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嶋中康晴のスポーツビジネスマガジン

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今まで書いた『スポーツビジネス』や『スポーツによる街づくり』に携わる記事をまとめています。
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記事一覧

【#えぞ財団】連載企画「#この人、エーゾ」㉛”スポーツを活かしたまちづくり”に挑戦中の苫小牧市議会議員・嶋中康晴さん~大好きなまちだから頑張れる。スタートラインに立った以上は全力で駆け抜けます~

【#えぞ財団】連載企画「#この人、エーゾ」㉛”スポーツを活かしたまちづくり”に挑戦中の苫小牧市議会議員・嶋中康晴さん~大好きなまちだから頑張れる。スタートラインに立った以上は全力で駆け抜けます~

もがきながらも新たなチャレンジをしているひとを紹介する「この人、エーゾ」。今回ご紹介するのは、嶋中康晴さん。社会で必要なことを学ぶための手段の1つである”スポーツ”というコンテンツに歩み寄り、今年の4月から苫小牧市議会議員として生涯スポーツの普及を目指し活動されています。議員活動の他にも大学の非常勤講師などを通して地域活性化に取り組み、スポーツの新未来を創り続けます。

夢の数は大人も子どもも関係

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スポーツ教室の設立・運営に必要な基礎知識

スポーツ教室の設立・運営に必要な基礎知識

私にとって、スポーツ業界の入り口は「スポーツ教室の経営」でした。

ここであえて「経営」という言い方をしたのは、募集・営業・サービス(指導)・売上管理・顧客管理の全てを担っていたからです。
この経験が私の原点であり、『スポーツを一生の仕事にしたい』という原動力にもなっています。

↓ 私の将来の夢に関してはこちら

今回はスポーツ教室を設立・運営する際に必要な基礎知識を3つ紹介します。
学ぶ姿勢さ

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何故『スポーツ指導者は怒ってはいけない』のか?

何故『スポーツ指導者は怒ってはいけない』のか?

まず、私自身は(特に選手が未成年の)スポーツ指導者が怒ることに反対です。

元バレーボール日本代表選手だった益子直美さんの『絶対に怒ってはいけないバレーボール大会』の活動はもちろん、この度設立された『一般社団法人 監督が怒ってはいけない大会』を支持しています。

しかし幅広く指導者の声に耳を傾けてみると、「時には厳しく怒ることも必要ではないか」「指導者が優しくては勝てない」など様々な声が聞こえてき

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スポーツ指導と収入の話し

スポーツ指導と収入の話し

『スポーツが仕事になる世の中に』

これは自分の自己紹介やプロフィールで言い続けている、私の人生の目標の一つです。

しかしそれは人生をかける価値があるだけあって、簡単ではありません。

自分だけ、自社だけの話ではなく、「そういう世の中にする」と掲げていますから、それは一人の力では到底成し遂げられませんし、だからこそ口にし続け、同志を集い、戦い続ける所存であります。

