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監視社会がビックビジネスを成功させた未来。
ニューヨーク生まれ、ニューヨーク育ちの元ジャーナリストRob Hartの代表作「The Warehouse 」を読みました。最初の7割がジョージ・オーウォル(1984)、最後の3割がレイ・ブラッドベリ(華氏451度)、という感じで大変面白かったです。
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世界は疫病により荒廃。失業者が爆発的に増え、異常気象が悪化し「 Cloud 」という会社が支配的な力を持つようになりました。 地球最大規模
同じ時代を生きる者同士が負うものとは/What We Owe Each Other
表紙に惹かれて購入したミノーシュ・シャフィクの「What We Owe Each Other」。
内容は、タイトルにあるとおり「私たちがお互いに背負っているもの」ということで、特に政治や経済システム、人生のそれぞれの段階における保障などの「社会契約」が実はもう機能していないのではないか、ということにフォーカスして書かれています。
社会契約がボロボロ…。「んなこと、わかっとる、だからどうすればいい
未来は古くて新しい。過去の選択が私を作り続けるThe Paper Palace
親による虐待やレイプシーンを含む本書は、アメリカで初版が出版された当初からかなり賛否両論があった一冊だったのですが、その一方で多くのBook Club (読書会)の課題図書としてピックアップされていた一冊でもあり、気になって購入したまま積読になっていたのを最近読みました。
大自然の描写が大変美しく、夏の終わりから涼しくなる初秋頃に読むのにぴったりな本書。「あんな本読むなんて時間の無駄だー!」という
「最高です!」としか言い表せないのが悔しいほど最高なアンディー・ウィアー最新作
世界的特大ヒットを記録したThe Martian (映画邦題・オデッセイ)の著書アンディー・ウィアーの最新作「Project Hail Mary」。今作も最高です!ウィアー様!!と叫びたくなるほど、とにかく面白かったです。
高校で化学の教師をしているRyland Graceは、ある日昏睡状態から目覚めます。Grace は宇宙船に乗っていて、地球とは異なる太陽系にいることを突き止めますが、一体なぜ
思い描いた人生を歩めない時、人はどう選択すべきか。ニューヨークタイムズ2021年ベストスリラー
新年です。私の住む街は数十年ぶりの寒波に見舞われ、強烈な寒さで明けました。
「寒い。寒い」といっていても寒さは変わらないので、ならばより寒さを感じる本でも読んでみよう、と思いたった元旦。
とてつもなく寒そうな北アイルランドを舞台にした「Northern Spy」という本書は、1960年代後半から1998年までの約30年間続き、3500人以上が亡くなった北アイルランドの領有権を巡るイギリスとIR
ナイジェリア生まれの新進作家が描く新ジャンルスリラー
次は何を読もうかな、と本屋をウロウロしていると「今年のベストブック」という棚を見つけました。
昨年から長くベストセラーに入っている本や、書店員の今年一押し本、新刊書をごちゃ混ぜにしたタイプの棚で、日本ではあまり見かけないタイプの棚だなぁ、と興味深く思いじっくり見ていると「My Sister The Serial Killer」「妹は連続殺人犯」というスリラー小説が目に止まりました。
本のタイト