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ANGERSWING#45

久しぶりにロミジュリのバルコニーシーンをフルスロットルで演じた。細かいことは置いておいて、劇場空間をエネルギーで満たすみたいなところがメインだったけど。

イベントに出演した。
ご来場いただいたお客さまに『ロミオとジュリエット』という作品に少し触れていただいて、今回の『ANGERSWING』を見る際にも楽しみポイントとして脳裏に刻んでおいてもらうというような催しだった。

その中で俳優陣がロミジュリの場面を簡易的に演じて、お客さまにも加わっていただくという感じ。
お客さまとしてその場に来ていて、声を出すのってまあまあハードルが高い気がするけど、温かい空気の中でイベントが進められたのがありがたかった。

ロミジュリってやっぱり真剣に演じれば演じるほど面白いのだなと再認識した。
今回に関しては自分の中で少しショーアップしてしまったけれども、無駄に装うことなく、ひたすらに心を動かし続けるだけで人間そのものの可笑しさが露わになってくる。

どうしても【演劇!】とか【シェイクスピア!】とか【ロミジュリ!】とかってとっつき辛い雰囲気が付き纏っている気がして、そういう点において今回のイベントで「実はロミジュリってシンプルな話で、ただただ悲しい話ではないんだよ」「難しい顔をして見るようなものでもないんだよ」「劇場怖くないよ!」的なことが伝わっていれば良いな。

自分自身、今回のイベントを通して劇場に足を運ぶということがそれくらいラフなものとして考えたいなあとは思えた、けども、どうしても職業病みたいなものはあって、素直に楽しめない部分もあるので「劇場怖くないよ!」を伝える側にいられたらなとも思う。

ありがたいことにイベント開催前に劇場空間で稽古をすることができて、それがとても良かった。天井は高いし、空間の広さみたいなものを意識できるので、自分の小ささだとか動けなさとかを改めて認識することができた。
ロミジュリをやっている時の方がよほど動けていたし、エネルギーを放出できていた気がする。

ロミジュリと比べてANGERSWINGに関しては考え途中な部分もあるし、考え過多な部分もあるし、まだまだ慎重にならざるを得ないような状況もあるとは思う。
ただその中で空間を広く使って、他者との実際の距離感を測りながら稽古できたのは今後の糧になった。

ANGERSWINGを7月には劇場でやるんですね。すごいな。

がんばりますヨ。

<日本劇団協議会主催>
日本の演劇人を育てるプロジェクト
新進劇団育成公演

劇団Q+
『ANGERSWING /
アンガーズウイング・アンガースウィング』
ー家族の庭、その香りは秘密をささやくー

脚本=弓月玲 原案・演出=柳本順也

◎日程
2024年7月3日(水)〜 7月7日(日)

【公演スケジュール】
7/3(水)W 19時~
7/4(木)S 19時~
7/5(金)W 14時~/S 19時~
7/6(土)S 13時~/W 18時~
7/7(日)W 12時30分~/S 16時30分~

【チケット】
前売一般 = 4,500円
当日一般 = 5,000円
U22= 3,000円

◎劇場
下北沢 駅前劇場

⋱チケット発売⋰
2024 年 5月 1日(水)予約受付開始!

●ご予約URL
https://act-pit.com/events/view/?eid=0kDlB28a

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