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良い記事に求められる要素とは? (note編集部のおすすめ記事から考える)

「おお!note編集部の影響力ってこんなにすごいのか!?」

noteは日々創作活動を続けるために様々なサービスが実装されていますが、ダッシュボードもその一つですね。これまでの記事がどのような評価を得ているのか、記事間で比較したりランキングが出たりするので、創作活動の振り返りに非常に便利です。

と言いつつ、自分はそこまでダッシュボードを頻繁に見ていなかったのですが、今日久しぶりに覗いてみるとスゴイことが起こっていることに気付きました。

それは「note編集部におススメされた記事」の伸び率です。改めて支持される記事に必要な要素について考えます。

note編集部のおすすめの影響力

ちょうど10日前に書いたこちらの記事がnote編集部のおすすめ記事として紹介いただきました。

取り上げられていることに気付かず、別のnoterさんから「おすすめ掲載おめでとうございます」というコメントをいただき、はじめは「はて?」と混乱してしまいました。いずれにしてもたくさんの方に読んでいただけて嬉しい限りです。感謝しかありません。ありがとうございます。

これまで220近い記事を毎日コツコツ書いてきました。この記事もその内の1つです。「サウナ」というテーマを扱った記事で、どちらかというと自分の趣味を取り上げた感じです。いつもの記事よりも個人的な熱量が高めで、気楽に楽しく書いたのを覚えています。

今日ふとダッシュボードを見ると、全期間でのビュー数ランキングでこの記事が1位となっていました。そして何と1万ビュー越え。たった10日間で。

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私は毎日1記事書いているので220記事ということは220日間という時間が経過しています。それをたった10日間で抜き去り、あっさりと1万ビューを超えていました。たまたま今日気付いたので、1万ビューを超えたのはもっと早かったかもしれません。

あらためてnote編集部のおすすめのパワーを感じてしまいました。

狙って書くものではない

note編集部のおすすめ記事に取り上げていただくのは、たくさんの方の目にとまるのに絶大なパワーを持っているのは事実です。しかし、おすすめ記事になることを目指して書くものではないと思います。

なぜなら「おすすめ記事に載ること」が創作活動の目的ではないからです。取り上げられるとラッキーですが、あくまでラッキーなものという感じ。狙って書くものではないと思ってます。

創作活動の目的は人それぞれですが、そのお届け先はnoteの読者のみなさんであって、編集部さんだけではありません。ここを誤解すると、誰のための記事なのか迷走するように思います。

宝くじも同じですね。1度運よく1等をとると、また当たるのではないかという妄想にかられて湯水のようにお金を使い人生が狂っていく。おすすめ記事もあくまで「ラッキー」だと思って、自分を見失わないようにすべきですね。

支持される記事に求められる要素

とはいえ、今回の記事はたくさんの方の目に触れて、想像以上のスキをいただけました。自分が好きだと思ったことを書いたので、こんなにたくさんの方に共感頂けたのかと感慨深いものがあります。

そこで改めて「支持される記事」とはどういう要素を持ち合わせているのかを少し考えてみました。こんな方程式なのかなと思います。

書き手の熱量 ✖ 読み手の関心の幅 ✖ 読み手の関心の奥行 = 支持される記事

noteを日々書いている方は、自分の中から生み出される言葉や作品をアウトプットしている方です。そこには自分の中から湧き上がる「熱量」があります。「誰が何と言おうとこれを発信したい、誰かに伝えたい」そんなパッションが言葉となり、その言葉に読み手は心を打たれる。この熱量が低いとなかなか読み手にも響きません。まずは「書き手の熱量」が支持される記事の前提にあるように思います。

しかし、この「書き手の熱量」がいかに高くても、読み手とシンクロしなければ広く支持される記事にはなりません。支持される記事を「数(ビュー数)」で評価するなら、それを読む人の数、つまり間口の広さが必要です。その記事のテーマにどれだけ多くの人が関心を持つのかです。こだわり過ぎると狭すぎますし、当たり障りのないテーマになると、「他にもある」「知っている」となるので難しいところです。たとえよく知られているテーマでも「切り口が新しい」とか「独自の解釈」が入ることで関心の幅は広げられたりします。

「関心の幅」、つまりビュー数は商品のマーケティングで言い換えれば「トライアル」です。その記事を開いたということは「画像+タイトル+ヘッドラインの文章」だけで、「お、面白そうだな」と思わせることができたということ。新商品で言えば「店頭で手に取った」ということです。

「関心の奥行」は、内容の質への評価であり、数で言えば「スキの数」ということになろうかと思います。読んだ人が、これはためになった、参考になった、面白かったなど、どれだけポジティブな評価を得られるかです。商品でいうと、使いやすかった、美味しかった、また買いたいといった「リピート」の評価とも言えます。いくら「関心の幅」が広くても、実際に読んでみると中身が無いなとなると印象には残りません。

「自分の熱量」、「関心の幅」、「関心の奥行」これら3つが高次元で揃っている記事が、高く支持される記事になりえるのかなと思います。なかなかそのような記事を書くことはできませんが、今回のサウナの記事は、あとから振り返るとその要素がある程度揃っていたのではないかと思います。

真に価値ある記事は態度変容を促す

真に価値のある記事とは、それを読んだ後に「読者の行動が変わっていること」だと思っています。「それやってみよう」「なるほど取り入れてみよう」「買って読んでみよう」など何らかのアクションにつながり、読者の生活や人生に影響を与える記事が、本当に価値のある記事なのではないかと思います。

なかなかそこまでのパワーを持った記事を書くことは難しいですが、目指すは読後に認識・行動に変化が生まれることかなと思っています。

先にご紹介した記事も、読んだ後にサウナに行きたくなった、行ってみて体感できた、という人が一人でも多くいたら嬉しいなと思います。

まとめ

今回、「note編集部のおススメ記事」の影響力の大きさを改めて実感することになりました。よりたくさんの方の目に触れるのはとてもありがたいことだと思います。

一方で「有難い」=「有ることが難しい」という意味の通り、そんなに簡単におススメ記事になるわけはありません。そして、狙っておススメ記事を書くのも違うように思います。

改めて支持される記事の構造を考えた時に、自分の熱量 ✖ 関心の幅 ✖ 関心の奥行 の3つ要素の掛算が高い次元で表現された時に支持される記事となりえるのではないかと思います。自戒の念も含めて、このような記事を書けるよう精進したいなと思います。

日々目にするnoteの記事の中にも「なるほど!」「これはやってみよう!」と思える記事に出会います。その時は、高揚感を感じ、とても幸せな気持ちになります。そんな記事にこれからも出会いたいし、そんな記事が一つでも多く書けたらいいなと思います。

これからもnoteを通して、刺激と学び溢れる毎日を送れたらいいですね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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