今回はその目標を達成するまで

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日本の未来をスポーツの普及で変える

日本の未来をスポーツの普及で変える

「スポーツが仕事になる世の中に」

「スポーツ社会事業という業界を作る」

「スポーツの力で未来の街づくり」

これは何度もお伝えしている、私が「頑張る理由」です。

夢なんてたいそうなものではなく、現実的に目指しているスポーツ界の未来。

そして最近、これを実現させるために必要なものが何なのか、はっきりと分かりました。

それは、スポーツの『普及』です。

意外と普通ですね。

しかし今回は、ス

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私の夢『スポーツ社会事業という業界を作る』

私の夢『スポーツ社会事業という業界を作る』

以前、「自分にできる志事」という記事を書きましたが、

その志事を通して叶えたい夢が3つあります。

①『スポーツが仕事になる世の中に』

②『スポーツ社会事業という業界を作る』

③『スポーツの力で未来の街づくり』

私はこれを「自分の使命」と位置づけ、日々のモチベーションにしています。

①については「自分にできる志事」で触れましたので、今回は②『スポーツ社会事業という業界を作る』について書き

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スポーツ選手のセカンドキャリアを活かせ

スポーツ選手のセカンドキャリアを活かせ

私はリーフラス株式会社というスポーツ業界の会社で、スポーツというコンテンツを唯一の武器に生きてきました。

この会社にいて思うのはまず「スポーツにはビジネスとして対価をいただく価値と魅力が十二分にある」こと。

そしてもう一つは、それとは相反して「選手のセカンドキャリアの悩みや相談を受けることが多い」という事実。

僅か20年程度ですが、この業界で生きる自分が感じている『スポーツ選手のセカンドキャ

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スポーツ業界で経営者を育てたい

スポーツ業界で経営者を育てたい

「スポーツじゃご飯が食べれない」

日本のスポーツ業界で未だによく聞く言葉です。

もちろん、お金のあるスポーツ関係団体も存在します。

しかしそれは殆どの場合、資金潤沢な親会社を持ちエンターテイメント性を活かせるプロスポーツ。もしくはスポーツ用品を扱うメーカーやアパレルブランドの話。

スポーツという純粋なコンテンツで稼いでいる企業・団体は極めて少ないです。

特に「稼いでいる」の定義を、「社員

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スポーツは「才能」が全てなのか

スポーツは「才能」が全てなのか

スポーツが持つ教育的なポテンシャルは疑う余地がありません。

「スポーツが持つポテンシャル」の記事はこちら

しかしスポーツの世界や音楽の世界ではよく、こんな言葉を耳にします。

「あの子は才能があるから特別」

「僕には才能が無いので努力しても無駄」

この言葉って、不思議な特徴があるんです。

それは「自分(自分の子供や自分のチーム)」が上手くいっていない時によく出る言葉。調子が良い時には

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スポーツは不要不急なのか

スポーツは不要不急なのか

この記事は2020年4月、新型コロナウィルスの猛威を最も受け、スポーツ業界全体が自粛せざるを得なかった当時に書いたものです。
この時の想いは今も変わらないですし、忘れてはいけないと思っています。
(↑ 2022年2月追記部分)

Ⅰ:答えはYes20年間スポーツを仕事にしていますが、決して自惚れたりはしません。

芸術やリゾートと同じように、いざ災害や社会的困難に見舞われた時、スポーツは真っ先に生

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スポーツ教育は、保護者の距離が子供の成長に影響を与える

スポーツ教育は、保護者の距離が子供の成長に影響を与える

スポーツ指導者として、スクールやクラブの運営者として、数百人・・・いえ、確実に1,000人以上の子供を見てきました。

それはその数とほぼ同じ数だけの親子関係を見てきたことにもなります。

今回は今まで見てきた、競技スポーツにおける子供と保護者の関係について書きたいと思います。

個人的な見解ではありますが、見てきた数が数だけに間違いなくその傾向はあると思います。

Ⅰ:子供は見ている聞いている子

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スポーツ施設に収益性を

スポーツ施設に収益性を

スポーツはメディアを賑わせるエンターテイメント性の高いコンテンツではありますが、スポーツ業界には昔から一つの大きな課題があります。

それは・・・

『箱(施設)にお金がかかりすぎて維持できない』

ことです。

今回はこの課題について問題提起と解決策の提案をしたいと思います。

Ⅰ:行政管理であるまず、スポーツ施設の収益性が低い理由の一つに、行政が管理していることがあげられます。

しかも、その

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体育とスポーツの違いを考える

体育とスポーツの違いを考える

今更なネタですが、体育協会がスポーツ協会に名称を変えました。

個人的な第一印象は、とても良いことだな、と。

子供の運動離れや体力低下、学校体育の問題点など肌で感じていましたので、これが一つの改革のきっかけになれば良い。そんな風に感じていました。

しかし学校教育やスポーツ関係者の中には、この変更に懐疑的な意見を持つ人も少なくありません。

それが何故なのか、耳を傾けてみると「そもそも学校体育の

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スポーツ少年団の未来

スポーツ少年団の未来

日本中で、あらゆる「スポーツ少年団」が数を減らしています。

表向きには「少子化・指導者不足という二大要素が原因」と言われていますが、本当にそうなのでしょうか?

今回は各地でスポーツ少年団が数を減らしている本当の理由を、個人的な推測も含めて書いていきます。

因みに「スポーツ少年団の定義」は下記を参照にしてください。

出典:「フリー百科事典ウィキペディア(Wikipedia)」

Ⅰ:少子化が

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