りん蔵 | アリマイリン

有馬いりん、妄想クリエイター。日々が喧騒。しみじみとした無常観。そんな世界の中で生きて…

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有馬いりん、妄想クリエイター。日々が喧騒。しみじみとした無常観。そんな世界の中で生きている。環境が変わるなら自分も変わらなくては。

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最近の記事

【フランス旅行 Day4】ようやくフレンチにありつける。

黄色いポスト。フランスではこれが主流らしい!? パサージュ巡り。フランス版アーケード式商店街。 天井にいろんなものがぶら下がっている。ちょっとワクワク。 不思議なお店。ディープな専門店ばかりで好き。急に現れるパサージュ。 前日から入念にリサーチをしていたお店、"Bouillon Chartier Grands Boulevards"へ向かう。決めては20,385 件のクチコミで4.0という高評価。さらにリーズナブル。これは嬉しい。 11:30 開店前から長蛇の列。か

    • 【フランス旅行 Day3】オルセー美術館は構造美。

      朝ごはん、エスプレッソとクロワッサンとバゲット☕️🥐🥖 おしゃれな雑貨屋さん。まさかの灰皿を買う。(父用) Fragonard の美術館。 香水の作り方や昔の人が使っていた小瓶、道具が展示されていた〜 香水は旅の時で持って行くほど大事。 こういう小さな小瓶、キーホルダーとして持っておきたい。 パッケージデザインに惹かれて。 これで40€だから香水の中ではリーズナブル。 タツノオトシゴ?龍?みたいな謎の生物が好き過ぎる。 オルセー美術館前の勝負飯!? 壁一面、抹

      • 【フランス旅行 Day2】ルーブル美術館はセレンディピティだ。

        2024/2/12 2日目はルーブル美術館を鑑賞。調べてみたらホテルからルーブル美術館まで徒歩5分という驚きの近さ。そこでヌフ橋を渡って、右岸へ渡る。 だがルーブル美術館内に飲食店は限られているという事前情報により朝ごはんはちゃんと食べようと考えた。そこで、美味しいバゲットを求め、ポン・ヌフ通りを闊歩する。 よくみたら、さば紋のような模様がある。いかにも動植物など有機的なモチーフや自由曲線の組み合わせを用いたアールヌーヴォーらしさが出ている。 "Boulangerie

        • 【フランス旅行 Day1】カルチエラタンを彷徨く。

          バゲット大賞で金賞を取ったお店で朝ごはん。 今回の旅行の醍醐味はなんといってもバゲットである。ひたすらバゲットを食べるのだ。 ベーカリーのガラスには大賞をとったマークが貼られている。他にもキッシュやクロワッサンなど部門がかなり細分化されている。 ホシムクドリさんに目をつけられる。 シテ島散歩中、フラワーマーケットに遭遇。 コラージュみたいな雑多感、だけど調和。 ゴミ箱かと思ったら、古本だった。 セーヌ川の色も街並みと足並み揃えている。 建物、重力に負けそう。お

        【フランス旅行 Day4】ようやくフレンチにありつける。

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        • 琳とする蔵~キラリと光るその一瞬を~
          86本
        • 英語ペラッペラになりたい。
          4本
        • 絵蔵/EKURA
          1本
        • プログラミング呟き
          4本
        • Unknown World
          1本
        • インスタ運用@lin_lin_foody
          4本

        記事

          【展覧会感想】シナジー、創造と生成のあいだ

          タイトルにある「創造と生成」はそれぞれ「アナログ」「デジタル」を指している。 企画を担当した森山朋絵(東京都現代美術館 学芸員)はこう語る。「アナログとデジタルは二項対立のように言われがちだが、その在り方を見直していきたい。そのあいだ生まれるシナジーや相乗効果に注目することで、人々の感覚を拡張していくきっかけになるのではないか」。 アーティストの荒井美波(1990〜)は、スマートフォンやPCなどの普及に伴い起きた「文字を書く」という行為の変化に着目、直筆文字ならではの時間軸

          【展覧会感想】シナジー、創造と生成のあいだ

          歩く、赴く、移動する

          2月25日、東京都現代美術館 MOTコレクションの「歩く、赴く、移動する 1923→2020 特集展示 横尾忠則―水のように 生誕100年 サム・フランシス」を見てきた。 東京都現代美術館では、戦後美術を中心に、近代から現代にいたる約5700点の作品を収蔵しているとのこと。 今回、この展示会に興味持った理由は、率直にいうと、「サム・フランシス」が好きだからだ。この展示会のポスターに惹かれたというより、その中の一部のアーティストの作品が見たい気持ちが強い。野外フェスのよ

          歩く、赴く、移動する

          フランス旅行1日目

          午前5時30分に目覚ましに叩き起こされ、30分で颯爽と朝の支度にかかる。 6時過ぎ、車で羽田空港に向かう。7時ぐらいに羽田空港に到着。だが2024年の2月10日は旧正月の初日かつ3連休の初日でもある。空港は人でてんこ盛り。保安検査まで長蛇の列。出発時刻、2時間前に着いたがなんやわんやでボーディング時刻ギリギリになってしまった。 エールフランスでは預け荷物は課金なのだが、飛行機の荷物棚が一杯一杯とのことで、ラッキーなことに無料で預けることができた。 やっぱ荷物が減るって楽だ〜

