと思っているので、何かが来たら二つ返事でOKを出してしまう。
でもそれによって当然やるべきことは増える。だからその前に様々なことを終わらせておく必要がある。
さらに言えば、増えるやるべきことが何かが分からないけれども、そこに向けての準備も手っ取り早く始める。もしかしたら徒労に終わるかもしれないけど。
もちろんどんな準備をすべきなの
ANGERSWING#46
体調を少し崩してしまった。イベントでちょっと張り切りすぎてしまったのかもしれない。
急な地方行きに備えて自宅待機をしながら、パブロンを飲み、映像編集をしながら、テレビでは野球を流して養生している。
果たしてこれが養生している姿かどうかは分からないけども、何もせずにぼーっとしているわけにもいかない。
この2年で風邪を引きやすくなった。
演劇に関わり続けていた時は稽古や本番以外で外に出ることがあま
ANGERSWING#45
久しぶりにロミジュリのバルコニーシーンをフルスロットルで演じた。細かいことは置いておいて、劇場空間をエネルギーで満たすみたいなところがメインだったけど。
イベントに出演した。
ご来場いただいたお客さまに『ロミオとジュリエット』という作品に少し触れていただいて、今回の『ANGERSWING』を見る際にも楽しみポイントとして脳裏に刻んでおいてもらうというような催しだった。
その中で俳優陣がロミジュ