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飛沫の彼方で会いましょう
息が出来ない
清らかに見えた水の流れは
一粒一粒が重さを持った鉛玉のようで
膝が震えて倒れそうになった
凄まじい飛沫の音の壁
その向こうから般若心経が聞こえてくる
呼吸をするのが難しい
大きく息を吸おうとしても
水圧で胸が膨らまない
なるべくして呼吸は小さくなり
心臓の鼓動も落ち着いてくる
ただ手を合わせる
いつの間にかお経は止んでいた
朝5時、アラームが響きます。すでに起きていた私
夜闇に光るもの 「DREAMING DAWN」 - KITCHEN. LABEL 15 in Tokyo FINAL -
そこは古い図書館のような匂いがしました。
ギシギシと音を立てる木の床を踏みしめて、ちょうど斜めにステージが見える席を見つけて腰掛けます。日は既に傾きかけていて、古い木枠の窓から差し込む薄い黄金色の光が手すりに落ちていました。
公演前に撮影が出来る時間があったので、ステージのピアノを撮りました。ピアノの上には楽譜の横に小さな本のようなものが置かれていました。なんだろう。気になったのですが、
生活の音色、こもるピアニストたち
最近良く聞いている2枚のアルバムがあります。
キース・ジャレットの"The Melody At Night, With You"とharuka nakamuraの"スティルライフ"です。
ジャンルは異なりますがどちらもソロのピアノ演奏です。
仕事に行く前の早朝の公園や、一日の終わりにお気に入りの入浴剤を入れて照明を落として入るお風呂で聴きます。
すると心が洗われるような気持ちになったり、胸