          鰭展

          森美術館へ向かう道すがら、ばったり発見した小さな展示「読む水族館 鰭展」。東京六本木の本屋「文喫」と札幌の水族館「AOAO SAPPORO」がコラボレーションした企画展だそうだ。 私は魚が好きだ。水族館に行くと、色とりどりの魚たちが水槽の中で泳ぐ姿に見とれてしまう。魚は見た目だけでなく、生き方や習性も多種多様で、その奥深さに惹かれるのだ。 そんな私にとって、六本木の本屋「文喫」で開催されている企画展「鰭展 読む水族館」は、まさに天国のような場所だった。この展示は、魚の鰭(

          私たちのエコロジー展

          六本木ヒルズ森美術館で開催されている「私たちのエコロジー」展。気候変動や環境問題など私たち人間が抱えている様々な課題を現代アートで問いかける展覧会となっている。 展覧会は、「全ては繋がっている」「土に還る」「大いなる加速」「未来は私たちの中にある」の4章で構成されている。 本展の特徴は、環境に配慮したアプローチだろう。輸送コストを減らすため、34人のアーティストに国内で作品を制作させ、新作が展示スペースの半分以上を占める。会場設営では、以前の展覧会で使用されたものを再利用

          私たちのエコロジー展

          【蜷川実花展】その一閃の中に

          Eternity in the moment 一瞬の中に存在する無限。展覧会を見た後、どことなくその感覚がわかったような気がした。 動画をさまざまなメディアを用いて見せている。特徴的な点はその多重性だ。 一つの時間軸ではなく、複数の時間軸を繋ぎ合わせている。音楽と同期するパッチワークのようだ。音楽に合わせて動画や構図を切り替える。 さらに、内容のみならず、情動も伝える。淡い、鮮明、逆光、フレアなど光の微かな違いを動画に落とし込んでいる。 会場は虎ノ門ヒルズ tokyon

          【蜷川実花展】その一閃の中に

          2023年→2024年

          明けましておめでとうございます!年末は紅白を見ながら、日本酒「鍋島」をゆっくり嗜みました。その後、ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービーを見て、年を越しました。なんとアマプラにあったことにびっくり。朝起きて早速シャインマスカットとさつまいもをパクリ。1日でシャインマスカット1房を食べ終わってしまった…。 2023年を振り返って 2023年の漢字は変幻自在、変化、変身の【変】。元々【気】だったが、あまり自分の覇気を変えることはできなかったな…。 思い返せば、1月には論文提

          チョコレートは叡智の結晶

          ウィリー・ウォンカ 12月23日、ウォンカを鑑賞した。大満足。 今の映画によくあるポリコレや問題(環境、人種、戦争)など全くその片鱗を見せなかった。今の世界とは全く違う世界線を見事に引いている。これこそ、私の思い描く【ファンタジー映画】である。 監督はポール・キング。ティムバートンではなかったが、その世界観はとても引き込まれるものであった。 ウォンカ演じるティモシー・シャラメは高い顔面偏差値に負けない演技力。その無垢な純粋さをキラキラさせていた。 見ている私まで、本当にチ

          チョコレートは叡智の結晶

          血のようなヘドロのような悲哀と憤怒の波に溺れる。

          原宿や表参道の混雑した通りにあるショッピングモールの3階にこの展示会はひっそりと開催されていた。 アニッシュ・カプーア_ 奪われた自由への眼差し_監視社会の未来 Anish Kapoor Looking at the Deprived of Freedom サーベイランスシステムがいつの間にか網の目のように街中に張り巡らされている。目に見えない「監獄の誕生」が現前化し、現代社会において私達が統制され監視されていることに気づかされる。 アニッシュ・カプーアの作品は人間存在

          血のようなヘドロのような悲哀と憤怒の波に溺れる。

          オラファー・エリアソン展「相互に繋がりあう瞬間が協和する周期」

          今回は、麻布台ヒルズギャラリー開館記念 オラファー・エリアソン展 相互に繋がりあう瞬間が協和する周期 に行ってきた。 会期:2023年11月24日(金)-2024年3月31日(日) 会場:麻布台ヒルズギャラリー(麻布台ヒルズ ガーデンプラザA MB階) オラファー・エリアソンはデンマーク生まれのアーティストで、彼の多様な作品と社会的課題へのアクティブな関与が国際的に注目されている。環境危機がアートシーンで重要なテーマとなる中、エリアソンは産業社会の在り方や人間以外の存在と

          オラファー・エリアソン展「相互に繋がりあう瞬間が協和する周期」

          自分の体がSFの舞台

          11月15日、有楽町駅すぐにあるSusHi Tech Squareの1階で開かれている展示会、「わたしのからだは心になる?」展に行ってきた。展示タイトルから「何だろう??」と思わせ、興味を引かせる。 わたしのからだは心になる?展 (tokyo.lg.jp) 猫やワームのような共存体が展示されていた。別の球状生命体もいて、それらが呼吸しているかのような印象を受けた。形状が異なることで人に与える印象が異なるな~と改めて再確認された。特に面白かったのは、最後に自分で形を考えて粘

          自分の体がSFの舞台

          視覚の傀儡師

          2023/10/22 デイヴィッドホックニー展に行ってきた。場所は東京都現代美術館である。 ホックニーが美術に対して様々な視座から向き合ってきたことを、各章で丁寧に紹介している。残念ながら、写真撮影は一部のみ。 とにかく色鮮やかで一目見て、美しいと感じさせる。構図も視線誘導させるように、1つの絵なのにも関わらず、その細部に視点を向けてしまう。おそらく意図的に誘導さえるよう設計したのであろう。 例えば、作品《ジョージ・ローソンとウェイン・スリープ》。右端に多くの余白を設け