記事一覧
【展覧会レポート】風と共に舞う線:カルダー展
7/9(火) 18:30~19:30
今回は専門スタッフが展示室内で解説をしてくれるギャラリーツアーに参加した。たまたま友人から学芸員の解説付きの会があるという連絡を受け、その場で予約した。
解説は約30分程度で終了したが、キュレーションの視点から解説してくれた。
展覧会ツアー | SPECIAL | 麻布台ヒルズ ギャラリー カルダー:そよぐ、感じる、日本 (azabudai-hills.co
【展覧会レポート】遠距離現在 Universal/Remote
展覧会の概要
「遠距離現在 Universal/Remote」は、コロナ禍の3年間を振り返り、その時期に感じた「遠さ」の感覚を現代美術を通じて再評価する展覧会だ。この展示は、物理的な「遠さ」や社会的な隔たり、そしてその克服をテーマとしている。
開催情報
会場:国立新美術館 企画展示室1E
期間:2024年3月6日(水)~6月3日(月)
開館時間:10:00-18:00(金・土曜日は20:
【展覧会レポート】ブランクーシ 本質を象る
アーティゾン美術館で行われているブランクーシの作品展は、まるで時間を超えて彫刻芸術の真髄に触れるような体験だった。以下に、展覧会での印象や所感をまとめた。
展覧会HP: https://www.artizon.museum/exhibition_sp/brancusi/
作品: https://www.artizon.museum/exhibition/download/145
会期: 2024
【テルマエ展】入浴を愛する心は、時を超える
5月9日、古代ローマの「お風呂文化」を中心に紹介されていた展覧会【テルマエ展】に行ってきた。
この展覧会は、絵画・彫刻・考古資料といった100件以上の作品と映像や模型を通して、テルマエ(公共浴場)を愛した人々のくらしを身近に感じさせる展覧会だなと感じた。
『テルマエ展』公式サイト|お風呂でつながる古代ローマと日本 (exhibit.jp)
序章 - テルマエ 古代都市ローマと公共浴場
序章で
「アフロ民藝」、唖然
5月6日、GWの最終日に森美術館で行われている展覧会「シアスター・ゲイツ展:アフロ民藝」を鑑賞してきた。
アフロ民藝とは何か、この疑問はずっと私に付き纏っていた。今回の展示会はこのコンセプトをいろんな作品を見ることによって理解しようと思う。
検索したところ、以下のような説明が出てきた。
「アフロ民藝」とは?
広い空間の中にぽつんと佇む仏像みたいな作品。確かに日本芸術のような静謐さとアフリカ芸
【映画独話】オッペンハイマー
素晴らしい。見終わった後、「良かった」という言葉しか思い浮かばなかった。何もない「良かった」ではなく、様々な要素が渦巻いてどこから言い出せばよいかわからない時に出る「良かった」である。脳内で何度も好きなシーンを思い描いた。能動的ではなく、受動的に反芻させられる。私はシャワーに入りながらずっと頭の中で追体験していた。
今回の作品はノンフィクションだからダンケルクの時と同じような客観的な撮り方かなと
【佐川美術館】水紋の陰影の美しさに酔いしれる
佐川美術館の建築と空間の魅力を簡単にレポートにまとめる。
はじめに、佐川美術館の外観は控えめながらも洗練された佇まいで、木材を多用した温かみのある造りが印象的だ。中庭に張り出した軒下は水面に映り込み、柔らかな陰影を生み出している。こうした水との呼応は、建物全体に潤いとゆらぎを与えていると感じる。
館内では、中庭の水景が室内にまで連続している。ゆったりと流れる水面に、建物の構造物が映り込むさまは
京都でのほうろく灸体験
2024年4月13日に「せんねん灸」で「ほうろく灸」体験してきた。ちなみに体験は無料。事前に予約した方が無難だ。
お灸とは、もぐさを燃やし、熱でツボと呼ばれる皮膚上のポイントを刺激することにより、病気の症状や身体の不調を緩和する東洋医学の治療法である。
布団や座布団を敷いた部屋でリラックスした雰囲気の中、スタッフの指導を受けながら体験を行った。
「もぐさ」の原料となる「よもぎ」は、キク科の多
【フランス旅行 Day4】ようやくフレンチにありつける。
黄色いポスト。フランスではこれが主流らしい!?
パサージュ巡り。フランス版アーケード式商店街。
天井にいろんなものがぶら下がっている。ちょっとワクワク。
不思議なお店。ディープな専門店ばかりで好き。急に現れるパサージュ。
前日から入念にリサーチをしていたお店、"Bouillon Chartier Grands Boulevards"へ向かう。決めては20,385 件のクチコミで4.0という
【フランス旅行 Day2】ルーブル美術館はセレンディピティだ。
2024/2/12
2日目はルーブル美術館を鑑賞。調べてみたらホテルからルーブル美術館まで徒歩5分という驚きの近さ。そこでヌフ橋を渡って、右岸へ渡る。
だがルーブル美術館内に飲食店は限られているという事前情報により朝ごはんはちゃんと食べようと考えた。そこで、美味しいバゲットを求め、ポン・ヌフ通りを闊歩する。
よくみたら、さば紋のような模様がある。いかにも動植物など有機的なモチーフや自由曲線の
【フランス旅行 Day1】カルチエラタンを彷徨く。
バゲット大賞で金賞を取ったお店で朝ごはん。
今回の旅行の醍醐味はなんといってもバゲットである。ひたすらバゲットを食べるのだ。
ベーカリーのガラスには大賞をとったマークが貼られている。他にもキッシュやクロワッサンなど部門がかなり細分化されている。
ホシムクドリさんに目をつけられる。
シテ島散歩中、フラワーマーケットに遭遇。
コラージュみたいな雑多感、だけど調和。
ゴミ箱かと思ったら、古本
【展覧会感想】シナジー、創造と生成のあいだ
タイトルにある「創造と生成」はそれぞれ「アナログ」「デジタル」を指している。
企画を担当した森山朋絵(東京都現代美術館 学芸員)はこう語る。「アナログとデジタルは二項対立のように言われがちだが、その在り方を見直していきたい。そのあいだ生まれるシナジーや相乗効果に注目することで、人々の感覚を拡張していくきっかけになるのではないか」。
アーティストの荒井美波(1990〜)は、スマートフォンやPCなど
歩く、赴く、移動する
2月25日、東京都現代美術館 MOTコレクションの「歩く、赴く、移動する 1923→2020 特集展示 横尾忠則―水のように 生誕100年 サム・フランシス」を見てきた。
東京都現代美術館では、戦後美術を中心に、近代から現代にいたる約5700点の作品を収蔵しているとのこと。
今回、この展示会に興味持った理由は、率直にいうと、「サム・フランシス」が好きだからだ。この展示会のポスターに惹かれた